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ドラゴンクエスト・バトルロワイアル Lv10

1 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 22:37:43 ID:SmDCYgnF0
ドラクエのキャラクターのみでバトルロワイアルをしようというリレー企画です。
本家FFDQロワとは違い小規模に進めたいと思います。
クオリティは特に求めません。話に矛盾、間違いがなければOK。短期完結を目指します。
 ※キャラの予約制あり。
予約をする際は捨てトリで構わないのでトリップを付け、使用するキャラを全て明記して予約してください。
予約期間3日で、予約の書き込みから72時間が経過すると予約解除として扱います。
ただし事前または期間中に申請を行えば、予約期間を7日に延長することができます。
「予約キャンセル」等、予約に関することは他の書き手さんが検索しやすいように必ず「予約」の文字を入れてください。
 もし投下作品に不安があるのなら、総合掲示板の「投下SS一時置き場」でアドバイスを受けてください。


詳しい説明は>>2以降で。
【前スレ】(これ以前の過去スレはまとめサイトでどうぞ)
ドラゴンクエスト・バトルロワイアル Lv9
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1205632822/
ドラゴンクエスト・バトルロワイアル Lv8
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1191073718/


【避難所】 DQBR総合掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/game/30317/
【旧まとめ跡地】 ドラゴンクエスト・バトルロワイアルまとめサイト
http://www5.pf-x.net/~dqbr/
【まとめサイト(携帯用)】 ドラゴンクエスト・バトルロワイアル保管庫@モバイル
http://dq.first-create.com/dqbr/
【まとめサイト(wiki)】 ドラゴンクエスト・バトルロワイアル仮まとめwiki
http://dq.first-create.com/dqbr/wiki/wiki.cgi
【絵師スレ】 DQBRお絵かき掲示板
http://bbs3.oebit.jp/dqbr/

2 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 22:39:11 ID:2VxyhJGU0
まんこ

3 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 22:58:41 ID:c5t+Toly0
ならばこっちはちんこ

4 :説明貼っておくべきか?:2009/01/01(木) 23:39:24 ID:qcK8J7Ys0
----基本ルール----
 全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
 勝者のみ元の世界に帰ることができ、加えて願いを一つ何でも叶えてもらえる。
 ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
 プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。


----放送について----
 スタートは朝の6時から。放送は朝6時と夜18時の1日2回、12時間ごとに行われる。
 放送は各エリアに設置された拡声器により島中に伝達される。
 放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去12時間に死んだキャラ名」
 「残りの人数」「主催者の気まぐれなお話」等となっています。


----「首輪」と禁止エリアについて----
 ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」を填められている。
 首輪が爆発すると、そのプレイヤーは死ぬ。(例外はない)
 主催者側はいつでも自由に首輪を爆発させることができる。
 この首輪はプレイヤーの生死を常に判断し、開催者側へプレイヤーの生死と現在位置のデータを送っている。
 24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ。  
「首輪」を外すことは専門的な知識がないと難しい。
 下手に無理やり取り去ろうとすると首輪が自動的に爆発し死ぬことになる。
 プレイヤーには説明はされないが、実は盗聴機能があり音声は開催者側に筒抜けである。
 なお、どんな魔法や爆発に巻き込まれようと、誘爆は絶対にしない。
 たとえ首輪を外しても会場からは脱出できないし、禁止能力が使えるようにもならない。
 開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
 禁止エリアは3時間ごとに1エリアづつ増えていく。

5 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 23:40:03 ID:qcK8J7Ys0
----スタート時の持ち物----
 プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
 ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
 また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
 ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を配給され、「ザック」にまとめられている。
 「地図」「コンパス」「着火器具、携帯ランタン」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「支給品」
 「ザック」→他の荷物を運ぶための小さいザック。四次元構造になっており、
       参加者以外ならどんな大きさ、量でも入れることができる。
 「地図」 → 舞台となるフィールドの地図。禁止エリアは自分で書き込む必要がある。
 「コンパス」 → 普通のコンパス。東西南北がわかる。
 「着火器具、携帯ランタン」 →灯り。油は切れない。
 「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
 「食料・飲料水」 → 複数個のパン(丸二日分程度)と1リットルのペットボトル×2(真水)
 「写真付き名簿」→全ての参加キャラの写真と名前がのっている。
 「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
 「支給品」 → 何かのアイテム※ が1〜3つ入っている。内容はランダム。


※「支給品」は作者が「作品中のアイテム」と
 「現実の日常品もしくは武器、火器」の中から自由に選んでください。
 銃弾や矢玉の残弾は明記するようにしてください。
 必ずしもザックに入るサイズである必要はありません。
 また、イベントのバランスを著しく崩してしまうようなトンデモアイテムはやめましょう。
 ハズレアイテムも多く出しすぎると顰蹙を買います。空気を読んで出しましょう。

6 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 23:41:00 ID:qcK8J7Ys0
----制限について----
 身体能力、攻撃能力については基本的にありません。
 治癒魔法については通常の1/10以下の効果になっています。蘇生魔法は発動すらしません。
 キャラが再生能力を持っている場合でもその能力は1/10程度に制限されます。
 しかしステータス異常回復は普通に行えます。
 その他、時空間移動能力なども使用不可となっています。
 MPを消費するということは精神的に消耗するということです。
 全体魔法の攻撃範囲は、術者の視野内ということでお願いします。


【本文を書く時は】
 名前欄:タイトル(?/?)
 本文:内容
  本文の最後に・・・
  【名前 死亡】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
  【残り○○人】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。


【本文の後に】
 【座標/場所/時間】


 【キャラクター名】
 [状態]:キャラクターの肉体的、精神的状態を記入。
 [装備]:キャラクターが装備している武器など、すぐに使える(使っている)ものを記入。
 [道具]:キャラクターがザックなどにしまっている武器・アイテムなどを記入。
 [思考]:キャラクターの目的と、現在具体的に行っていることを記入。
 以下、人数分。

7 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 23:41:55 ID:qcK8J7Ys0
【作中での時間表記】
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 真昼:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24


━━━━━お願い━━━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活はどんな形でも認めません。
※新参加キャラクターの追加は一切認めません。
※書き込みされる方はスレ内を検索し話の前後で混乱がないように配慮してください。
※参加者の死亡があればレス末に必ず【○○死亡】【残り○○人】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※具体的な時間表記は書く必要はありません。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※その他詳細はスレでの判定で決定されていきます。
※放送を行う際はスレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーはスレでの内容により決定されていきます。
※主催者側がゲームに直接手を出すような話は極力避けるようにしましょう。

8 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 23:43:21 ID:qcK8J7Ys0
主催者:大神官ハーゴン
管理役:悪魔神官


【参加/死亡者リスト】


2/5【DQ1】○アレフ/●ローラ姫/○竜王/●死神の騎士/●ドラゴン
1/5【DQ2】●アレン/●ランド/○マリア/●リア/●バーサーカー
1/5【DQ3】○アリス/●サマンサ/●フィオ/●カンダタ/●ヒミコ(オロチ)
1/5【DQ4】●アリーナ/●クリフト/●トルネコ/○ピサロ/●ルーシア
0/5【DQ5】●リュカ/●ビアンカ/●フローラ/●レックス/●ゲマ
0/5【DQ6】●ハッサン/●バーバラ/●ミレーユ/●テリー/●ドランゴ
1/5【DQ7】●アルス/●キーファ/●マリベル/●メルビン/○フォズ
1/5【DQ8】○エイト/●ゼシカ/●ククール/●トロデ/●マルチェロ
0/3【 J .】●アトラス/●バズズ/●ベリアル


計7/43名

説明ここまでかな?

9 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/01(木) 23:56:36 ID:/FjGdCxN0
>>1
早速だが修正

【まとめサイト(携帯用)】 ドラゴンクエスト・バトルロワイアル保管庫@モバイル
http://dqbr.roiex.net/
【まとめサイト(wiki)】 ドラゴンクエスト・バトルロワイアル仮まとめwiki
http://dqbr.roiex.net/wiki/wiki.cgi

10 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/02(金) 13:23:30 ID:tgixDnYk0
新スレ乙
まったりと進めていこう

11 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/02(金) 13:30:01 ID:XB0mr1ch0
>>1


12 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/02(金) 16:22:46 ID:vzUJrEUVO
仄暗い井戸の底から>1&テンプレ乙!
今年こそシドーさま大活躍

13 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/02(金) 19:50:26 ID:GdBp7tnD0
神の目の届かぬ空間からあけましておめでとうございます。

14 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/02(金) 20:59:38 ID:D+z/vx1T0
あけおめ!
また会えてうれしいぜお前ら!

15 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/03(土) 15:29:54 ID:uZNEOd4k0
今のとこリアルが追い付いてないけど見捨てる気はさらさらないぜ

16 : ◆vtdlG1Il1I :2009/01/03(土) 22:59:38 ID:zIogXnqO0
クオリティ求めないんだよな?気軽に投稿していいんだよな?な?


アリス、アレフ、エイト、フォズ予約。


片手で足りるレス数になると思います。

17 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/03(土) 23:01:01 ID:uZNEOd4k0
おーけー
矛盾にだけ気をつけて
待ってるよ

18 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/04(日) 00:33:44 ID:sHUFlkN0O
予約キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
頑張ってください!

19 : ◆vtdlG1Il1I :2009/01/04(日) 17:06:54 ID:2ZXYgPr/0
今から投下します。本当に短いです。

20 :目覚めの時(1/3) ◆vtdlG1Il1I :2009/01/04(日) 17:09:43 ID:2ZXYgPr/0




太陽
 それはすべての命の源
 万物の祖、揺らぎ無き勇気を携えた者



 それはすべての命を繋ぎ合わせるもの
 時をかけ、意志ある絆を伝えていく者



 それはすべての命の標となるもの
 闇の中、明日への約束をかかげる者



 それはすべての命そのもの
 等しく輝き、照らし合う世界を流れる者



 それは――この世界に存在した43の光




21 :目覚めの時(2/3) ◆vtdlG1Il1I :2009/01/04(日) 17:10:33 ID:2ZXYgPr/0

『鐘』が鳴るその瞬間、
眠りに就いていたアリス、アレフ、エイト、フォズはふと目を覚ました。

だがそれは明確な覚醒ではなく、疲労に塗れた体を動かすまでには至らない。
アレフはロトの剣を枕にしたまま、エイトは額を机に押しつけたまま、
アリスとフォズは運ばれた寝台に身を沈めたまま、意識をさ迷わせていた。


(夢? 今、俺は夢を見ていた?)
(優しい……女性の、声? 母親……? いや、違う。もっと違う大きな、何か……)
(声じゃない。気配が通り過ぎて行っただけ。でも私はこの気配を知っている)
(……ルビス様。そうだ、私はマリアさんに話をきかなければ――)


フォズの首に下げられたルビスの守りが微かに光を帯びた。
しかし、悪意に満ちた『気』が蠢き始めると、優しげな気配は、かき消された。



今はまだその時ではない。だが……。
残った4つの宝石は暗い色を落としながら、目覚めの時を待ち望んでいるようであった。





22 :目覚めの時(3/3) ◆vtdlG1Il1I :2009/01/04(日) 17:11:20 ID:2ZXYgPr/0

【E-4/勇者アリスの家一階/(放送直前)】

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6 MP4/5 左足に刺傷(治療済み)
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす
    (爆破阻止方法は実践してみたいとひそかに考えている)
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。

【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1/7
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 無線インカム
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意


【E-4/勇者アリスの家二階/(放送直前)】

【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP2/5
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損)
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る

【フォズ@DQ7】
[状態]:HP4/5(回復中) MP4/5 内臓に軽症(治療済み)神秘のビキニの効果によって常時回復
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) ルビスの守り(命の紋章)
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)奇跡の石 脱いだ下着 ドラゴンの悟り
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 5つの紋章についてマリアに話を聞く


23 : ◆vtdlG1Il1I :2009/01/04(日) 17:12:15 ID:2ZXYgPr/0
投下おわり。進展も何もなくてごめん。
勢いで書いたのでおかしいところがあったら容赦なく突っ込んでもらいたいです。

24 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/04(日) 18:03:57 ID:oAIi1hCfO
乙!
ルビスの守りの存在を忘れかけてたよーナイスフラグキャッチ!
次あたり放送?

25 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/04(日) 21:12:43 ID:y8fslmy1O
投下乙!
すべての紋章が揃うとき、いったい何が起こるのか。
命の紋章は輝いた、あとはどうなるこっやら

26 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/04(日) 23:45:24 ID:5E/F1TBC0
投下乙!短くても全然おk。
このルビスの守りが今後どう影響してくるのか…

この調子で書き手さんが増えてくれることを切に願う。

27 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/07(水) 00:53:03 ID:+thRvRSVO
次あたり放送期待保守

28 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/08(木) 23:48:16 ID:fCB+Kx3Y0
年末年始忙しくてスレ見られなかったとおもったら短編来てた!!
久々にポエム調でサクッと読める(しかもルビスの守りフラグ)SSを読めた気がします。投下乙!!

29 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/11(日) 10:14:58 ID:MHaUnJRnO
保守
久々に読み返したらやはりいいわ
さらりと読めるし

30 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/12(月) 22:11:41 ID:02nJXFX80
ネメシスことメリッサ嬢は俺の嫁。
妖艶な邪神官っていいなぁ。

31 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/14(水) 00:39:24 ID:unMn9/NLO
では、清純派ロリッ子のダーマ神官は俺の嫁ということで

32 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/14(水) 05:46:36 ID:vSpXT+oOO
つんでれゴンさんはもらっていきますね

33 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/14(水) 13:27:21 ID:99OiH32XO
ダレモイナイ…ロトノユウシャサマモラウナライマノウチ

34 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/14(水) 20:10:13 ID:JqWSjOOV0
どうぞどうぞ

35 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/15(木) 10:26:43 ID:szvuDjtK0
>>33
ウホッ!いいアレフ!

36 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/15(木) 14:31:08 ID:/MnMUASHO
>>32
ドラゴンライダー乙

37 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/15(木) 19:12:03 ID:FJt0e8k20
ちょっとアレンに乗ってコンビニ行ってくる。

38 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/15(木) 20:50:24 ID:TboGi2Ye0
>>37
2主のアレン?
死体連れ歩いてたら捕まるぞ

39 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/17(土) 20:59:19 ID:MaNqsB740
アレンならナジミの塔のふもとで埋葬されています

40 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/20(火) 00:23:58 ID:lC4l6FII0
保守するぜ!

41 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/20(火) 06:15:46 ID:HLkMynIP0
>>39
アレンはククールが自分のマントをかけて弔いはしたけど
埋葬はされてなかった気がする

42 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/20(火) 19:15:51 ID:CR2yJ7rcO
何げにマリアって因縁の相手(ベリアル・アトラス・バズス)と戦ってないよな
戦闘でも目立って活躍してないし・・・どちらかと言うとやられ役の気が

43 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/22(木) 21:42:25 ID:FTkzRDYj0
そういえば因縁の相手とのバトルは華麗にスルーしてるな。
因縁同士でぶつかったのって意外と少ない気がする。
ランドとベリアルくらいじゃね?不意打ちだったけど。

44 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/22(木) 22:02:53 ID:SD9SCOJT0
ヒミコとアリスとか

45 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/22(木) 22:05:45 ID:aYraVezN0
マルチェロとククールも

46 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/24(土) 00:50:34 ID:gSUVxihP0
そもそもその因縁の相手が
DQ1がアレフと竜王
DQ3がアリスとヒミコ
DQ5がリュカとゲマ
DQ8がククールとマルチェロ
DQ2のロトの子孫3人とジョーカー3人。
ジョーカーは相手構わず派手に死ぬのが仕事だし
遭遇率はそれなりと言えなくもないと思う。


47 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/25(日) 19:19:19 ID:R4Iai5Ot0
せっかくのクロスオーバー企画かつ殺し合いって設定だから
同じ作品同士よりも他作品同士のほうがwktkするのも確かだけどなw
でも、ククールとトロデのオッサンの掛け合いは一時の清涼剤の一つだったことは確か。
あとローラとゴンさんとか。

48 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/25(日) 21:14:22 ID:fvKe+++30
同作品で再会したキャラ一覧

アレフと竜王
ローラとゴン

ランドとベリアル
マリアとリア

アリスとカンダタ
アリスとヒミコ

クリフトとトルネコ
トルネコとピサロ(通信のみ)

ハッサンとテリー

エイトとトロデ
エイトとマルチェロ
ククールとトロデ
ククールとマルチェロ
トロデとマルチェロ

49 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/26(月) 04:54:32 ID:9msBHnUBO
今回のバトロワは5の扱いひどかったなw
活躍したのマーダーとしてレックスとフローラ位か
ビアンカと主人公はあんなやられ方だし

50 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/26(月) 23:04:08 ID:Mz4eSKEp0
そしてレックス一人に全滅させられる6人間勢w

51 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/27(火) 09:15:13 ID:CPY4CmRZO
ロワ企画においては、6勢はあんまり良い目を見てない気がする。

52 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/27(火) 11:11:41 ID:TKKf6fgvO
なあに、リメイク出たら大活躍さ

53 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/27(火) 23:44:07 ID:As6JxiAXO
チャモロが満を持して登場ですね、わかります

54 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/28(水) 11:03:01 ID:+0FSG6Tr0
6,7は職業状態によってはバランスブレイカーだからなあ。
いくつくらいがいいんだろう、書き手任せか

55 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/28(水) 20:26:26 ID:oreTSXV20
>>53
もちろん支給品として登場ですな、わかってらっしゃる

56 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/28(水) 20:30:30 ID:n1qTww620
そういやロワじゃ一度も出てなかったんだったかチャモロ。
アモスすら出てるっつーのに。まぁ、殺し合いの場に呼ばれてなくて幸せと考えた方がいいかもしれんが。

57 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/28(水) 20:32:22 ID:BIL2/LXK0
アモスは2ちゃんねるでは結構人気

58 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/29(木) 21:53:16 ID:wq2AdklsP
ちっとも短期決着でなかった件。

59 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/29(木) 23:13:17 ID:Qsn201XX0
そりゃあクオリティがちょっと下がったら大爆発するところだし

60 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/01/30(金) 11:07:11 ID:rkcse1ZBO
>>53
そして杖のほうが役に立つんですね、わかります

61 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/02(月) 05:46:38 ID:GO8UL/F3O
杖もロワで見掛けないな、そういえば。

62 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/02(月) 07:05:37 ID:J9ybSdJu0
ゲントの杖のことか?
回復のための杖だし、制限かかるとその効果も微々たるものだから
ロワではあまり有効活用できないのかもな

63 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/02(月) 14:58:04 ID:FxHD0uN+0
祝福の杖ならここでも出てたんだけどね

64 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/02(月) 15:00:34 ID:RHfv7ost0
祝福の杖のほうがメジャー
で、ゲントの杖は祝福の杖と効果がかぶってる

それだけのこと

65 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/02(月) 20:28:12 ID:qPaGAyw70
便利すぎるアイテムは次々メガンテで消されていったな…。
ククールもある意味祝福の杖に殺されたのかもしれん。

66 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/02(月) 22:50:30 ID:J9ybSdJu0
そんな中地味に活躍した地味な回復アイテム奇跡の石。
生き残れたのはやはり地味だからか

67 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/05(木) 22:44:11 ID:qKVy2LpzO
伸びてると思ったらチャロモ談義だったときの衝撃を俺は忘れない

68 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/07(土) 07:38:23 ID:5iD/z6YiO
第二回放送以降死者まとめ

ローラ
トルネコ
キーファ
トロデ
マルチェロ
(竜王)

禁止エリアって書き手に任せるの?

69 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/07(土) 14:19:44 ID:43MJL9wDO
今更禁止エリアの影響もないようなもんだし、好きに決めてもらって問題ないだろう

70 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/07(土) 16:01:53 ID:t8XfD8YQ0
ないこともないが…
アリアハンが禁止エリアになるとな

71 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/07(土) 22:11:24 ID:VgNbe8F3O
>>67
そしてさりげなく名前を間違えたのを俺は見逃さない

72 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/09(月) 00:30:10 ID:p9UvoAj+O
見逃してくれよ、な!な!

73 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/09(月) 00:34:09 ID:0x38H/o10
いいえ

74 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/09(月) 14:29:19 ID:UwFuOt92O
見逃せません
そうですよね?ガンダタ。

75 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/09(月) 23:29:59 ID:U5wYW6G3O
だから名前間違えるなwwwwww

76 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/11(水) 23:18:00 ID:xBULgpNrO
ウガンダとカンダタって似てるよな?

77 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/13(金) 04:48:43 ID:/J0XHszaO
カレーは飲み物

78 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/13(金) 08:17:12 ID:kb5jEbW9O
アリーナの聖水は飲み物

79 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/13(金) 17:15:08 ID:VBdVN0NeO
 ザ ラ キ

80 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/13(金) 21:46:16 ID:eMapSOLf0
つまんない流れだな
まだ保守だけの方がマシ

81 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/14(土) 02:25:47 ID:QaUwXRTCO
黙れ小僧

82 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/15(日) 04:13:40 ID:7bepYIaGO
ルーラ!

83 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/17(火) 11:56:45 ID:gFBBraRuO
保守

84 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/19(木) 12:12:27 ID:WjUXlnEi0
保守

85 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/20(金) 04:39:51 ID:Y46NKKP1O
二日に一辺保守すんなよ欝陶しい
一月くらい経たなきゃ落ちやしねえよ

86 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/23(月) 21:44:50 ID:JoWAYzNs0
久々に来たのでおさらいにプロローグから全部読み返してくるわ

87 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/02/27(金) 18:25:18 ID:vjABusMM0
保守

88 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/02(月) 19:54:03 ID:VmHP6DKm0
スカラ

89 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/04(水) 07:14:40 ID:xXD4o8WvO
終わり

90 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/04(水) 07:53:40 ID:zF8ycDLPO
終わらない


91 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/05(木) 21:38:24 ID:qL66kwxCO
最近ドラクエロワ読んですっかりハマってしまったわけだが一年近く更新されない現実

俺にできることは保守ぐらいだ…

92 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/05(木) 22:16:19 ID:MzsvA0j40
一応数ヶ月に一度は動いてるぞ

93 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/06(金) 19:28:45 ID:TD0IIOFnO
なんとなくあげてみるか…

94 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/09(月) 00:10:13 ID:JDfYlGl90
アストロン

95 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/11(水) 01:52:48 ID:x0GcK8YnO
俺の股間もアストロン
マリアにラリホー掛けて犯したい

96 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/13(金) 23:47:13 ID:VJPYyM0E0
ピオリム。そしてクリフト的ピエロキャラカムバック。
今にして思えば彼のピエロっぷりが懐かしいよ。

97 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/15(日) 11:43:27 ID:AJ9yYyiHO
懐かしいといえばマルチェロもそうだな。
序盤こそ空気だったけれど、一貫してリアリスト振る舞ってたのが
終盤どんどんぶち壊されていくのはたまらなかった。

98 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/18(水) 05:01:27 ID:yu/+RH7JO
マルチェロは、まさかこんなに活躍するとは思わなかったなー

99 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/19(木) 22:26:48 ID:1AnWFdgG0
マルチェロはククールを殺した瞬間出世した気がする。
そう考えるとククール=マルチェロの疫病神だったのかもしれない。
でもそれがエイトやトロデの怒りを買ってどん底に…。うーむ因縁というものは深いなぁ。

100 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/22(日) 23:42:45 ID:4oGGh+it0


101 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/23(月) 04:43:04 ID:hffp9PuQO
保守ばっかしてるのいい加減にしろって。お前保守の意味知らないだろ
最後の書き込みから三、四週間くらい後にすれば十分なんだよ

102 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/23(月) 05:12:09 ID:Vr/1QKKc0
圧縮があった時には、2、3日程度の空きでも
潰されるケースがあることを俺は何度か経験しとるんだが…

現にこのロワの前スレが、去年12月29日に最後の書き込みで
その後3日しか空いてないのに、今年1月1日の段階でdat落ちしとる。
だからこのスレが再建されることになったわけだが。

103 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/24(火) 07:26:52 ID:hKbkkI530
>>99
疫病神というよりはストッパーだったのかもしれないなぁ。
ククールを殺したことで歯止めがきかなくなって
もう後戻りできなくなった、という印象もある

104 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/24(火) 19:57:32 ID:AkWKA9SdO
ククールも色んな分岐点だよなぁ
アレンと竜王だったり、マルチェロ、トロデ、エイト
緑の人にマホトラかけたのもククールだよね

105 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/27(金) 21:00:34 ID:aPDmfsVd0
そんなこと言うなら全キャラ分岐点たりうるよ

106 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/28(土) 12:45:40 ID:lzDpRx/h0
ロワ企画初参戦の癖に何このククールの汎用性の広さwww
そういや杖さえ持てばMPいらずの無限回復マシーンだったなぁ。

107 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/03/28(土) 21:20:40 ID:cBk/3KAp0
ククールは、ペガサス復活のきっかけにもなってるしな。
死んだ後で名前の出てくる回数はトップかもしれん。
その一方で、エイトはもう少しゼシカの事も思い出してやってほしいと思う。
ゼシカって顔面破壊されて、野に打ち捨てられたままだよね?
埋葬までしてもらえたククールと比べ、あまりに不憫だ。

108 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/01(水) 12:04:26 ID:WMnZr6fYO
保守

109 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/04(土) 13:13:24 ID:YD8alBQQ0
>>107
そんなこといったら同じく遺体放置のマリベルやフィオも悲惨だ。
彼女らの場合遺体を発見されていないor発見されても埋葬できる余裕が無かったっていう
免罪符があるから仕方ないが
何度も通路として利用された場所にありながら、遺体を放置されっぱなしで瓦礫に埋もれた
アリアハン地下牢屋のアルスとバーバラが哀れすぎるw

110 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 17:41:45 ID:G8y7JtbL0
アルスとバーバラは傍通る人はいても、皆切羽詰ってたからな
一番不憫なのは皆埋葬して貰ってるのに一人だけ死体放置のバーサーカーではないかと

ところで、今水面下で放送どうするとかの話進んでるんだろうか?
無いなら続き書いちゃっても大丈夫かな

111 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 18:33:29 ID:KVX1NWCbO
大丈夫じゃないかな。
リレー小説なんだし思い付いた人が続き書けばいいと思う。

112 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 18:42:40 ID:G8y7JtbL0
>>111
有難う。じゃあちょっと第三回放送……というか主催側話書いてみる
投下出来そうでも出来なさそうでも9〜10時くらいにもう一回ここ覗くので
必要なら鳥はその時に

113 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 18:48:48 ID:JOBR5fUh0
話し合おうにもこないだチャットが消えたからな、書き手間で連絡取れてるか自体が不明
さらに言うなら書き手間とか言えるほど書き手が残っているかも不明

114 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 22:15:24 ID:6HvHauOJO
放送の次の展開を一応考えてはいるな

115 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 22:29:13 ID:G8y7JtbL0
ごめんなさい、もう少し時間掛かりそうです
11時くらいまで粘ってみて書きあがりそうになかったら
鳥付けて明日にしようと思います

116 : ◆inu/rT8YOU :2009/04/05(日) 23:19:41 ID:G8y7JtbL0
修正してたら推敲の時間取れなくなったので投下は明日にさせて頂きます
時間はまた明日。度々申し訳ございません。とりあえず鳥置いていきます

先に言っておくと多分に問題作になるかと思われますが、
暫く投下なかったっぽいので一発投下して皆様の判断に委ねたいと思います

117 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/05(日) 23:27:35 ID:JOBR5fUh0
…ものすごく懐かしい鳥を見ておじさん涙出てきた
明日の投下期待してる

118 : ◆I/xY3somzM :2009/04/06(月) 00:50:39 ID:8tPZVrfnO
期待して待っています
この春何かが起きる!

119 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 00:52:38 ID:LYPASJ7o0
まだ書き手が少しでもいてくれて嬉しいよ
明日の投下お待ちしてます

120 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 06:58:48 ID:T+gXccfTO
投下wktk

121 : ◆inu/rT8YOU :2009/04/06(月) 21:29:58 ID:NiAVZVoz0
ただいまです。今からちょっと修正しつつ推敲して、
10時くらいには投下出来るんじゃないかと思います。
当方PC不調につきもたつくかと思いますが、何卒よろしくお願いします。

122 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 21:48:31 ID:fryIrUuF0
おかえりなさい。あせらずじっくり煮詰めてください。

123 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 21:51:42 ID:LYPASJ7o0
あくまで自分のペースで頑張って。
投下お待ちしております

124 : ◆inu/rT8YOU :2009/04/06(月) 22:07:01 ID:NiAVZVoz0
お待たせしました。投下します。

125 :鐘は止まない ―第三回放送直前―:2009/04/06(月) 22:10:18 ID:NiAVZVoz0
 逢魔が刻。邪神の箱庭の片隅で、
竜の王が闇のくびきから解かれ、白銀の魔王が、月を冠する都の王女が不吉な調べに空を仰ぐそれよりも。



 時刻はわずかに遡る。



 神の眼も届かない場所、闇に抱かれし邪神の神殿にて。

 かつん、かつんと磨り減った石畳に踵を鳴らし、祭礼の間へと急ぐ人影が一つ。
 妙齢の女、と見えた。
素顔をのっぺりとした仮面で包み、簡素な神官衣の上に深蒼のマントを羽織って身体の線を覆い隠してなお、
その背を流れる眩い銀糸、すらりと伸びたその立ち姿だけでも人目を惹かずにはいられないほどに美しい。
女は――悪魔神官ネメシスは、ネクロスを探しがてら立ち寄った盗聴管理室で見たゲームの推移を思い、仮面の下で柳眉を寄せた。

 先程確認したところによると、現段階での生存者は七名。
数字だけを見れば順調な経過とも見えるが、ゲームに乗った最後の参加者が死亡したことで、実のところゲームは破綻しかけている。
もっとも、いかに生存者たちが殺し合いを嫌ったとしても、破壊神の御力を借りたハーゴンが施した幾重もの結界から逃れる術が無い以上、
共倒れを避けるにはいずれ彼らも殺し合いを再開する他なくなるはずだが、
万一、それでも彼らが殺し合いを拒み続けた場合――二十四時間後に待っているのは全員の爆死。
それではこのゲームのもう一つの目的である破壊神の依り代の選定は達成出来ない。

(ハーゴン様はもう、この事態をご存知なのでしょうか)


126 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 2/12:2009/04/06(月) 22:12:12 ID:NiAVZVoz0
ハーゴンが更なる惨劇を望むのであれば生き残りの誰か――
選ぶなら到底破壊神の御眼鏡には適いそうもないあの幼い聖女か、
若しくはムードメーカーらしい勇者ロトたる小娘辺りか、とネメシスは考える――の首輪を爆発させ、
無理矢理にでも殺し合いを再開させることも出来ようが、
もしハーゴンがこの状況を把握し、その上で敢えて放置しているというなら独断でネメシスが手を出すわけにはいかない。
 まずは速やかにこの状況を報告し、指示を仰がねば。

 耳上から零れ落ちる髪を苛立たしげに掻き揚げて、ネメシスは回廊を急ぐ。
静まり返った回廊に彼女以外の気配はない。
シドー降臨の儀式の準備と聖杯の制御の為に、彼女の配下は数刻前から祭礼の間に向かわせていたし、
ハーゴンじきじきにゲームの参加者の監視以上の任務――破壊神の降臨に伴う場の乱れを鎮めているに違いない――を任されたネクロスと彼の配下も、
これまで姿が見えないことから察するに、今頃祭礼の間に詰めているのだろう。
ただ一人、連絡用に手元に残していた部下のうちで最年少の少女は、
盗聴管理室で現在のゲームの状況を把握したネメシスが報告の必要性を呟いた途端、

「ネメシス様に無駄足を踏ませるわけにはいきませんから!」

ハーゴンに目通りが叶うか確認してくる、と勢い込んで部屋を飛び出したきりまだ戻らない。
かつてロンダルギアに神殿を構えていた頃より随分と信徒も数を減じてしまっている、
儀式の安定の為の人手が足りず、少女もそのまま再臨の祈りに参加し、戻れずにいるのかもしれない。
でなければ、途中でばったり少女の想い人であるあの幼げな顔立ちの少年にでも出くわして時間が経つのを忘れているのか。
(仮にそうだとしても、新世界で恋人と過ごす日々を考えるだけで早まる己の鼓動を思うと
ネメシスは少女を強く咎めたてる気にはなれなかった)



127 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:13:08 ID:fryIrUuF0
 

128 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 3/12:2009/04/06(月) 22:14:10 ID:NiAVZVoz0
 そうして今、この場にいるのは彼女一人。
なればこの静けさは当然のことのはずなのに、何故だかちりちりと耳奥を灼くような違和感がひっきりなしに彼女を苛み、
気付けば静寂に追い立てられるようにネメシスは足を速めていた。
 かつん、かつんと足取りは一定のリズムを刻み、やがて長い長い回廊の果て、一際高く靴音が鳴って音は途絶える。

「ハーゴン様。悪魔神官、ネメシスが参りましてございます」

 声を張り上げる。が、応えはない。
分厚い門扉に阻まれて聞こえなかったのだろうか、とネメシスは唇を開きかけ、
そこでようやく違和感の理由に気付いた。

 静かすぎるのだ、あまりにも。

 眠る破壊神の引き起こす地鳴りのような微かな蠢動も、祈祷師達の紡ぐ低い闇の祝詞も、
しん、と静まり返った祭礼の間からは如何なる音も漏れてはこない。
ならば儀式が終わったのだろうか、とネメシスは考えて、だがかぶりを振る。
 足りぬ生贄に中途で終わった祈りをもって不完全な復活に終わったかつてでさえも、
破壊神の振るう力は凄まじく、幾多の信徒がその闇に飲み込まれたのだ。
此度、完璧な手順で儀式を成功させたとして、
かつて以上の贄をもってして復活を遂げた荒ぶる神を完全に制御することなど出来るものなのだろうか?
事実、ハーゴンが‘寝返り’と称した先程の力の暴走とて凄まじいものだったではないか。
 重厚な門扉は、未だ沈黙を守っている。

(一体、中で何が?)

 思いを巡らせれば巡らせるほど、一見平穏な静寂こそが逆に不気味だった。
ちりり、と再び耳鳴りが走り、喉奥を言いようの無い嫌悪感が這い上がる。
我知らずネメシスの足は一歩後退り、


129 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:15:11 ID:fryIrUuF0
 

130 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 4/12:2009/04/06(月) 22:15:30 ID:NiAVZVoz0
「――入れ」

 だが低く響いた声にそれ以上の後退を阻まれ、止まる。
躊躇う彼女の目の前で巨大な扉は音もなく開き、暗闇から噴き出した生温い風と、鉄錆の臭いが鼻腔を擽る。
廊下から差し祭壇に向かうハーゴンの背が見て取れた。
先刻と同じ血染めのローブ、常と何ら変わらぬ指導者の姿にネメシスは安堵を覚え、
招かれるまま祭込む細い光の中、左右を等間隔に並ぶ燭台に彩られた紅い天鵞絨の道の先、
聖杯の安置された礼の間へと足を踏み入れた。
 背中で轟音を立て扉が閉まり、祭礼の間は再び薄闇に閉ざされる。

「先触れもなく申し訳ございません。
実は取り急ぎご報告申し上げたいことが――」

 小さな燭台に灯る炎以外に光源の無い室内はひどく暗い。
感触だけを頼りにネメシスは足を踏み出し、その爪先が何かに躓いた。
思わず立ち止まり、足下を見下ろす。
二三度瞬き、ようやく闇に慣れたネメシスの眼が捕らえたものは虚ろな鳶色の視線だった。

 ひ、と小さな悲鳴が漏れた。

 倒れた拍子に留め金が壊れたのだろう、半ば露出した顔の頬に浮く雀斑は炎に揺れて金色に輝き、
輪郭のまだ丸みを帯びたライン、華奢な首、薄い肩から胸元へと正しい人間のかたちをなぞっていた少女の身体は、
しかしその下で唐突に途切れ、血溜まりへと繋がっていた。

「……イリス?」



131 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:16:20 ID:8tPZVrfnO
 

132 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 5/12:2009/04/06(月) 22:17:06 ID:NiAVZVoz0
 つい四半刻前まで傍にいた部下の名が、ネメシスの唇から零れた。
だが虚ろな瞳も、わずかに開いたままの唇も、呼びかけに応えることはなく、
ただ打ち捨てられた人形のように転がるのみ。
そして闇に慣れた目で見渡せば、そうやって転がっているのは少女ばかりではない。
そこかしこに散らばるのはかつて人間であったものの部品たち。
 かつて暴走した破壊神がもたらした悲劇にも似たそれにくらりと眩暈を感じ、だがネメシスは辛うじて踏みとどまった。
以前との相違点は二つ。破壊神の巨躯が見えぬこととハーゴンの生存。
信徒の多くを犠牲にしながらも破壊神の制御に成功した、ということだろうか。
だが、荒ぶる神の力が吹き荒れたにしては室内の調度は整いすぎていたし、
これほどの殺戮の中、抜きん出た実力者であるとはいえハーゴンが傷一つ負っていないこともまた奇妙だった。

 耳鳴りはますますひどさを増していく。
これ以上近寄ってはいけないと、警鐘を鳴らすかの如く。

「ハーゴンさ、ま」

 それでもネメシスはふらふらと、吸い寄せられるように祭壇へと歩みを進める。
湯気を立てていないのが不思議なくらいにまだ温かい血溜まりに、
引き裂かれた腹から飛び出す臓物に、抉り取られぐしゃりと潰れた眼球に、
彩られた赤い、あかい、道を。

「ネメシスか」

 辿り着いた祭壇の前、常と同じように跪き頭を垂れたネメシスは、降ってきた声が己が名を呼んだことに心の底から安堵を覚えた。
未だ脳裏を苛む痛みを不快感を捻じ伏せて、ネメシスは顔を上げる。



133 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:17:52 ID:OmfVWDsg0


134 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:18:48 ID:fryIrUuF0
 

135 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 6/12:2009/04/06(月) 22:19:03 ID:NiAVZVoz0
「ハーゴン様、この惨状は一体――?」
「ああ、これか」

 ハーゴンはゆるゆると振り向き、そこではじめてこの惨状に気付いたとでも言わんばかりの仕草で辺りを見遣った。

「なに、少しばかり儀式が難航してな。
だが安心するがいい。もはやそのようなことは瑣末事に過ぎぬ」
「では、シドー様の復活は成ったのですか!?」
「左様。無論、自由に力を振るうことも、な」

 重々しくハーゴンが首肯し、ネメシスは胸を撫で下ろす。

(ああ、やはりこれは荒れ狂うシドー様の御力のせいだったのですね)

 あれだけの巨大な力を制御するにはやはり犠牲は避けられなかったか。
だがもう制御に成功しているというのならば何も問題はない。
神の暴走を止める為に命を落とした足下の彼らたちとて、神の力をもってすれば復活は容易いことだ。
 彼女は納得した。何の矛盾もない、そうして己を納得させようとした。
もう何の問題もない。何の問題もないはずなのだ。なのに。

――この総毛立つような不安は何なのだろうか?

「……思えば、そなたらには苦労をかけた」

 竦む身体を叱咤して顔を上げた先、ハーゴンは奇妙に口の端を吊り上げた。
笑顔、のつもりなのだろう。
本来なら人の心を和らげるだろうはずのそれは、だが無理矢理に死人の顔をいじったような違和感と不気味さだけが貼り付いている。
 ぞわり、と背筋を悪寒が駆け抜けた。

136 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 7/12:2009/04/06(月) 22:20:31 ID:NiAVZVoz0
「そなた‘にも’褒美を与えねばならんな」
「‘にも’――とは?」

 じりじりと後退り、神官衣の裾に右手を忍ばせネメシスは問う。
汗に湿った掌が太腿に括りつけた短杖を握り締め、

「なに、遠慮することはない。それらにはもう与えておる」

 にまり、とハーゴンは歪な笑みを浮かべた。

「永劫の安らぎなる‘死’という褒美を、な!」

 言葉と同時、ハーゴンの右腕が爆ぜた。
幾多の闇の鎌首がネメシスに向かって殺到し、しかしネメシスが引き抜いた短杖から繰り出された火球に弾けて消えた。
千切れ飛んだ鎌首のうちの一つがべちゃり、と床に叩きつけられ霧散し、
その光景にネメシスは背筋が粟立つのを感じた。

 元々ハーゴンは教団の指導者として飛び抜けた実力を持っていたものの、
一度死の真理に近付いたことが彼の力を高めたのだろう、と単純に思っていたが
黄泉還りを果たしてからの彼の力はあまりに強大に過ぎた。
そして今、闇を取り込みうぞうぞと蠢くハーゴンの腕。
いかに邪神に魂を売ったとて、唯人に己の身体を造り変えることなど出来よう筈もない。

 出来るとすれば神か悪魔か、若しくはその力を取り込んだ者。
怒りに短杖握るネメシスの指が細かに震える。

137 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:22:10 ID:LYPASJ7o0
 

138 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:22:31 ID:OmfVWDsg0


139 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 8/12:2009/04/06(月) 22:22:46 ID:NiAVZVoz0
「流石に祈祷師どもとは格が違う、といったところか」 
「ハーゴン様、何故このようなことを!」

 声音にかすかな賞賛を滲ませて、だが顔色一つ変えることなくハーゴンは呟く。
能面のような男の顔をねめつけて、ネメシスは吼えた。

「私たちは貴方の理想を叶えるべく、貴方がロトの子孫たちに敗れたその後でさえも、
ずっと、ずっとお待ち申し上げておりましたのに!
私たちは貴方が破壊神の力を手に入れるための手段でしかなかったとでも言うおつもりですかっ!?
私たちは、用が済めば処分されるだけの道具に過ぎなかったとでもっ」
「だから褒美だ、と申しているだろうに」

 肩を激しく上下させ言い募るネメシスを見遣り、
まるで聞き分けのない子供に言い聞かせるようにハーゴンは哂った。

「それ以上の苦痛も別離もない死へと導くこと。それこそが我が加護にして慈悲」

 それがそなたらの望みであったろうに、とハーゴンは哂う。
相も変らぬ歪な笑みで。

(……今、あれは何と言った?)

 かたかたと耳障りな音が聞こえて、ネメシスは己の右手を見下ろした。
杖握る手は小さく震えていて、何故だろうと彼女の頭はどうでもいいことばかりを考えようとする。
逃避だ。理解したくなかった。

(我が加護にして慈悲、と。つまり、ハーゴン様が神の力を手に入れたのではなく)


140 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:24:26 ID:fryIrUuF0
 

141 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:26:00 ID:+fsgru/g0
 

142 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 9/12:2009/04/06(月) 22:27:34 ID:NiAVZVoz0
「ハーゴン、さ、ま……?いえ、貴方は、貴方様、は……っ」
「まだ分からぬか、悪魔神官」

 嘲るように、哀れむように。
破壊神は厳かに己の降臨を告げた。



「死導(シドー)――それが我が名にして存在意義」



 膨れ上がった闇が一瞬翼めいた形を造り、一瞬ののち幾多の黒き腕へと変じてネメシスに降り注ぐ。
絶望に押しつぶされそうになりながらもネメシスは迎え撃たんと杖腕を構え――だが、それすらも果たせなかった。

「……あ、あ」

 彼女は気付いてしまった。
この屍の群れに気付いたその瞬間から、敢えて考えないようにしていた彼の行く末に。

 それは他のものとそう変わらない、かつて人間を構成していた部品の一つだった。
二の腕の途中から捻り取られたように潰れた男の腕。
何故それにこんなにも視線が奪われて仕方がないのか、彼女には分かっていた。

「あぁぁ……ぃや、嫌……」

 零れた吐息は徐々に嗚咽へと変わり。

 あの手は幾度も彼女に触れた。
頬に触れ、髪を撫で、背に回り、そして破壊神の死の腕から彼女を救った、その――



143 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:29:00 ID:fryIrUuF0
 

144 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:29:02 ID:OmfVWDsg0


145 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 10/12:2009/04/06(月) 22:29:24 ID:NiAVZVoz0
「いやぁあああああああああああああああああっ!!!」

 絶叫。
直後、襲い来る黒き伸腕がネメシスの手から短杖を弾き飛ばし、
肩を、胸を、腹を、容赦なく打ち据え、
鞭の如くしなったそのうちの一つが眼を払い、仮面ごと彼女の視界を粉砕する。

 その勢いのまま床に叩きつけられ、だがまだ彼女は生きていた。
何かに縋りつくように伸ばされた手が、偶然にも恋しい男の腕に触れた。
震える指がぎこちなくその形を辿り、もはや体温の欠片も残らぬ冷たい指に指を絡ませ。
唯一元のつくりの端整さをとどめた唇が、いとおしげに四音、音にならない言葉を刻み――

「死の果てならば、もはや別離の辛さを味わうことはなかろうよ」

 ぐしゃり、と腹を貫かれて、それきり女は動きを止めた。



恋に、理想に、狂信に。全てから目を背け続けた女は文字通り盲いて死んだ。







146 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:30:49 ID:fryIrUuF0
 

147 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 11/12:2009/04/06(月) 22:31:36 ID:NiAVZVoz0
「……乾く、な」

 己以外動く者のいなくなった空間で、ハーゴンの形をしたものは一人呟いた。
そうしてこういった感慨を持つようになったとは奇妙なことだ、と薄く笑みを浮かべる。
かつて純粋な破壊の化身であった頃にはおよそ感じたことのないものだった。
これが人間のいう感情、というものだろうか。
ただ壊すのではなく特定の‘何か’を壊したいと願ってしまうのは。

「あまりに長く人と同化し続けた弊害、とでもいうべきか」

 一人ごちる。だが、悪くはない。
ただ漠然とした破壊への欲求よりも、おそらくこの身体が今わの際に抱いたのだろう恨みによって指向性を得た力は強い力を発揮した。

 己が存在を否定した世界への、己が命を終わらせたロトの血族への、
そして己が死してものうのうと生き続けるありとあらゆる生命への。

 ずぶり、と未だ痙攣を続ける女の身体から腕を引き抜いて、また乾く、と呟いた。
先刻謀反者どもを誅殺した時に箍が外れでもしたのだろうか、
聖杯によって力を回復した身体は血を求めて仕方が無い。

 もう一人の悪魔神官が何やら施していた小細工と、
儀式の最中、一瞬ノイズのように走った忌まわしい精霊神のあたたかな光を思い、ハーゴンはくく、と喉を鳴らした。
精霊神の導きによって彼らが箱庭を脱出し、挑んでくるというならそれもいい。
 穢れ無き処女の、精霊神の加護受けしロトの血族の、闇の高貴なる血筋の、猛々しき竜の、
その全ての血をもって、彼はかつて以上の力を得るだろうから。

「己が腕の届かぬ場所で、愛し子たちが死ぬを見て。
そして、己の力の足らなさを悔やむがいい――ルビスよ」


148 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:33:34 ID:OmfVWDsg0


149 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 12/12:2009/04/06(月) 22:36:11 ID:NiAVZVoz0
 呟いて、ハーゴンの形をしたものは空になった聖杯と、信徒たちの亡骸に背を向けた。
ひとりでに扉が開き、閉じる。

わだかまる闇は邪神の幻影を為し、薄く哂ったように見えた。





 そうして誰もいなくなった室内。
がちゃん、と音を立てて歯車が回り、やがて鐘が鳴り出した。
だが、それに合わせて囀る鳥は、
アルトもバリトンも地に倒れ伏したまま。

 歌い手を失った鐘は、
狂信者たちへの鎮魂歌のように、
はたまた紅く染まった恋人たちへの婚礼の鐘のように、
ただただ、音を奏で続けた。



投下完了です。誤字、指摘等ありましたらよろしくお願いします。
自分の思う問題点はしたらばにでもまとめて書いておこうかと。

150 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:36:14 ID:fryIrUuF0
 

151 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:36:14 ID:OmfVWDsg0


152 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:55:08 ID:OmfVWDsg0
投下乙です
なるほど、こうきたかというのが第一声でした。
ネメシスはどう考えても長くないキャラだったとはいえ、この段階でもう退場とは予想外。
そんでもってハーゴン(シドー)が放送放棄ってのがさらなる予想外。
鐘だけ鳴らして音沙汰なしとなると、参加者側のリアクションもまた変わってくるだろうし
ラストに向けて先陣を切ったって感じですね、GJでした。

153 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 22:59:15 ID:+fsgru/g0
投下乙です、迅速な展開にもっていかれましたね!
しかしムダがまるで無く、しかもラストボスの恐怖感がひしひしと感じられる一作でした。
鐘だけ、ということで残された参加者も多少焦るのではないでしょうか。
終わりは近い、という感じですね。GJです。

154 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/06(月) 23:15:29 ID:fryIrUuF0
投下乙です。
印象としてはざっくり動いたなーという感じですが、良かったです。
まさかの無音放送!?な展開にはすげーと思いました。
竜王が放送で呼ばれたにしてもピサロ達は迷うだろうな、と想像してたので、
うまい着地点を見つけたなあと思います。
個人的には、ネメシスここで落ちるか…と少し残念な気持ちになった自分にびっくり。実は結構好きだったんだな。
いい感じに絶望して死んでいってくれたので満足です。倒錯した愛情ですね。
そして手を繋ぎ合った生存者たちとは逆に、周囲のすべてを破壊し孤高に登りつめるシドー。この対比は熱い。

155 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/08(水) 22:18:46 ID:/dT2vhHc0
ゾーマ「シドーうぜええぇぇ調子乗りすぎだろ」
エスターク「馬鹿だろこいつwwww手下全て殺して不利にしてる」
ラプソーン「破壊神wwパネエwwww」
バラモス「女神官ヤッてから殺れよ」
ミルドラース「天空組wwww」
デスタムーア「ロト本人に子孫二人に竜族二人に魔王とか……シドーアウトー!wwwww」

156 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/08(水) 23:03:34 ID:s4d39765O
死ね

157 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/09(木) 14:20:54 ID:I5QRWHVZO
今はしたらばで上がってる点の修正待ちってことでいいのかな

158 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/10(金) 12:21:56 ID:qQ6FdphHO
おk

159 : ◆inu/rT8YOU :2009/04/11(土) 23:06:46 ID:vO6NWakw0
長らくお待たせしてしまって申し訳ありません。
先程したらばの投下用一時置き場に修正版投下してきましたので
確認していただければと思います。

160 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/12(日) 12:58:05 ID:8BN0mkLH0
修正待ち中に失礼

第2回放送以降をふり返るFLASH作ってみた。
手描きなので、イメージ違ったらごめんなさい。
ttp://dqbr.roiex.net/wiki/wiki.cgi?action=ATTACH&page=%B2%E8%C1%FC%C5%EA%B9%C6%A1%A6%B4%C9%CD%FD&file=dqflash2%2Eswf


161 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/12(日) 16:35:22 ID:j1Uducfn0
>>160
あなたは神かー!?いや神だ!!
ナイスイラスト、ナイス選曲GJすぎる

162 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/12(日) 17:46:23 ID:8g1DN1kO0
>>160
感動した。あなたの努力に報いるためにも、このロワをなんとしてもきれいにまとめて見せる気になった

163 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 1/12:2009/04/12(日) 22:12:11 ID:Q1MjT2C40
 逢魔が刻。邪神の箱庭の片隅で、
竜の王が闇のくびきから解かれ、白銀の魔王が、月を冠する都の王女が不吉な調べに空を仰ぐそれよりも。



 時刻はわずかに遡る。



 神の眼も届かない場所、闇に抱かれし邪神の神殿にて。

 かつん、かつんと磨り減った石畳に踵を鳴らし、祭礼の間へと急ぐ人影が一つ。
 妙齢の女、と見えた。
素顔をのっぺりとした仮面で包み、簡素な神官衣の上に深蒼のマントを羽織って身体の線を覆い隠してなお、
その背を流れる眩い銀糸、すらりと伸びたその立ち姿だけでも人目を惹かずにはいられないほどに美しい。
 女は――悪魔神官ネメシスは、ネクロスを探しがてら、おそらくは再度自分が代行することになろう放送に備えて立ち寄った
盗聴管理室で見たゲームの推移を思い、仮面の下で柳眉を寄せた。
もっとも、参加者に支給される道具類の準備や盗聴業務については専らネクロスや彼の配下が請け負っていたため、
ネメシスはそれらの機器を扱う術を知らない。
結局のところ彼女に得られた情報といえば、アリアハン大陸を模した地図に浮かび上がる星の明滅という形で記された
生存者の所在とその名前くらいのものではあったのだが。



164 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 1.5/12:2009/04/12(日) 22:13:04 ID:Q1MjT2C40
 確認したところによると、現段階での生存者は七名。
数字だけを見れば順調な経過とも見えるが、彼女の知る限り最後のゲームに乗った参加者の名は既に消えている。
生存者たちが一箇所に固まりつつあるこの状況からするに、
もう彼らの中に少なくとも表立って殺し合いに乗った者はいないと考えてしかるべきだろう。
 もっとも、いかに生存者たちが殺し合いを嫌ったとしても、破壊神の御力を借りたハーゴンが施した幾重もの結界から逃れる術が無い以上、
共倒れを避けるにはいずれ彼らも殺し合いを再開する他なくなるはずだが、
万一、それでも彼らが殺し合いを拒み続けた場合――二十四時間後に待っているのは全員の爆死。
それではこのゲームのもう一つの目的である破壊神の依り代の選定は達成出来ない。

(ハーゴン様はもう、この事態をご存知なのでしょうか)



165 :鐘は止まない ―第三回放送直前― 12/12:2009/04/12(日) 22:14:33 ID:Q1MjT2C40
 呟いて、ハーゴンの形をしたものは空になった聖杯に、信徒たちの亡骸に背を向けた。
わだかまる闇が邪神の幻影を為し、薄く哂ったように見えた。





 そうして誰もいなくなった室内。
がちゃん、と音を立てて歯車が回り、やがて鐘が鳴り出した。
だが、それに合わせて囀る鳥は、
アルトもバリトンも地に倒れ伏したまま。

 狂信者たちへの鎮魂歌のように、
はたまた紅く染まった恋人たちへの婚礼の鐘のように、
鳴り続ける調べに乗せて歌うは神か、人か、それとも。




166 : ◆inu/rT8YOU :2009/04/12(日) 22:21:15 ID:Q1MjT2C40
修正版投下完了しました。それぞれ1/12、12/12と差し替える感じでお願いします。
ところでDQロワチャット消えてしまったようですが、新しいのとかあった方がいいでしょうか?
必要あるようでしたらまた何処かから借りてこようかと思いますが。

>>160
なんか神がいる!!!
思わず三回くらい連続再生してしまいました。ありとあらゆる意味でGJです。


167 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/13(月) 01:25:21 ID:mgROZnp50
投下乙です
これからの盛り上がりに期待

168 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/13(月) 19:33:58 ID:U8dC++fRO
修正乙です。
無音放送というまさかの試み、そしてネメシスが殺害されるまでの重圧感。
その雰囲気がひしひしと伝わってきました。
修正を施すことにより前よりも更に良くなったと思います。
今後の展開が楽しみですな。


>>160
鳥肌が立った。なんという神w
感動をありがとう!

169 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/13(月) 21:20:45 ID:tt8jWlHd0
>>160
大いにGJ。WikiのFlashのコーナーにいれてもらえるとより助かる。

170 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/14(火) 15:41:26 ID:Mh+H34/WO
チャットはあった方が役立つかもなあ
連携とか

171 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/14(火) 19:36:04 ID:gWwdWcqP0
FLASH作者です。たくさんの嬉しいレスありがとう。作ってよかった。

>>169
ファイル自体はwikiの画像投稿のページに上げているんだけど
そっからどうしていいのやらさっぱり……。
扱い慣れててページ作ってやるよという人がいらっしゃったら是非お願いしたいところです。

172 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/15(水) 01:45:26 ID:jB9HTcSW0
>>160
お〜すごいですね!!
しかしすまん。このFLASHにトルネコの「だが断る」が出てくる図を想像して吹いてしまった
せっかく感動的に作ってあるのに…

173 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/15(水) 20:40:02 ID:wU/heA3x0
んなこと想像するのおまえさんぐらいだろうに、わざわざ書き込まんでも。
せっかくの気分を盛り下げる人だのう…

174 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/17(金) 22:08:49 ID:BqQKd1hR0
wikiにFLASHのページができている!
作ってくださった方ありがとうございます。

175 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/20(月) 01:00:09 ID:s9nL/bPQ0
保守

176 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/24(金) 00:16:06 ID:UrkHaYXw0
GWまで我慢我慢

177 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/28(火) 00:44:31 ID:5rebszNX0
hosyu

178 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/04/30(木) 19:57:46 ID:spwMFyz/O
そろそろ進展が見たいゾ

179 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/03(日) 21:02:52 ID:BmOYNfE60
久々に来たら新作とフラッシュキタテ!!

180 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/04(月) 01:37:24 ID:bVLn4d0yO
放送後の話書いてるんだが放送も投下されないな…
この連休終わっても投下無かったら考えてみようかな

181 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/04(月) 21:10:41 ID:AtXgJkMPO
今すぐ投下しる!

182 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/04(月) 23:21:25 ID:/s1CtYpd0
今すぐは無理だ
近いうちに

183 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/04(月) 23:50:43 ID:n+3kzZgy0
おおーがんばれ

184 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/09(土) 00:12:33 ID:jh2w1j480
保守

185 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/10(日) 01:09:26 ID:3dP2NYx8O
もう日曜か……

186 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/14(木) 00:20:22 ID:yQM2T7CqO
木曜につき保守

187 : ◆amYZobsCTM :2009/05/16(土) 07:10:05 ID:GbL9E8zM0
全員予約します
月曜日にまたお会いましょう

188 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/16(土) 07:16:58 ID:jGdrx/rdO
予約キター

189 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/16(土) 14:46:11 ID:FTd1MjXa0
きたあああああああ!
頑張ってください!

190 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/16(土) 15:07:05 ID:Z1DIuyoh0
キター!
と思ったけど、まだ放送ないよね?
ギリギリで放送前の話なのか、それとも放送も含めてのことなのか
何にしても楽しみ

191 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/16(土) 16:06:00 ID:dPpt55UJO
wktkwktk
全員予約って響きがいいなぁ。

192 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/17(日) 19:01:28 ID:aMQXM4KPO
待ってました、興奮してしまうぜ

193 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/18(月) 02:30:49 ID:xfw23VddO
月曜につき保守

194 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/18(月) 21:17:14 ID:CeVVQ4b30
予告では今日かな?何時からなんだろう。
予約からまだ二日しか経ってないことだし、もうちょっと日数がかかりそうなら、それでも別に構わないんだけど…
連絡が可能なら欲しいな。さっきからワクワクしながら頻繁にスレ覗いちゃってるぜ

195 : ◆amYZobsCTM :2009/05/18(月) 21:39:35 ID:UMP2XaB7O
ごめんなさい
予定外の仕事でまだ帰れない
帰宅後仕上げる予定だったSSも当然手付かず
明日の夜までになんとかするので今日は申し訳ないが勘弁してください

196 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/18(月) 21:41:44 ID:WoV1otVpO
焦らずとも待ってるぜ
wktk

197 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/18(月) 21:41:56 ID:CeVVQ4b30
了解ー今まで待ってたんだ
あと何日か延びたって何ともないぜ!ってことであせらずよろしく!>>195

198 : ◆amYZobsCTM :2009/05/19(火) 21:09:13 ID:BLQv52wOO
駄目だ、帰れない……楽観しすぎてた
帰っても疲労で頭が回るとも思えない
どうしようもなく予約のタイミングが悪かったようで期待させてしまって本当にすまんかった

一旦破棄して修羅場の回復を待ちます

199 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/19(火) 21:44:56 ID:UPY5ZqiAO
気にしないでくれ書き手氏…
ゆっくりしてってくれ
俺はじっくり待ってるぜ

200 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/19(火) 22:11:59 ID:SehW8uhcO
仕事頑張れ!
応援してる!
ずっと待ってる!

201 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/20(水) 01:00:23 ID:f2xW59I4O
予約破棄は非常に残念だが
いつまでも待ってるから仕事がんばれ!
ただし、いのちだいじに…な!

202 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/24(日) 18:38:22 ID:Nl9omqNR0
保守

203 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/28(木) 22:42:11 ID:A9Rn8D9I0
保守

204 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/05/29(金) 12:47:48 ID:XB8jjcEIO
保守ばっかりも辛いな…。かといって俺は文才力ないしorz
職人さんが降臨してくれるのを切に願うぜ。

205 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/03(水) 01:04:11 ID:2knhhSvkO
もちろん待つばかりじゃないぜ
投下されたら続きを書く準備くらいはしてあるさ!

206 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/03(水) 17:56:04 ID:2l1/KISr0
携帯だなあ

207 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/03(水) 21:29:08 ID:Nn6OiHuH0
ていうか、投下された作品の流れを読まんことには
そこから繋がる構想も生みようがないわけで
続きを書く準備もへったくれもないよなぁ。

208 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/04(木) 23:27:39 ID:JzkW4nIW0
人生はこんな理不尽な戦いに似ている。

209 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/06(土) 21:19:53 ID:9kGJhtlVO
投稿間隔開きすぎワロタw

210 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/07(日) 17:44:43 ID:m3uWiiJHO
ひょっとして携帯まとめ消滅してる?

211 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/07(日) 19:02:01 ID:g0Yx+jzd0
まとめ氏のドメインごと落ちてるみたい。wikiも見れない。
一時的なものだと思うけど……

212 :携帯まとめ人:2009/06/07(日) 20:32:19 ID:AQnF/mn80
すみません、ただ今サーバ側の設定の問題で、
一時的に閲覧ができなくなっております。
復旧まで今しばらくお待ち下さい。

213 :携帯まとめ人:2009/06/08(月) 00:52:08 ID:iFDGADkR0
無事、復旧いたしました。
ご迷惑をおかけいたしました。

214 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/08(月) 01:18:47 ID:hRzOZe8d0
お気になさらず

215 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/12(金) 01:45:20 ID:CW+MGKdU0
保守

216 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/15(月) 00:49:05 ID:ovNLIM0J0


217 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/15(月) 12:50:35 ID:4UJr3kXi0
ほしゅ

218 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/06/17(水) 02:55:17 ID:r/QG4GirO
破棄からひと月か…静かになっちまって

219 :自治スレにてローカルルール変更審議中:2009/06/18(木) 12:46:03 ID:e42zzAwA0
書き手の方、何かできることありますか?

220 :自治スレにてローカルルール変更審議中:2009/06/19(金) 09:43:44 ID:FaLkyHYvO
誤解を生みそうなレスだ

221 :自治スレにてローカルルール変更審議中:2009/06/20(土) 21:01:27 ID:uk0qPSQ6O
もう誰でもいいさかい続き書いてくだしあ

222 :自治スレにてローカルルール変更審議中:2009/06/21(日) 20:47:59 ID:812DTQk3O
五回は産みそうな女だ

223 :自治スレにてローカルルール変更審議中:2009/06/23(火) 22:34:49 ID:C9z9JdPU0
hosyu

224 :自治スレにてローカルルール変更審議中:2009/06/26(金) 00:20:15 ID:1Y3XIR6R0
ho

225 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/01(水) 01:03:43 ID:2JjQyXvm0
ああ、ほんと、あと一歩……完結まで本当に後一歩なのになぁ……

226 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/01(水) 21:43:15 ID:zeuFEgOj0
2年ほど前にもおんなじこと聞いたなぁ…>完結まであと一歩

227 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/02(木) 12:42:07 ID:6XYFU6qG0
なぜこんなに過疎ってしまったのでしょうかね?

228 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/02(木) 18:55:13 ID:uSKdbC+HO
俺はまだ>>187を待つぜ

229 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/02(木) 20:16:53 ID:Y1GO5gMw0
勢いよく脱出ED目指して進んできたのはいいが、ここに来て肝心の脱出方法を考えてなかったってな感じがする。
多分これが優勝EDを目指してたら遅くても去年の内には終わってた気もするしね。

まぁそれ以上に書き手がほとんど去ってしまったっぽいのも一つの要因だろうが。
首輪の解除も成功して脱出ルートも何となく想像付く中、書かれる気配も無いし。

230 : ◆amYZobsCTM :2009/07/02(木) 21:12:21 ID:6rxQsUcuO
全く忙しさが解除されなくて体力的にもモチベ的にもSS書ける環境にいない
さらにコミュファのアクセス規制で書き込めもしない
弱音聞かせて申し訳ないがしばらく復活は無理かも

231 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/03(金) 03:34:54 ID:rrUPq+rvO
生存報告だけでも聞けて良かった
しかしそうなると誰か書くしかないな
途中まで書いたのは残念だろうが

232 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/03(金) 06:36:58 ID:zQXiejUR0
真面目な話、書く気はあるけどネタがない(まとまらない)ってやつ、俺以外にも誰かいねーの?

233 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/03(金) 07:30:09 ID:tq/25Td8O
モチベーションは充分ある。ここで書きたいが為に文章能力を向上させようと努めて来たつもり…だが………いかんせん伏線とか拾ってまとめあげる能が無かったOTL

234 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/03(金) 14:47:58 ID:v2DTYSdF0
案はあるけど時間や気力がないって人がプロット晒して書く気のある人に提供したら?

235 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/03(金) 22:05:37 ID:CJd7TyKg0
そういうのはよほど連携がしっかりしてないと成功しないよ

236 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/04(土) 22:47:15 ID:OvZzC/370
ならば、ここらでみんなで現在存在するフラグの整理でもしてみるか?
箇条書きにでもして挙げてみたら、突破口が開けるかもしれん

237 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/06(月) 00:57:38 ID:HBUBX9gBO
確か塔の上空に歪みがあるんだったけ?

238 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/09(木) 03:45:37 ID:go859XERO
\(^o^)/

239 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/10(金) 22:20:20 ID:TgwpuiHg0
念願のドラクエ9を手に入れたぞー

240 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/12(日) 14:52:22 ID:swx2ZqGj0
そりゃおめでとう

……でもぶっちゃけキャラネタで楽しんでるだけで
ドラクエの新作とかもうだいぶ年いってるし
やりたいわけでもない人もいるわけで……

それはそうと次のロワがあるとしたら参戦できそうなNPCはいそうか?
ネットワークゲーだって聞いてるから心配なんだが

241 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/12(日) 21:50:24 ID:eZdlI3kMO
結構序盤からいるねキャラ濃いNPC

242 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/13(月) 13:02:56 ID:3Ug0ziEI0
逆にプレイヤーキャラは難しいかもね。
3とかぶる。
まだ全部やってないからわかんねけど。

さてフラグ整理するためにまとめサイト一気読みしてくる。

243 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/13(月) 17:44:05 ID:jQiT9jvFO
細々してたとは言え間隔空いたな
書き手チャットなくなったからか?

244 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/14(火) 04:53:35 ID:0PRRBSbK0
3は職毎の容姿の雛形にパターン化された性格追加で誰でも共通のキャラ像を浮かべられるが

キャラメイクを一からして特に中身も無いんじゃあ
完全なオリキャラを出すようなもんじゃない
まぁ知識と経歴はあるけど

245 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/15(水) 19:26:06 ID:8oNtn+2wO
前誰かがやったように>>230の案を送ってもらって雛型にして誰かが書けないかな
いなかったら俺がやる

246 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/16(木) 23:54:02 ID:m9vX9NJI0
>>230
救世主かもしれんぞ!

247 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/17(金) 00:37:36 ID:1y3e9vjw0
そんな意気込みあるんならプロットぐらい自分で練ろうぜ
だいたいぽっとでの馬の骨にやすやすと託せるもんじゃないだろう

248 : ◆I/xY3somzM :2009/07/17(金) 12:47:48 ID:DnlMn/gXO
>>245以前やったことがあるし魅力的な案ではありますが…

>>247さんの言うとおりかもしれませんね

249 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/21(火) 21:33:26 ID:+SJvXvSf0
hosyu

250 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/25(土) 13:32:26 ID:eqUlXr7XO
保守

251 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/28(火) 23:03:17 ID:rscKNOto0
お盆までは

252 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/31(金) 20:57:12 ID:pflQBo4+O
新参なのですがどなたも続きを書く方がおられないなら書きたいと思うのですが…
まとめサイトにある「目覚の時」と「鐘は止まない」の間に話はありますか?
話があるようならそちらも探して読もうと思います

253 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/01(土) 14:44:22 ID:3XC6dNdPO
ないとおも

押し潰すくらい期待してるよ

254 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/01(土) 15:04:51 ID:O8xIc9XkO
どうやらなさそう
現状打破してくれるとはありがとう
新人とはうれしいね
大いに期待

255 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/03(月) 22:39:39 ID:yyUBuuJ4O
ちょいと気になったので質問、というか意見を聞かせてほしい。
ルールでは首輪を外しても禁止能力が使えるようにはならないってあるけど、
ホイミとか、発動はするけど効果が1/10ってやつはどうなるかな?
通常通り使えるようになるのか、1/10のままなのか。

256 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/04(火) 01:16:12 ID:cr9QXz7PO
首輪外しても能力に変化は現れない
つまり、アリアハンフィールドに呪文禁止&制限な呪いがかかってるんじゃないかな

257 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/05(水) 17:38:38 ID:fJPlEt8MO
252です
今一生懸命ない頭絞ったり読み直ししたりしてますので待っててください(´・ω・`)
他に書ける方がいらっしゃる場合は是非書いてください
まだ構想段階なので予約はしませんが構想出来次第予約に来たいと思います

258 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/05(水) 23:23:21 ID:S5uYVF4kO
伏線てんこ盛りだし間が空いちゃったしで期待掛かってるだろうけど気負わず頑張れ

259 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/06(木) 00:55:17 ID:q6S5GYlA0
あー、俺もそろそろ宝の地図から帰ってこないとな…

260 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/06(木) 09:44:48 ID:3O21c96TO
どこに帰るんだ

261 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/08(土) 00:08:08 ID:7udosD13O
ロワぽくキャラ作ってプレイしてるよ

262 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/08(土) 01:17:21 ID:nl8T8uDb0
DQ9のキャラはPLキャラだと精々デフォ設定の主人公ぐらいなもんだが
サブキャラや敵キャラは豊富だからあんまり問題無さそうだな。

263 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/10(月) 23:09:25 ID:38Q/SC4DO
保守

264 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/13(木) 11:36:36 ID:2MxOCKpTO
252は頑張っているのだろうか

265 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/14(金) 22:55:45 ID:wwIPHQ/1O
>>262
下手すれば仲間キャラは愚か主人公が入る余地すら無いよなw

266 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/15(土) 00:57:29 ID:5w4sijODO
3みたいなものだと思えばまあ…

267 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/18(火) 01:39:53 ID:Zmfif+v10
書いてる人いる?

268 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/18(火) 02:46:30 ID:TOSN+7bc0
進行具合を度外視でいいならば

269 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/19(水) 09:44:47 ID:COWHaBNBO
252を差し置いて申し訳ないんだけど、続きを書いてみたんだ。
展開的にどうかと思う代物なので、一時投下スレで意見をきかせてほしい。
投下は今晩あたりになると思う。

270 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/19(水) 12:17:28 ID:N5+4MMic0
>>269
待ってる

271 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/19(水) 13:04:17 ID:wnm2Kj5j0
待ちます!!!

272 : ◆BP.r.jLCXc :2009/08/19(水) 19:31:04 ID:COWHaBNBO
ありがとう。今出先なのでトリだけ残しておきます。
おそらく22時から23時くらいになるかと。

273 : ◆BP.r.jLCXc :2009/08/20(木) 22:57:36 ID:hqgpZunM0
したらばでご意見いただいてきました。一部修正をして投下できそうです。
順番がちぐはぐになってしまいすみませんが、全員を予約させていただきます。
目標は日曜22時です。よろしくお願いします。

274 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/20(木) 23:06:23 ID:2n0EZMFX0
キター!wktkしつつ期待しています!

275 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/21(金) 18:54:09 ID:0wi20qZ30
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

276 : ◆BP.r.jLCXc :2009/08/23(日) 22:05:41 ID:mrqK4ODP0
お待たせしました。投下を始めたいと思います。

277 :二人の思惑  1/9:2009/08/23(日) 22:07:05 ID:mrqK4ODP0
 
首輪を解除できれば勝てるものだと思い込んでいた。
しかしそうではなかった。
 
鐘が鳴った。
時計を見つめ、秒針が三周するまで待った。
 
放送が、無い?
 
三人が顔を見合わせる。
ピサロの口から溜息が落ちた。
 
 
「二階の娘たちを起こしに行ってくれないか」
ピサロが視線を投げかける。アレンは黙ってうなずき、その場を後にした。
皆を集めて話をするのだと思い至ったマリアが傍らで眠るエイトを起こそうとするのを、しかしピサロが制止する。
眉を寄せるマリア。その不審げな表情に構わずピサロは素早くペンを動かす。
 
――二人だけに関わる要件だ
 
(私たちだけに? それはいったい?)
マリアが続きを促すまでもなくピサロは続ける。
彼はいつになく険しい表情をしていた。
 
 
 

278 :二人の思惑  2/9:2009/08/23(日) 22:08:23 ID:mrqK4ODP0
 
 
――覚悟が必要だ。
だがそれはここにいる者たちへの裏切りとなるかもしれない。
けれど決行しなければならないだろう。
 
ハーゴンはこの世界を放棄するつもりでいる
 
直観に過ぎないかもしれない。それでも考えられる最悪のケースは、ここで残った命の全てが失われることだ。
我らの目的は「ハーゴンの抹殺」
そのための条件は「最大限の戦力を確保した上で、この世界を脱出すること」
首輪を解除を急ぐ必要がある。いつ爆破されてもおかしくない危機的状況だ。
ここが禁止エリアになるかもしれない。放送こそされなかったが、その恐れはある。
一定時間ごとに増えていく仕組みなのだからそうシステム化されている可能性は高い。そこにハーゴンの意思は必要ない。
そうなれば全滅だ。だから、できる限り、首輪を解除しておきたい――
 
 
(もちろん、言うまでもないことだわ)
そんなこと既に分かりきっている。そのための術はもう完成されたのだ。
なのに、彼らしからぬまわりくどい物言いだ。まるで、何かを模索しながら話を展開しているようにも感じられる。
だがピサロは、一呼吸だけを挟んで、続けた。
 
 
――今、全員の首輪は解除できない。2人残す必要がある
 
 
マリアは目を見開いた。
 
 
 
 
 
 

279 :二人の思惑  3/9:2009/08/23(日) 22:10:23 ID:mrqK4ODP0
 
 
***
 
 
「むにゃ……。
 はっ! あ、アレ……むぐっ」
フォズが覚醒すると、目の前にアレンの顔があった。と、先に起き上がっていたアリスに口を塞がれる。
しぃ。と人差し指を口元に立てられた。指し示されるままに視線を移せば、そこはアレンの首元。
フォズは息をのんだ。
首輪がない?
自分はまだ夢を見ているのだろうか。
「一階へ降りましょう。既に放送の時刻も過ぎているようです」
そうか。私達が眠っている間に。
ピサロさん。この首輪を外す方法を見つけたんだ……?
すごい。あまりの出来事に胸がいっぱいになってしまう。
溢れそうになる思いが声になってしまいそうなのを必死に抑えた。
 
 
「放送は……」
三人が階下へ降りると、アレフとエイトも起きていた。
「それについては後だ。それよりも先に話したいことがある」
「なんだそれは。放送よりも大事なことなのか?」
「ええ……」
マリアが静かに促す。
二人の視線がアレンの首元に集まり、目を丸くした。
しかし盗聴を警戒する手前、誰も下手なことを口に出すことはできなかった。
全員の視線がピサロに向けられる。
 
 

280 :二人の思惑  4/9:2009/08/23(日) 22:13:06 ID:mrqK4ODP0
 
 
――これから順に首輪を外していく
手早く一度に済ませたいところだが、なるべく同じ条件下で解除したい。1人ずつ、外に出てもらう――
 
ピサロが記す。
全員の間に緊張が走った。
最初に呼ばれたのは、フォズ。
その背を残りの者が不安そうに見送る。
 
 
「……大丈夫ですよ。あなたを信じていますから」
波動をその身に受け、マリアに杖を突き付けられながらフォズは祈る。
パキンと小気味の良い音がして首輪が落ちた。
簡単なものだった。
 
開け放した家の扉、その外からフォズが姿を現すと、皆ほっとした表情を浮かべた。
うっかりフォズに声をかけそうになったアレフが慌てて口を噤む。
そう、彼女はもう”ゲームの参加者”ではないのだ。
永らく自分たちの命を捕らえていた物。遂に、その鎖を解き放つに至った。
この忌まわしき呪縛から解放される。やっと――。皆がその喜びと期待に胸を膨らませていた。
 
「マリア、あなたなら大丈夫ですね。安心して任せられます」
「重い役割を背負わせてしまってすみません。貴方方に感謝の意を表します」
続いてアリス、その次にエイトが呼ばれ、首輪が外された。
ほっと胸をなでおろす。どれくらいぶりの解放だろうか。
いっそ虚脱感に近いような安堵感が、体中に広がる。
 
 
 

281 :二人の思惑  5/9:2009/08/23(日) 22:15:39 ID:mrqK4ODP0
 
――次はお前だ。勇者よ
エイトが戻り、アレフがアレンに促される。
こくりと頷き、家をあとにした。
 
そして二人と対峙する。
ゆっくりと風が吹いていた。
「よろしく頼むよ」
そういつもの調子で軽く話しかけながら。
ふと。
アレフは不安を感じた。
それは首輪の解除が失敗したら、という類の恐怖ではもちろんない。
 
何だ? この違和感は。
 
目の前の二人の、笑顔にどこか混じる哀愁の香り。
えもいわれぬ焦燥感がアレフの胸を刺激している。
何かがおかしい。自分は、何か大きな思い違いを、していないか?
誰かの思惑に乗せられているような感覚。
アレフは想像する。
家の中には、首輪から解き放たれた4人。竜王・フォズ・アリス・エイト。
一方、残った”ゲームの参加者”は、自分と、マリア・ピサロの3名。
3名。
そして次はこの首輪が解除され、マリアとピサロの2名が残る。
そして……その後は?
どちらかがどちらかの首輪を解除して、
”ゲームの参加者”が1名になる……そうしたら?
……!
駄目だ、それはできない――
そして二人はそのことを知って――!
 
アレフは理解した。
それは自分の首輪が外れたのと同時で、もうすでに手遅れだった。
 
 
 

282 :二人の思惑  6/9:2009/08/23(日) 22:18:14 ID:mrqK4ODP0
 
その瞬間、アレフの胸中を埋め尽くしたのは、怒りだった。ピサロの胸倉を掴みにかかる勢いで、突進する。
「ピサロ!! お前、何ということを!! 始めからこのつもりで!!」
「……ふ、悟ったか? お前ならば勘付く心配はないだろうと、最後に回したのだがな」
「!! なんだと!!」
「やめてください、アレフさんっ!」
頭に血が上り、いよいよ拳を上げて殴りかからんとするアレフを、マリアが制止する。
 
尋常ではない様子に、残っていた四人が、静かに、足音を殺して現れた。
「盗聴なら大丈夫だ。こいつはもうそんなこと考えちゃいない。
 それよりももっと、気づかなきゃならないことがあったんだ。こいつは、こいつは俺達だけを……くそっ!」
「……どういうことですか。マリア、これは?」
5つの首輪が落とされた地面。その場に佇む7人きりの影。
解放されたアレフが声を荒げてもピサロが何も言わなかったので、ゆっくりとアリスが疑問を口にする。
マリアは視線を逃げるように逸らしたが、はっきりとした声音で答えた。
 
 

283 :二人の思惑  7/9:2009/08/23(日) 22:20:50 ID:mrqK4ODP0
 
「ゼロにはできないんです。首輪を。そうしようとすれば、1になった時点で終わってしまうから。
 だから。
 ”2人が生き残っていなければならない”んです。このゲームを続かせるために。時間を稼ぐために」
「それは……」
「方法がないんです。首輪を1にすれば、ゲームは終わり。優勝者はハーゴンに接触できるかもしれません。
 けれどそれでは間に合わない。終わったゲームの舞台は無用の長物。取り残された者たちはこの世界ごと棄てられる可能性もある」
「そんな……」
「放送が無かったんです。ハーゴンは半ば放棄しています。このゲームを。
 けれど鐘は鳴った。これは続いている、紛れもなく、続いているんです。
 その中で私たちは、可能な限り多勢でハーゴンに辿り着く方法を見つけなければならない」
「けど、どうして……」
「時間が惜しかった。2人が残っていなければならないと理解したとき、誰をそうするかなんて不毛な相談、出来るはずがなかった。
 だから彼と二人で決めたんです。術者である私たちがその役を負うのが妥当だと」
「じゃあ貴方たちは……」
「私たちだって、死ぬつもりはありません。ここに至っては盗聴の危険性は無視した方が有益だと考えました。ロスの方が大きいんです。
 けれど、それでも盗聴の警戒を装ったのは、このことを、ハーゴンにではなく、貴方たちに、勘付かれたくなかったから。
 私たちが……死ぬ、とすれば、それは禁止エリアへの侵入かもしくは、24時間のタイムリミットがきたときです。
 でも貴方たちにはもう、その危険は、なくなりました――。ごめんなさい」
 
 

284 :二人の思惑  8/9:2009/08/23(日) 22:23:04 ID:mrqK4ODP0
 
アレフはピサロを責めた。
勝手なことを、と。何故相談しなかったと。マリアの弁明を聞いて尚、そのように責めた。
マリアまで巻き込んで、こんな、互いの命に境界線を引くような真似をして。そうあふれかえる思いをぶつけた。
対してピサロの態度はどこまでも冷やかで落ち着いていた。
見誤るな。我らの目的は一つだ、互いの足を引っ張るような連帯なら無くなって然るべき。
このように2人を選定したのも、最初に言ったとおり同じ条件で解除を実施したかったから。
術者が首輪から解放された状態でこのゲームの理に介入できる確証がなかったからだと。
真にピサロは嘘偽りなく述べた。しかしアレフにはこじつけにしか聞こえなかった。
 
 
日が陰り、空は幾度目かの闇を纏っていく中、生温い風がやるせない思いに打たれた各々の頬を撫ぜていく。
解放された5人の戦士と、未だ捕らわれし2人の”参加者”、24時間という限られた時。
残ったのは、大きな希望と、やるせない感傷だった。
 
 
 
 
 
 
【E-4/アリアハン城下町宿屋跡/夜】
 
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP3/5 右腕粉砕骨折(固定、治療済み)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 世界からの脱出方法を模索
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
 
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP2/5
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル アリアハン城の呪文書×5(何か書いてある)天馬覚醒の呪文書  
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う
 

285 :二人の思惑  9/9:2009/08/23(日) 22:25:01 ID:mrqK4ODP0
【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6 MP4/5 左足に刺傷(治療済み) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。
 
【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1/7 首輪なし
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 無線インカム
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意
 
【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP2/5 首輪なし
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損)
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る
 
【フォズ@DQ7】
[状態]:健康 MP4/5 内臓に軽症(治療済み)神秘のビキニの効果によって常時回復 首輪なし
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) ルビスの守り(命の紋章)
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)奇跡の石 脱いだ下着 ドラゴンの悟り
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 5つの紋章についてマリアに話を聞く
 
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP1/3 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣
[道具]:外れた首輪(竜王)
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の模索
 
 

286 : ◆BP.r.jLCXc :2009/08/23(日) 22:30:37 ID:YKDx/HvrO
以上です。まさか投下終了後にさるさん食らうとは。
皆さんありがとう。

287 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/23(日) 22:31:10 ID:YHlcVUOF0
投下乙です!
これは急展開だな(((( ;゚д゚)))アワワワワ

288 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/25(火) 06:18:28 ID:OscMhLFdO
投下乙
ゲームが続いてるように見せ掛ける為、2人を残さなきゃいけなかったか。
首輪無し組は責任重大だな。
二人の命の為にも何としてでもハーゴンを倒さなきゃな。

289 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/25(火) 13:02:18 ID:jQS/gHPD0
乙です。
いよいよの最終決戦に向けて益々楽しみになってきました!!

290 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/25(火) 14:13:15 ID:G6N07WSN0


291 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/28(金) 21:48:46 ID:R3bkoDTM0
252です。
269様GJです!
内容固まったのに文章が幼すぎていろいろ悩んでいたところでしたorz

乙でした!
自分はもう少し文章とか勉強してきます

292 : ◆I/xY3somzM :2009/08/29(土) 01:15:34 ID:RhDBGKB70
>>291
252氏乙です。総合掲示板に気が向いたら書きかけでも見せてくれたらうれしいんだぜ

そして予約。
アリス アレフ アレン エイト ピサロ フォズ  予約です。

293 : ◆I/xY3somzM :2009/08/29(土) 02:47:06 ID:RhDBGKB70
↑一人抜けてました
アリス アレフ アレン エイト ピサロ フォズ マリア 予約です。

294 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/29(土) 09:23:05 ID:BPA5pc4d0
予約キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

295 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/29(土) 11:39:52 ID:G1BWwC6i0
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
応援してます!

296 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/29(土) 12:15:32 ID:4IzhaET90
予約ktkr

297 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/29(土) 22:18:07 ID:EGd0adY30
よし、顔を長くして待つぜ。

298 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/08/30(日) 01:56:46 ID:zU6o/AIO0
俺も顎を長くして待ってます

299 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 17:54:26 ID:L18g1XDyO
>>293wktk
最近加速してる嬉しい

300 : ◆I/xY3somzM :2009/09/01(火) 00:06:58 ID:MzKDdBVq0
1日8時を目安に投下できるよう頑張ります。

301 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 07:48:36 ID:+vvgw0AoO
支援…かな

302 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 11:00:03 ID:v/mmWhEBO
間に合わなかったのか、20時のことだったのか…

303 : ◆I/xY3somzM :2009/09/01(火) 20:09:04 ID:MzKDdBVq0
待っていた方もそうでない方もお待たせいたしました。
それでは、投下いたします。

304 : ◆Q8mMW5yTW8Zz :2009/09/01(火) 20:19:02 ID:MzKDdBVq0
五本。
五本の首縄は解かれた。
しかし鳥籠は、依然闇夜に揺られるがまま。
仮初の自由を手にした五匹の小鳥が口にするのは、喜びではない。
不安であった。
残る二匹の首は、いつ捻られてもおかしくない。
縄の伸びる先には、血色の悪い顔に笑みを湛えたあの男が、きっといるから。
だからこそ、一刻も早くこの籠を破らねばならない。
あの男、ハーゴンを討たねばならない。
小鳥は囀る、勝利の歌を。
籠の内より、解き放たれんと。
一匹の小鳥が、背を向けた。
二匹を贄に自由を得たことを、悼んでいた。





「……」

アレフは卓を囲んだ皆に背を向け、仏頂面で本を読んでいた。
傍らで眠る、マリアが読んでいたものだ。
皆が一寝入りした後も書の解読、加えて首輪解除。
ずっと休むことなく頭を働かせ、心休まらずに居たのだ。
アレフが怒りの声を上げたあの後間もなく、赤子のように眠りについてしまったのだった。

305 :呼べよ奇跡の階を 2/12:2009/09/01(火) 20:20:23 ID:MzKDdBVq0

誰も起こそうとはしなかった。
アレンとピサロも、寝かせておけと言っていた。
それほどまでに、彼女はがむしゃらに働いてくれていたのだ。
そして、眠った彼女の首輪の異変を見張る役を引き受け、アレフはここに座り込んでいる。
本当は二階の寝台まで上がりたかったのだが、それでは爆破の危険がまだ残る首輪に対処できない。
寝室に皆で押し入って話すわけにもいかず、今は床にシーツを広げて寝かせている状態だ。
寝息を立てるマリアの顔を見て、アレフの仏頂面が一瞬元の人のいい顔に戻った。

「ありがとう、マリア。今は安心して眠っていてくれ」
「すー……すー……」

そして、また仏頂面に戻る。

手持ち無沙汰だったので傍の本を読んでみたが、内容は頭にさっぱり入ってこなかった。
適当に開いた頁の三行目に書いてあった上級呪文の魔力構成式の辺りでもう嫌になり、半ば惰性でページを捲っている。
「これを読んで修行してたらベギラゴンまで使えたのか」なんて思いもちらと頭を掠めたが、今となってはどうでもいい。
アレフの心は、マリアの寝顔を見てことさら締め付けられたのだから。

(……この小さな肩に、こんな重荷を背負わせることになってしまった)

ただ、辛かった。

306 :呼べよ奇跡の階を 3/12:2009/09/01(火) 20:21:53 ID:MzKDdBVq0

あの二人、ピサロとマリアの行為が辛かったのだ。
何故、真意にもう少し早く気づけなかった。
刃を交え、そして見届けると誓った彼の真意。
愛すべき者の面影を見出し、全力で守るとそう誓った彼女の真意に。
アレフの両肩には、外れた首枷以上の重みがずしりと圧し掛かっていた。
しかし、自分よりもマリアの重荷を気遣う。
勇者だからではなく、ただ仲間の身を案じる一人の人間としての感情。

(すぐにその重みを、下ろさせてやるからな)

諦めかけた呪文書を、もう一度開いた。



「……このアリアハンという地は幻影、ないしは呪術か魔法で作り上げた紛い物である。というのは間違いなさそうだな」
「間違いないと思います」

卓を囲んでいるのは、アレフとマリアを除いた5名。
先程の事もあり、もはや盗聴の可能性は考えていない。
そのうち紙も足りなくなる、とはピサロの弁だ。
彼らは気兼ねなく口が利いている。
首輪を外す方法も固まった今、残るはこの造られた世界からの脱出方法を考えるだけとなった。

「だが、ワシらがなんらかの方法でまやかしを払うとして……一つの可能性が考えられる」
「それは?」
「この地の秘密を暴くことが、すなわち崩壊に繋がるのではないかということだ」

307 :呼べよ奇跡の階を 4/12:2009/09/01(火) 20:22:43 ID:MzKDdBVq0

アリスたちは息を飲んだ。
ハーゴンたちが自分らに行った放送、監視などの行為。
それらを行っているに辺り、この世界そのものが「箱庭」なのではないかとの考えは持っていた。
例えるなら、アリアハンがあった大地から見たアレフガルドや、ピサロが城を構えた魔界。
ここは「小さな異世界」であり自分達はそこに幽閉されている、という発想でまとまりつつある。
例えば、マリアが体験したようにハーゴンが神殿に幻影を被せたとのであれば、その偽りの皮を剥げば石造りの寒々しい光景が広がるであろう。
では、「偽りそのもので成された世界の偽りを暴くことは、どうなるのか?」
考えられるのは、世界の崩壊。
そこに存在する命がどうなるか、考えたくもない話である。

「脱出には恐らく、幻影……の解除が必須ではないかと。しかし、崩壊が始まるとすればその解除直後から考えられますね」
「しかし、どうしたものか……ワシは、異世界を渡った経験なぞ無い」
「僕も、世界をまたぐには特殊な状況下にならない限り無理ですね……それも、何か大いなるものの力を借りなければ」

エイトが思い出したのは、かつてあのイシュマウリと出合ったあの場所だった。
月の光が生み出した影が、異世界への扉へと変貌したことを。
しかし、世界が贋物ならば空の月もまた、神秘など秘めぬ偽りの光。
脱出の糸口とは、程遠いものであろうと考えられた。

「私は神殿から外に出た経験も少ないし……すいません、お力になれそうになくて」
「まあ、そう都合良く体験などできまいよ。かなり特殊な状況下に在らずば、世界を渡るなど有り得ない」
「勇者アリス、お前はどうだ」
「うーん……私から見たら、アレフガルドが異世界だったんですよ。
 闇の世界と呼ばれていて……それで、二つの世界をルーラで行き来したことがあります」

308 :呼べよ奇跡の階を 5/12:2009/09/01(火) 20:24:15 ID:MzKDdBVq0

ギアガの大穴を境界とした、二つの世界を行き来する勇者。
穴の閉じた今、それはできなくなったがあの時は確かに転移呪文ルーラで上世界への帰還が果たせた。
ルーラが単なる飛行呪文ではなく転移呪文であるが故である。
入り口が開いている以上は一繋がりの空間として、瞬時の移動を可能としたのだ。

「ルーラ、ですか?幸いここには使い手が多くいらっしゃいますし、それなら……」
「……いや、駄目だ」

遮ったのは、アレフ。
背を向けたまま、本を開いたままで皆の話を聞いていたのだ。
マリアを起こさぬよう気遣いつつ、続ける。

「この世界の壁を破って、ルーラで帰れたとして……それはあいつから逃げることだ」
「……」
「ハーゴンの野郎にやられっぱなしでなんかいられないさ」

アレフの言い分に、皆は閉口する。
だが、誰もがその通りであるとも思っていた。
ここで帰還したとして、ランドがキーファに伝え、キーファがエイトに伝えた「邪神の復活」たる目的は止められない。
邪悪な意思に背を向けることは、彼らの信念が許さないことであった。

「他の方法を考えるとするか」
「そうですね……何か手がかりがあればいいんですが」
「それなら……」

マリアを起こさぬよう、アレフが静かに腰を上げる。
ちらと横の、アレフにとっては頭の痛くなる物を見やった。

「この本を読むのを手伝ってくれないか?」
「確かにファルシオンの件もありますし、何かあるかもしれませんね」

309 :呼べよ奇跡の階を 6/12:2009/09/01(火) 20:25:34 ID:MzKDdBVq0

アレフが平積みになっている本を持ち上げ、ひょいと卓に乗せる。
と、一番上に積んであった本が滑り、床に開いたまま落ちた。

「おっと……すまない」
「待て」

拾い上げようとしたアレフの手を、ピサロが制した。
捲れあがるページの中、魔力の匂いをちらと感じ取ったのだ。
ピサロが油断無く感覚を研ぎ澄ませていると、アレンが何か解したかのようにふむと声を上げる。

「……なるほど、真実を映し出す鏡、か」
「でかしたな」

先程使用した二枚の鏡を荷物に立てかけて置いたところ、ラーの鏡に今の本が映し出されたようだ。
微かに光を帯びた鏡面に映された像は、変化の兆しを見せている。

「……この頁だ」

ピサロが開いた頁は何の変哲も無い、魔術構築の紋章図案のようにも見えた。
しかし、ラーの鏡から出でる光を浴びせるとどうであろう。
描かれた一筆一筆が光を帯びて、まるで生きているかのように動き出したではないか。


310 :呼べよ奇跡の階を 7/12:2009/09/01(火) 20:26:58 ID:MzKDdBVq0

「……偽造文書、か」
「……ハーゴン側の内通者か……?」
「あ……絵が、変化して……」

変化が終わったとき、その頁は様変わりしていた。
雨雲と強い光を帯びた珠の姿を描かれなにやら説明が書かれている。

「……これは」
「……雨と太陽が合わさるとき、虹ができる」

一目見たそのとき、アリスが思い出すように呟いた。
その言葉に、アレン、アレフが反応する。

「ご先祖、それは」
「かつてゾーマの元へ辿りつくため、この言い伝えに従い私は『虹のしずく』を手に入れました」
「えっと……その言い伝えが、わざわざここに隠してあるということは……」
「……確実に何らかの意味がある、というわけですね」
「よし、他の本も調べてみましょうか!」

それぞれが本を手に取り、ラーの鏡の前に晒す。
アレフもまた、たった今真の姿を暴かれた本を持ち、マリアの傍へ座った。
分厚い本の中、そのたった一頁に隠された真実があると信じて。


311 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 20:28:20 ID:2hEPzsLp0


312 :呼べよ奇跡の階を 8/12:2009/09/01(火) 20:28:30 ID:MzKDdBVq0
「『英雄の眠る石』に『隠された太陽』……『鏡は光を受け、太陽の力を取り戻す』……これは太陽の石、そして鏡のことだな」
「……破壊呪文…………『マダンテ』……『マナスティス』……『ミナデイン』、『ジゴ、デイン』?これは勇者の呪文……」
「……マハトラーナ ソテミシア レキダントラン ヒガン……読んでて寒気がしてきました……何でしょう……」
「これは、重要な記述だと思います、皆さん見てください」

エイトが示した文書も、やはりラーの鏡により真実をあらわにした物。
それはこの舞台─このバトルロワイアルの核心に迫る一文。

「……破壊神に捧げる魂、とありますね」
「これは我々のことだろう、その後に『魂を闇と血に浸し、極上の贄とする』ともな」
「キーファさんやマリアさんが言ってたことは正しかったんだ」
「……こ、ここ……」
「?」

フォズが眼を見開いて、おずおずと指を指す。
その先に、血のように赤い字で記された一文があった。

「『血に狂った魂を喰らい糧にし、嘆き苦しんだ魂を浴びその身を清め、破壊神は再び我らの前に姿を現す』
 『破壊の裏は即ち創生、死の舞台を創り上げて様々な感情で彩られた魂が出来上がるのを待つであろう』
 ……これが真実か。邪神の復活?そうではなかった」
「?どういう……」
「……この記述、私たちが今立つ大地を邪神の力で作り出したものとも読めますね。
 神官、教徒などが尽力したとしても……あきらかに人の理を大きく越えた術法などが確かに使われている」
「だが、敢然には復活していない状態……例えるなら片腕がこちらの世界に蘇りつつある、とでも言おうか」
「それはつまり!」
「邪神は……既に、復活しつつあるのですか!?」
「……あくまでも可能性だが、色濃いな」


313 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 20:30:21 ID:2hEPzsLp0


314 :代理投下します 9/12:2009/09/01(火) 20:36:43 ID:2hEPzsLp0

少なくともハーゴンだけではなく邪神を相手にする可能性が、皆の頭に浮かんだ。
そのおぞましい神の実体は解らないが、持ち合わせる恐怖は文面に表れている。
フォズの顔は、続く文章が眼に入るとさらに青くなった。

「ひっ……ひどい……」
「『その舞台とは、中に生きる生命の強さを柱とする蟲毒の牢獄なり』
 ……我々が生きている限りこの世界は続き、生命が尽きれば世界は砕ける、ということかな」
「こ、これが正しいとすると……破壊神は、魂を……このような、湯水のように……」
「神と名乗るのもおこがましい、最も邪悪で下種な行為ですよ、これは……!!」

アリスの怒りが爆発した。
卓に乗せていた手が震え、感情が抑えきれずに叩きつけてしまう。
年季が入った卓が大きく軋んだ。
思わぬ手がかりを掴んだ喜びは立ち消えてしまった。
真実には、絶望の色濃い影が落ちていたのだから。

「……臆したか?」
「……まさか、ですよ。逆に怒りが沸いてきました」
「僕らに立ち止まっている暇は、ありません」
「……では、続けよう。脱出の方法だったな」

アリスは猛る、エイトも臆すことは無い。
その勇気が彼らを導くのだから。


315 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 20:37:03 ID:slgyJZ+CO
支援

316 :10/12:2009/09/01(火) 20:38:24 ID:2hEPzsLp0

「結局、全てに何らかの意図があったのか……図書室全ての本に細工がしてあったのかもしれんな」
「今となっては、確かめようが無いがな」
「あ……」
「どうした?」

フォズが何やら声を上げる。
どうやら、最初に調べた本に何かが挟まっていたようだ。
はらりと舞ったそれを、フォズが拾い上げる。

「…大……る、女神…の守 ……に、五つの…紋……読めませんね」
「余程慌てていたのでしょう、インクも乾かないままここに隠したみたいです」

エイトが挟まっていた頁を広げると、インクが掠れ広がっている。
内通者の慌てぶりを見るに、この後何かあったのであろうか、とも思われた。

「五つの、紋?……あぁっ!」
「!?」
「フォズ、しっ」

五つの、という言葉に自らの首に下がる守りの存在を思い出し、思わず声をあげてしまった。
アリスが人差し指を口の前に立て、制する。
見ると、マリアが小さな呻きを挙げて寝返りをうっていた。
ああ、起こしてしまうところだったのかとフォズは顔を赤らめ口を押さえる。

(マリアさんが全てを知っている……聞くの、忘れていました)




317 :11/12:2009/09/01(火) 20:39:28 ID:2hEPzsLp0
本人が眠りについてから思い出すとは、しまったとフォズは思った。
そんな内心を知ってか知らずか、ピサロがアリスに話を切り出す。

「ところで勇者アリス。先程の『虹のしずく』についてだ」
「あ、はい。まだ説明してませんでしたね……ええと」
「ゾーマの元、というと魔の島……今は我が城を構える島へとたどり着くためにそれを求めたと?」
「ああ、俺もその道具のことはよく知っている」

ピサロとアリス、さらにアレンが加わり虹のしずくについての話を始めた。
アレフも話に反応して、こちらを振り向く。

「アレフさん、マリアさんは私が見ていますから……」
「あ……すまない、話が済んだらすぐ戻るからな」

気を遣い、フォズは席を空けた。
先程までアレフが腰掛けていたマリアの傍らに腰を下ろす。

後ろに耳を傾けると、アレフガルドを知る三名がピサロにその『虹のしずく』についての詳しい話を聞かせている。
話によると、その代物はアレフガルドに伝わる品物らしい。
そういえば、とフォズは思う。

(このルビスという精霊神のお守り……アレフさんやアレンさんと同じ、アレフガルドのものでしたね)

ちゃり、と音をたて胸の前で揺れる首飾り、はめ込まれた珠を見つめる。
合流してからの急速、首輪に関する騒動。
ルビスの守りの宝玉の周囲についた五つの珠の内一つに何かが刻まれていたことをすっかり忘れていた。

「……?」

周囲の、何も無かったはずの残り四つ。
微かな光を放ったようにも見えたが、何も刻まれていない。

(……ひょっとして……?)

皆がそれぞれ脱出への手順を踏む中。
最大の一手への核心に、フォズは一人迫りつつあった。

318 :12/12:2009/09/01(火) 20:41:00 ID:2hEPzsLp0
 
 
  
【E-4/勇者アリスの家一階/夜】
 
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/2 MP3/5 右腕粉砕骨折(固定、治療済み) やや眠い
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 世界からの脱出方法を模索 虹のしずくについて話を聞く
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
 
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP3/5〜 (回復中)熟睡中
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル  
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6 MP4/5 左足に刺傷(治療済み) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす 虹のしずくについて話す
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。
 
【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1/7 首輪なし すこぶる眠い
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 無線インカム
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意
 
【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP2/5 首輪なし
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) 虹のしずくについて話す
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る
 
【フォズ@DQ7】
[状態]:健康 MP4/5 内臓に軽症(ほぼ完治)神秘のビキニの効果によって常時回復 首輪なし
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) ルビスの守り(命の紋章 他の4紋章も変化の兆し?)
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)奇跡の石 脱いだ下着 ドラゴンの悟り
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 5つの紋章についてマリアに話を聞く 紋章をそろえる?
 
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP1/3 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣
[道具]:外れた首輪(竜王)
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の模索 虹のしずくについて話す



※アリアハン城で発見した呪文書がそれぞれ変化しました
(破壊呪文の書かれた呪文書 バトロワひみつの書 虹のしずくの書 なぞの呪文書 天馬覚醒の呪文書 太陽のアイテムの書)


319 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 20:42:08 ID:2hEPzsLp0
代理投下終了です。

320 : ◆I/xY3somzM :2009/09/01(火) 21:06:16 ID:MzKDdBVq0
代理投下どうもありがとうございました。
今回の話はあまり旨みが無かったかもしれませんすいません。
でも活性化してきたので完結までダッシュでがんばりましょう。

321 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 21:23:36 ID:x1WjO/1X0

最終決戦に向けて着々と進行しているな。
オラわくわくしてきたぞ。

誤字報告
>>312 下から4行目
敢然には→完全には

322 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 21:44:32 ID:CIxTjs4g0

脱出が現実味を帯びつつあるな

323 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 22:16:46 ID:i6mp9oPRO
乙&GJです
個人的にアレフにはマリアがローラに似ている事にちょっと触れて欲しかったかも
ただの我が儘です
触れた所で何もならないんだけど…


324 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/01(火) 22:47:23 ID:WzK97JMx0
3/12で触れてるように見えるが…

>>320
投下乙
マハトラーナ〜ってなんのことだっけ?と思って調べたら、あれかw
そりゃ寒気もするわな
フラグ整理で退屈になりそうな中で、いろいろ小ネタが効いてて面白かった

325 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/02(水) 13:40:13 ID:8sgP22Pq0
投下乙
フラグ回収されつつありますね。

誤字報告
3/12
口が利いている→口を利いている
4/12
それらを行っているに辺り→あたり(ひらがなでOK)

326 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/02(水) 16:10:36 ID:HHjm/QXbO
投下乙
いよいよ核心に迫ってる感じがあるな

327 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/05(土) 23:38:15 ID:EbXGwlt30
いいね。少しずつ動いてきてるな。

328 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/11(金) 00:50:54 ID:HlZSvmI6O
保守

329 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/12(土) 16:47:58 ID:jTD6Qt4fO
今の所書いてる人いるのかな?

330 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/12(土) 20:43:28 ID:pjO43Pa+0
プロット壊滅したから立て直し中

331 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/16(水) 21:16:02 ID:3HaVmF2o0
保守

332 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/20(日) 19:45:13 ID:n7XV0eXwO
保守
頑張れ残りのみんな!統一感無い一同だが心は一つだ

333 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/23(水) 21:54:53 ID:mf2kldMpO
楽しいなあ

334 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/23(水) 22:42:21 ID:I+8Ac7ZC0
ttp://dqbr.chatx.whocares.jp/
以前無くなったチャットをもう一度立ててみた。
基本前と同じ夜10時に集まってみてくれ。書き手さん。
http://bbs3.oebit.jp/dqbr/


335 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/27(日) 21:52:32 ID:IO39Vzm6O
更新なしか…。
畜生自分で書けないのが歯がゆいずぇ

336 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/28(月) 08:30:50 ID:DqqGhX2qO
リメイク6までに完結を目指すか…

337 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/28(月) 22:50:45 ID:yvhISpKP0
あえて言おう…無理であると
仮にあと10話くらいで終わるとしてもだ、今のペースだと2年はかかる計算なんだぜ
手伝いたいけど、プロットを組み上げてはどん詰まりになって止まる無限ループなんだ。すまないな。

338 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/29(火) 03:56:51 ID:I37S0F4+0
9発売までに完結させようって言ってたのが懐かしいな
いや、リメイク5までに完結だったっけ?

339 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/30(水) 02:34:18 ID:LEOdKM3+0
終盤まではサクサク進んでたのにな
何で停滞しだしたんだっけ?

340 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/09/30(水) 20:57:06 ID:SRI+Nx2SO
流れが脱出に決まって、あとは考察くらいしかやることがないから。
外部からなにかアクションがあるわけでもなく、すべて同じメンバーが内部で処理することになるから、展開させづらいんだな。
あと、それまでのレベルが高かったからヘタなものは書けないという意識もありそう。

341 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/01(木) 17:20:35 ID:NUfk9kfgO
短期完結と謳ったがもうこんなに経つのか
10/12はラジオやるみたいだしそれまでにやれるだけやってみようかな…

342 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/06(火) 11:05:13 ID:4JvU1jk20
ラジオの日付かわったみたい

343 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/06(火) 12:46:44 ID:wBWhsc9k0
そもそもラジオってなんだっけ?

344 :R-0109 ◆eVB8arcato :2009/10/12(月) 19:14:41 ID:v/OTDgzN0
どうも、こんばんは。
「バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所(以下交流所)」の方でラジオをしているR-0109と申します。
現在、交流所のほうで「第二回パロロワ企画巡回ラジオツアー」というのをやっていまして。
そこで来る10/17(土)の21:00から、ここを題材にラジオをさせて頂きたいのですが宜しいでしょうか?

ラジオのアドレスと実況スレッドのアドレスは当日にこのスレに貼らせて頂きます。

交流所を知らない人のために交流所のアドレスも張っておきます。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1243687397/ (したらば)
ttp://www11.atwiki.jp/row/pages/49.html (日程表等)

345 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/13(火) 01:33:51 ID:I6JEKTTA0
これを機に一気に加速するといいな

346 :R-0109 ◆eVB8arcato :2009/10/17(土) 21:01:05 ID:WzQ6aJRL0
ttp://r-0109.ddo.jp:8000/ (ラジオアドレス)
ttp://cgi33.plala.or.jp/~kroko_ff/mailf/radio.htm (聞き方)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5008/1255780837/ (実況すれ)

です

347 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/19(月) 12:29:12 ID:3uryU8cjO
ラジオ結構人いたね
期待込めてまったり待つよ

348 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/19(月) 12:30:02 ID:3uryU8cjO
と、ageすまん

349 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/23(金) 20:28:54 ID:kkQeQ2eD0
hosyu

350 :xPfmMfrvcKMvrL:2009/10/23(金) 21:34:30 ID:t09/j+7t0
Furthermore, it strikes me as childish under the circumstances. ,

351 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/27(火) 19:29:33 ID:cgqq73/mO
ほしゅ

352 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/29(木) 12:57:51 ID:zJstlh1p0
盛り上がらんねぇ。。。

353 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/29(木) 22:00:19 ID:bZ3nl+bZO
最近の書き込み見たらみんな進行に関しては他人任せじゃない。

354 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/10/30(金) 20:25:45 ID:K3ZSlKVGO
せめて保守るよ!

355 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/01(日) 20:30:24 ID:8CmX9d7KO
まとめが見れない

356 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/02(月) 01:16:01 ID:tef33fry0
test

357 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/07(土) 02:58:33 ID:LQOIkgRkO
保守

358 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/10(火) 21:32:08 ID:hHflC8+i0
規制解除記念保守

359 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/12(木) 01:29:24 ID:RlxPiY8B0
>>336
1月末だってさ、思ったより早かったなw

360 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/15(日) 01:12:25 ID:BrUvbPAKO
これのクリフトに惚れてしまった…。
何故殺したし

361 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/15(日) 14:31:39 ID:YuW5y4cUO
>>360
>>1

362 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/18(水) 07:01:43 ID:s95kDlaA0


363 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/23(月) 09:56:31 ID:XkkoN01WO
また保守の予感

364 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/25(水) 12:08:28 ID:Nn65PIT5O
書きためちゃいるが規制が恐い保守

365 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/11/30(月) 03:51:40 ID:ygiyJ6IAO
そういう時は避難所へ…保守

366 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/02(水) 08:08:45 ID:LxYGnYJqO
やれやれ保守

367 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/08(火) 12:01:40 ID:7CNfU9b/O
DQ10発売までには完結したいな

368 : ◆I/xY3somzM :2009/12/11(金) 23:16:38 ID:8SEGGY2vO
自己リレーになってしまいますが続きを書いてみました。
他の方が筆を進めている可能性を考えて、今年一杯待つか?とも考えてみたりしました。
というのも、今回の話を起点にして3〜4回のノンストップリレーで突入の流れになってしまいそうなので……
他の話を挟む余地が無くなってしまうんじゃないかと思ったワケです。
面白い話の機会を失ってはもったいない。
しかし停滞が続くのも望ましくないので迷ってます。
避難所に明日試験的投下しますので……ご意見や 続き書く宣言お待ちしてます。

369 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/11(金) 23:26:00 ID:xY1xkJEA0
停滞してるよか進む方がマシだと思う。
顔長くして待ってるよ。

370 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/11(金) 23:27:30 ID:egQ8dtU/O
>>368
今回は自己リレーになってもかまわないと思いますよ。
このまま待ち続けても、SSが投下されないで、FF13ラッシュに押し流されそうですし、このスレに活気を入れて貰いたいです。

371 : ◆I/xY3somzM :2009/12/12(土) 21:25:41 ID:AxhEWKMzO
ただいま仮投下。 通ならば代理お願いしたい!

372 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/14(月) 01:13:50 ID:AbZaOfgOO
誰も代理投下しないな……
反応も無いし
俺規制引っかかって無理だわ、頼む

373 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/14(月) 01:21:45 ID:L62C5hHV0
題名無いからもう投下していいのかどうか分からない感じ
無題ってことでいいのかな?

374 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/14(月) 02:04:29 ID:AbZaOfgOO
なるほど。忘れてるのかもね、作者さんから何も言ってこないし。

375 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/14(月) 23:18:33 ID:A0BP+BSn0
数日たって問題もなさそうなので代理します

376 :繋ぐ絆は胸の内 1/2◇I/xY3somzM:2009/12/14(月) 23:19:35 ID:A0BP+BSn0
薄く照らされた暗がりの中、神秘の釜はコトコト揺れる。
その内に、天へ架かる虹を秘めて。

「……レオンさん、眠らないんですか?」

返答はちょろちょろと床を這い回る行為で返される。
これまでずっと共に居てくれた子蜥蜴に、そっと手を伸ばす。
袖伝いに肩の上まで駆け上り、頬にその身を摺り寄せた。
ひんやりとした感触なのに、フォズはどこかあたたさを感じる。

「……お付き合いいただけるんですか?ふふ、ありがとうございます」

眼を伏せて舌をペロリと出したレオンに、微笑を返す。
手持ち無沙汰なのは相変わらずのまま、大神官にしては少々だらしない姿勢で頬杖を突いた。



─我々に出来ることは、これで全てだ。

夜もとっぷりと更けたところで、マリアが机上に残された大量のメモをまとめあげる。
ピサロが立ち上がり、荷物と装備を再確認し始めた。
振り向いて、フォズを含む全員に言い放つ。
頭を相当使ったからか、どこか気だるげだ。

─決戦に備えるべく、全員休息につけ。
 万が一を考え、首輪番を交代で一人置く。各々、全力で休め。
ピサロが提案したのは、それだった。
皆はそれぞれ細々と休憩を取ってはいたが、この一日で様々な事態が起こりすぎていた。
加えてダメ押しとばかりに頭脳労働をし、皆が休息を求めるのは仕方の無いことだろう。
少々狭いが寝台がある二階に上がり、交代で休むことにする。
長々と続いた議論に殆ど参加できていなかったフォズは、自ら最初の首輪を見張る役に申し出た。
アレフの首輪が外されてから24時間、明日の夜までの貴重な休める時間だ。
彼らの消耗は多大ではあるが、流石に一日休めばある程度は回復する。
ハーゴンに立ち向かうだけの力を、取り戻せる。


「ですけど……退屈ですねレオンさん」

それこそダーマでの勤めくらい、と口をつきそうになって慌てて口を閉ざす。
これから戦いに挑む聖職者が神に使える身としてあるまじき発言をしてはいけないと、自重した。
沈黙が、彼女の周りで起きた数々の悲劇を思い起こさせてしまう。
忘れたい、とは言わないまでも、自由を手にするまで前向きなままでいたかった。
語らぬ相棒にを手に乗せて、苦笑交じりに話しかけた。

「レオンさんとおしゃべりできたら、よかったですね」
「それでは少しだけ、お話相手を務めましょうか」
「え!?」

377 :繋ぐ絆は胸の内 2/3◇I/xY3somzM:2009/12/14(月) 23:20:57 ID:A0BP+BSn0
レオンが喋ったのかと思って、思わず眼を丸くする。
が、なんのことはない、フォズの横で壁を背にして眠っていたエイトが、囁きかけただけだった。

「しーっ。皆さんが起きてしまいます」
「あ、すいません……ではなく、エイトさん休まなくては駄目ですよ。ピサロさんがおっしゃったじゃないですか」
「……眼が覚めてしまって」

傷こそ、昼間の戦いで癒えている。
だが磨耗した精神を休ませる暇は、彼にはなかった。
眠くないはずが無い……しかし。
心にかかる霧を払いたかった。

「務めましょうか、とは言いましたが……僕が話をしたいだけ、ですね。すいませんが」
「ええ、私なんかでよければ」

エイトは足を崩し、視線を僅かに上げる。
その眼差しが何を見つめているのか、深くは知らないフォズにもなんとなく解った。

「僕は、ここに呼ばれる前から……ずっと間に合わなかったんです」
「え?」
「救えたかもしれない命を……、掌から、いくつも掬い零して」

脳裏にはチェルス、メディばあさんやオディロ院長といった、目の前で命を奪われていった顔が浮かぶ。
彼は空を、海を、大地を往く中で出会った数多くの人々の中でも、彼らのことはずっと忘れられないと、そう思っていた。
その忘れられない人々の中に仲間を─そして、主君を加える日がこうも早く来るとは、思っていなかった。
その零した命への思いひとつひとつを、エイトはぽつぽつと語る。

「……すいません、こんな話」
「いえ、わかります……私だって」

掌のレオンを、すっと胸に抱き寄せて思いを口にする。

「大切な人のこと、一人でも多くの方に覚えておいてほしいから」
「……僕もそう、思いますよ。心から」

残る絆を絶やさない。
いつまでも、その気高き魂を伝えるために。
彼らはぽつぽつと、思い出を語り合った。


「……そろそろ交代の時間ですね、お休みなさいフォズさん」
「すみません、もっと休めたはずなのに」
「なに、マリアさんと交代してからゆっくり眠りますよ」

見張りを果たしたフォズは、隣の部屋にある空いた寝台へと向かう。
と、何かを思い出したように立ち止まる。
扉を開けた姿勢から、エイトの方へ振り返った。

「エイトさん」
「?」
「これを、マリアさんに渡していただけますか?」

フォズが手渡したのは、首から提げていた装飾品。
中央の石の周りに、五つの石が飾られていた。
そのうち一つに、光が宿っている。

「ええ、わかりました」
「……きっと、あなたの思いは輝きます」
「え?」
「いえ。おやすみなさい」

378 :繋ぐ絆は胸の内 3/3◇I/xY3somzM:2009/12/14(月) 23:22:14 ID:A0BP+BSn0
扉が音を立てずに閉じられる。
エイトは目の前にその宝石、ルビスの守りを翳して見た。
光は二つ。
微かだが、輝いていた。

-------------------------------------------------------------------------------
【E-4/勇者アリスの家一階/深夜】
 
【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP2/3 MP2/3(回復中) 右腕粉砕骨折(固定、治療済み) 熟睡中
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2] ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
[思考]:ハーゴンへの復讐 世界からの脱出方法を実践する 体力・精神力の回復
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。
 
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP2/3〜 回復中)熟睡中
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル  
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい 最後の決戦の前に、アレンの最期のことを竜王本人に問う

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP5/6〜(回復中) MP4/5〜(回復中) 左足に刺傷(ほぼ完治) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす
※左足の傷はとりあえず塞がりましたが、強い衝撃を受けると再び開く可能性があります。
 
【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1/5 首輪なし
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 無線インカム ルビスの守り(命の紋章 ?の紋章 残り三つ)
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意 マリア、アレンの首輪を見張る役目につく
 
【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP3/5〜(回復中) 首輪なし 熟睡中
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) 虹のしずくについて話す
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る
 
【フォズ@DQ7】
[状態]:健康 MP4/5〜(回復中)神秘のビキニの効果によって常時回復 首輪なし 睡眠中
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) 
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)奇跡の石 脱いだ下着 ドラゴンの悟り
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる 紋章をそろえる?
 
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP2/3〜(回復中) 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣
[道具]:外れた首輪(竜王)
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の実践

379 :繋ぐ絆は胸の内 3/3◇I/xY3somzM:2009/12/14(月) 23:23:39 ID:A0BP+BSn0
※ファルシオンは家の前にいます

※アリスの家内に以下のアイテムがあります

※以下の装備品類は、分配された可能性があります
プラチナソード 破壊の鉄球 さざなみの剣 鉄の杖 魔封じの杖
炎の盾 マジックシールド あぶないビスチェ インテリ眼鏡
84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1) ビッグボウガン(矢 0)
 
※以下の三つのアイテムが、フォズ・ピサロ・マリアの間で分配されました
引き寄せの杖(2) 祝福サギの杖[7] 飛びつきの杖(2)

太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)  
錬金釜 IN(雨雲の杖 太陽の石)  ラーの鏡 神鳥の杖


※アリアハン城で発見した呪文書がそれぞれ変化しました
(破壊呪文の書かれた呪文書 バトロワひみつの書 虹のしずくの書 なぞの呪文書 天馬覚醒の呪文書 太陽のアイテムの書

380 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/14(月) 23:25:29 ID:A0BP+BSn0
代理終了

381 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/15(火) 02:25:48 ID:b0ajofcz0

これからの流れが楽しみで仕方ないな

382 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/15(火) 15:05:07 ID:rUlNs4S2O
作者氏、代理投下者さん、おつ!
レオンが喋ったから小説7を思い出してびびったw

383 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/17(木) 12:26:27 ID:OcDN26l4O
こっちも保守しとくよ

384 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/17(木) 18:51:20 ID:DkdJaxf7O
乱立気味だけどageなくていいかな

385 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/19(土) 11:37:01 ID:jZU2dBNGO
今年中に完結ほっしゅ

386 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/19(土) 12:41:52 ID:DMh5LJc1O
>>384
ageてもメリットは一つもないよ
最下層より目立ちにくいし見つけにくくなるだけ

387 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/20(日) 13:28:08 ID:yrhJkT2z0
専ブラ使えよ

388 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/23(水) 20:04:03 ID:Nb5YMaJ10
ほし

389 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/25(金) 23:34:39 ID:A5wr0l2L0
保守リます

390 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/27(日) 06:59:30 ID:Ci1DdvMxO
過疎だなあ

391 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/28(月) 12:42:33 ID:D5Vu7lNgO
ROM専な人はそれなりに居そうな気がするけどなぁ。

392 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/12/28(月) 13:31:59 ID:v6y3SBa0O
ROM専といわず、人はいる。
なんかあればすぐにいくつもIDが出てくるでしょ。

393 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/01(金) 22:30:34 ID:vXf1DvKv0
保守しないと落ちるぞ

394 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/03(日) 21:36:24 ID:liyy3dHl0
保守、そして………………あけおめ

395 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/07(木) 18:04:03 ID:mKsi5tr00
規制のせいか人が寄り付かないなあ

396 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/08(金) 09:12:17 ID:rBjxiprZ0
マーダーがいなくなって、最後の7人になって
どれだけ月日が流れただろうか……
まさかここまで停滞するとは思わんかった……

397 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/09(土) 00:28:16 ID:XXumCbgh0
てか何でここまで停滞するハメになったんだろうな。
勢いよく進めたのはいいが、脱出方法考えてなかったと言うオチなのか?

398 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/09(土) 00:55:30 ID:4+3KU5C30
答えは簡単、書き手が少ないからだ。

399 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/09(土) 02:52:25 ID:9tEQHo1B0
散り散りになった書き手さんの中でも残ってる方はいるんだろうけど、
画竜点睛の最後を描くのはプレッシャーが凄いんじゃないのかな。
書き手チャットみたいなので、最後までの方向性が固まれば書きやすいんだろうけどなぁ。

400 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/09(土) 17:15:47 ID:UZl+JJfl0
もう最終決戦目前のところまで来てるんだ
首輪も外れてきてる以上、もはやロワの体裁を取り繕う必要もないかもしれん
いっそ、主催側からかなり思い切ったアクションを起こさせるのも手かもな

それすらいい手が思いつかんのが何だがorz

401 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/09(土) 21:29:10 ID:u30pAoWu0
かけられてる期待が主力書き手のキャパシティを超えたから誰も手が出せなくなったんだろ
空気を読めるだけに、自分が書こうとは思わなくなったとか、そんなとこじゃね?

402 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/09(土) 21:49:46 ID:fAveH+MP0
書き手が来ないと嘆くのは結構だが、せめて人事を尽くしてからにしたほうがいいぞ

403 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/11(月) 00:21:29 ID:a2NxhVBX0
残り7人になった時点で1本道になったから
気軽に書けなくなったってのもあるのかもね
下手に書いてフラグを潰しかねないし

ちなみにアイテムの使用方法は
虹の雫で橋を出して上空の切れ目から脱出
ルビスの守りでシドー弱体化
神鳥の杖でラーミア召喚して元の世界に帰還
ってのを想像してるけど他に方法はあるかな?

404 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/11(月) 00:23:32 ID:1HxfGtTM0
天馬の手綱でファルシオンが時空を超える

405 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/13(水) 22:22:04 ID:4LBmZ42t0
また規制される前にhosyu

406 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/18(月) 00:11:38 ID:oaXiyL8g0
hosyu

407 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/22(金) 12:26:08 ID:4ZMKe6q/0
保守

408 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/23(土) 22:51:29 ID:wvWjcgd/0
もう、誰か一人が最後まで進めちゃっても構わないんじゃあないか?
今まで十分いい話が続いたし…ほしゅ

409 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/23(土) 22:55:06 ID:Fk8wjDtb0
それをする人がいないから止まってるんだろ

410 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 00:44:37 ID:le/o4BdB0
>>408
でもクオリティ高くないと認められないでしょ?
だから止まってるんだよ。

411 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 02:05:56 ID:8ciAtmpOO
クオリティ低くても許されるならとっくに誰か書いてるよな
見てる人は割と多いんだし

412 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 13:46:36 ID:dIcIqERP0
見ることは出来ても書き込むのがな・・・
最近規制が多すぎるよ。こちとら一年のうち3ヶ月は締め出し喰らってる気がする
次はいつ書き込めなくなるんだろう、いつまで書けなくなるんだろうとビクビクしてる。
なんかもう展開考えようとか、感想書こうとかいうそれ以前の問題。

413 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 13:54:45 ID:dIcIqERP0
ま、せっかく今は書けるんだしそんな後ろ向きなこと言ってないで、雑談話題を振ってみる
何度なく使い古された話題かもだけど。

・このロワを見始めたきっかけ
・お気に入りのキャラ(生死を問わず)
・燃えた、萌えた、泣いた、唖然とした。とにかく心に残った展開
・ベストバウト
・名台詞

どれでも答えられる範囲で。どうかな?

414 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 20:03:19 ID:RBTiL8Bw0
きっかけ・FFDQバトルロワイアルから入った。で、こっちに移動
お気に入り・序盤退場ながらアリーナ。だれよりも気高かった気がする。
心に残った・レックスがこれから、ってときにまさかのテリー。悲しい結末でした。
ベストバウト・後半だけどキーファVSマルチェロ。実力差を勇気で埋めててかっこいい。両方風と炎の使い手だったんだなー。
名台詞・「だが断る」

大スキなロワだから、最後までがんばろうと思う。

415 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 22:39:31 ID:dIcIqERP0
>>414乗ってくれてありがとう。話振ったからには自分でも書かないとなー

きっかけ・原作で好きなキャラが参加してるのを知って、死に水を取りに行くような気持ちで
お気に入り・キーファ。ランドとの出会いから最期までまさに熱血漢だった
       ゴン。本来名無しのドラゴンにここまで感情移入させられるなんて
       今の生存者の中ではエイト。性格の故か、損な役回りも多いけど、まだまだこれからだぜ?
心に残った・ひのきのぼうでジョーカーに立ち向かうアリス。ムチャにもほどがある
       王族に出会うたびに敬語禁止令を下されるエイト
       マルチェロと対峙するキーファ、そしてその最期。あそこで死ぬのは予想できなかった。しかしあれ以上見事な死に様は多分ないよ…
ベストバウト・>>414と同じでキーファVSマルチェロ。炎のように熱く生きて、燃え尽きてしまった
        他にもアリーナVSアトラス、アリスVSヒミコ、アレフVSピサロなど。ガチンコ勝負はやっぱり面白い。
名台詞・「俺は、こいつを一発ぶっとばさないと気がすまねぇッ!」
     「ア…る、す、ら、ンド……りべ、る……勝った……ぜ――」(共にキーファ)
     「命令」(アリーナ)
     台詞じゃないけど、ゴンがメガンテの腕輪を装備してしまった時の
     「なんか悔しかったので牙に嵌めてみた。ピッタリだった。ピッタリ過ぎて取れなくなった。」もノリが好き

全然一つにまとめられなかった。

416 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/24(日) 23:26:52 ID:XmmJCZ8+0
流れに乗ってみる。

きっかけ・スレタイ一覧から。
    初代まとめサイトを見て、誰が誰を殺したとか書いてあって、何このクロスオーバー創作、と心を奪われた。
お気に入り・フローラ。
    銃火器を易々と使いこなし参加者を惨殺していくバッドなおねーさん。
    最初の印象が強烈過ぎて何度読んでも怖い。
心に残った・アレフがローラの死を悟り、戦闘後に一人思いを巡らすシーン。
    関わりのあった女性キャラたちが語りかける演出が憎い。
    そこに至るまでの流れですでに結構キてたが、ルーシアの声が聞こえたところで泣いてしまった。
ベストバウト・アリーナvsアトラス。
    小細工無しの純然たる決闘。決着後の余韻もいい。
名台詞・「だから――死なないで――あなたには生の輝きこそふさわしい」(サマンサ)
    光と影の間で揺れ続けたサマンサの心中を、最も素直にかつ美しく表現していて好きだ。

417 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/25(月) 04:29:51 ID:g85LEN8F0
きっかけ・FFDQ3rdから
お気に入り・ アレン(竜王)。カッコいい
心に残った・マルチェロ死亡話。伸ばした腕が空を切り〜ってとこがいい
ベストバウト・ アレフ&アレン&トルネコVSアトラス。鉄球振り回すトルネコがカッコよかった
名台詞・「ワシの名はアレン。もはや王の中の王でもなんでもない……ただ一匹の竜、アレンだ」

418 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/01/30(土) 20:45:32 ID:QaKnGjpAO
保守

419 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/06(土) 21:43:14 ID:eTYA44cc0
たまには保守らないと落ちるぞ
総スレ数720あたりから危ないんだから

420 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/11(木) 00:17:13 ID:iBOcTldA0
保守

421 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/15(月) 00:11:31 ID:uk2irH4e0
ほっしゅほっしゅ

422 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/21(日) 12:56:38 ID:trgNI4Fs0
保守

423 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/02/26(金) 15:15:07 ID:hofJRJXa0
保守

424 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/03(水) 20:54:30 ID:jmiNi2MwO
保守

425 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/05(金) 22:26:26 ID:W1rvLKp20
保守しておきます

426 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/07(日) 17:46:45 ID:eZFCHQEL0
DSFF6ドレアム撃破記念保守

427 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/07(日) 19:28:34 ID:W3Izxht4O
いつのまにFF6がDSで発売してまさかのドレアム出演保守

428 : ◆I/xY3somzM :2010/03/09(火) 22:01:32 ID:IV95DNAP0
エイト マリア アレン 予約。
完結が見えてきた…と言うのは、言い過ぎかな

429 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/09(火) 22:53:19 ID:/SXnxR5w0
予約ktkr!
顔を長くして待つぜ。

430 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/12(金) 18:22:09 ID:sbo0Dk0i0
なん・・・だと!?よしktkr!!頑張れ!

431 :その先には「未来」1/5 ◆I/xY3somzM :2010/03/13(土) 20:14:12 ID:mONokHry0

夢を見た。
この寒さは、厳しいロンダルキアの地。
広がる景色は、白一色。
死地と呼ぶには、思いの外美しかった。
そう、それはあの二人との旅路の終焉の地。
降り頻る新雪に視界を遮られ、積もり積もった氷雪に足を取られ。
転びそうになった私の手を取ってくれた。
厳しい山道で肩を支えてくれた。
山を一つ越え、彼方に祠の影が見えて─二人は、とびっきりの笑顔をこちらへ向ける。
笑顔を返そうと思ったが、灯りを消したかのように雪景色が暗黒に染まる。
2人の笑顔が闇の中に遠ざかり、そして、消えたところで目が覚めた。


「ん……」
「おはようございます。時間、ぴったりですよ」

目をこすり起き上がったマリアに、首輪監視役として付き添っていたエイトが微笑みかけた。
寝台の横には、自分の次に見張りにつくアレンが音も立てずに静かに眠っている。
そういえば、話したいことがあったなと思いつつ、欠伸をかみ殺しきれずふわっと漏らす。
エイトが見ていることを思い出して、はしたなかったと少々頬が温かくなった。
明晰なマリアのことで、すぐに状況を反芻する。
この首が繋がっているということは危惧していた爆破も起こらず、順調に休めているということだ。
皆で一斉に休み始めてから、どれだけの時間が経ったのだろうか。
魔力は、もう一度休めば全快と言えるまでに快復すると見込んだ。

「失礼します」
「あ……ありがとうございますエイトさん」
「いえ、では僕ももう一眠り」

部屋の戸は静かに閉じられる。
が、すぐに開かれた。

「忘れるところでした。これを」
「?」

鎖からぶら下がったのは、夢で見たあの地の幻を消し去ったそれ。
ルビスの守りを、手渡された。

432 :その先には「未来」2/5 ◆I/xY3somzM :2010/03/13(土) 20:29:29 ID:mONokHry0

「フォズさんからです。頼まれまして」
「……これは」

輝きが、二つ。
小さい光だが、確かに宿っていた。

「……ありがとう、確かに受け取りました」
「では改めて。おやすみなさい」

ひとつ笑顔を見せて、再びエイトは戸の向こうへと消えた。
目の前に護りをぶら下げて、マリアはぼんやりとそれを眺める。
挫けそうになりながらもたどり着いた氷雪の地、ロンダルキア。
そこで手に入れた最後の紋章、そして忌むべきハーゴンのまやかし。
打ち払うべくルビスの助力を得るには、帰還せねばならなかった。
凍えた心と身体には、久しぶりに降りた下界の海がひどく暖かく感じたのを思い出す。
その紋章は……いま、ここには無い。
彼の心に刻まれていた紋章は、どこに?
考えるうちに、いつの間にか伏せていた眼を開ける。

「……ルビス様、ご覧になっているのですか」

─光が、三つ。

「勝ちます。私は、勝って見せます。あの時のように」

強き思いは世界を越える。
祈りを強め、守りを胸に抱いた。

「ありがとう、フォズさん。エイトさん」

志を共にする仲間にも、感謝は尽きない。
しかし聡明な彼女の頭に浮かんでいたのは、次の疑問であった。

「五つの紋章、揃いしとき……でも、何が……」

夜は長い。
彼女の疑問は、時間を忘れさせるのに十分だった。






433 :その先には「未来」3/5 ◆I/xY3somzM :2010/03/13(土) 20:30:14 ID:mONokHry0


「どこから、話そうか」
「どこでもいいの。聞かせて、彼と、あなたとのすべてを」

時刻は進み、僅かに夜明けの兆しが見えようかというとき。
エイトからマリアへ、そして今アレンへと順番が回った。
といっても、アレンは交代の時間より幾分早く目覚め、彼女に連れ添って起きていた。
寝台を椅子に横並びに語らう二人は、こんな場所でさえなければ甘い言葉を囁き合う恋人のように見えた。

「慕う者の死だ。辛いぞ」
「いいの、あなたが本当に彼の心を継いだのなら」

ここまで言ってマリアは首を横に振る。
今更本当に、など確認することではない。
りゅうおうは、アレンだ。

「あなたの言うこと、きっと彼の最期の言葉として、受け入れられるもの」
「……」

紡がれるのは、ロトの末裔が現ではないどこかで絶えた、最後の物語。
語るのは、彼を手にかけた者。
聞き入るのは、彼を恋い慕った者。
アレンの声は、かつての竜王の声より、どこか嗄れて聞こえた。



434 :その先には「未来」4/5 ◆I/xY3somzM :2010/03/13(土) 20:31:31 ID:mONokHry0

「すやすや……」
「……」

語り終えたときに、マリアは既に眠っていた。
少々長話が過ぎ、アレフ、ローラといったマリアの先祖の話にまで縺れ込んでしまったのはやりすぎた、と思う。
だがその寝顔は安らぎに満ちていた。
そしてローラの最期の顔に、よく似ていた。

「マリア、お前だけは……しあわせに」

本当に告げたかった人はもういない。
だから、あの人の未来に自分は命を捧げよう。
─しかし。
この想いは、明日への希望では無かった。

「未来への「道」は、明日への希望が切り拓く……過去を糧に剣を振る儂に、女神は微笑まぬ……か」

微睡むマリアが頼んだのは、この守りを続けて手渡すこと。
光は、三つ。
奇しくもアレンの次に控えるは、彼と最も縁有る勇者。

「英雄譚、古の伝説……終焉を告げるのは、いつも……勇者の勝利だ。儂がそれを望むのも、おかしな話だが……」

自分と同じく大切なものを失いつつ、未来を目指す宿敵にこれを託そう。
守りはきっと、輝く。
別離に囚われた、過去を食らう竜には、女神の奇跡など訪れないのだから。

「願わくば……勇者アレフに、勝利が訪れるよう」

傍らで眠る彼女に倣い、祈ろう。
誰にも届かぬ宿敵の名を、精霊神ルビスへと願った。
どこまでも遠い、空高き天空の星空にまでその願いが届くように。

435 :その先には「未来」5/5 ◆I/xY3somzM :2010/03/13(土) 20:33:56 ID:mONokHry0
【E-4/勇者アリスの家一階/黎明】
 
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP4/5〜 (回復中)睡眠中
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡 鉄の杖
[道具]:小さなメダル  
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい


【エイト@DQ8主人公】
[状態]:健康 MP1/5 首輪なし 熟睡中
[装備]:メタルキングの槍 はやてのリング 布の服(アリス家から調達)
[道具]:イーグルダガー 支給品一式 無線インカム 
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意
  
【竜王@DQ1】
[状態]:健康 MP3/4 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣
[道具]:外れた首輪(竜王)ルビスの守り(命の紋章 水の紋章 月の紋章 残り二つ)
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の実践 マリアと自分の首輪監視


※ファルシオンは家の前にいます

※アリスの家内に以下のアイテムがあります

※以下の装備品類は、分配された可能性があります
プラチナソード 破壊の鉄球 さざなみの剣 鉄の杖 魔封じの杖
炎の盾 マジックシールド あぶないビスチェ インテリ眼鏡
84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1) ビッグボウガン(矢 0)
 
※以下の三つのアイテムが、フォズ・ピサロ・マリアの間で分配されました
引き寄せの杖(2) 祝福サギの杖[7] 飛びつきの杖(2)

太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)  
錬金釜 IN(雨雲の杖 太陽の石)  ラーの鏡 神鳥の杖


436 : ◆I/xY3somzM :2010/03/13(土) 20:35:46 ID:mONokHry0
投稿しました。
あと10話以内にケリつけられるでしょうか・・・
もちろんここでジャジャーンとアメリカン・コミックのヒーローみたいに
リレーしてくれる人が現れてくれるとうれしいんですけどね
現実は非情である場合に備えて自分なりのロワの終焉を考えてはいます。
ひとりよがりだという声もありましょうがすいません。
ここまで名作を投下してくれた人のためにきっちり終わらせたいんです。
ではまたいずれ。

437 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/14(日) 00:09:35 ID:2eAV4zNZ0
投下乙です!
今更だけど、すかっり竜王が丸くなってるなぁw

438 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/15(月) 00:51:43 ID:H67eN7r10
乙です。
東方バトロワと一緒に見ていますが、こっちは終結が見えてきましたね。
ドラクエバトロワ楽しませてもらっています。
竜王は光の竜の子供である説がありますからこういった役割もいいですね。

439 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/17(水) 23:24:14 ID:BYG1DkdW0
いつの間にか新作が!
乙です!!

440 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/18(木) 00:25:27 ID:cNu4Qmnw0
ヒーローになりてぇなあ
離れすぎてたからアレだけど、1から読み返してくるか…

441 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/22(月) 02:37:11 ID:fpkyzDfI0
ルビスに祈る竜王がこれまで彼の歩んできた道を表しているようでいいなあ
こういう決戦前夜的な話はすごい好きだ
遅くなったけど投下乙!

442 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/22(月) 03:15:03 ID:qHkrqgY/0
遅くなりましたがwikiのほう更新しときました
年始に更新したときには報告するの忘れてたんで、それも今まとめて
書き手各氏(といってもほとんど◆I/xY3somzMさんですが)、ミス等ありましたら指摘お願いします

443 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/23(火) 14:29:34 ID:aFUAXhQt0
二日かけて最新話まで読ませてもらったけど……もうね、最高すぎるよ(´;ω;`)ウッ
初期に死亡した一部のキャラを除けばほぼ全員が活躍してるし
雷呪文の来たれ、〜〜の雷 が微妙に違ったりと小ネタの多さにもニヤリとさせられるよ

個人的に一番好きだった話はアレフVSピサロだった
でもカンダタとかも憎めないキャラで死んだ時は凹んだよ
DQに対する愛が溢れた作品ばかりで本当に好感が持てる
読み手としてだがぜひ最終回まで見たいものだ
書き手さんこれからもがんばってください

444 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/03/30(火) 21:14:07 ID:3Yf17jH70
保守と言う名の依頼を完遂したことをここに言いつつ宣言いたす

445 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/06(火) 23:22:06 ID:iIgw/S+B0
保守。次の投下マダカナー

446 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/13(火) 11:23:30 ID:HyMm94J6O
保守

447 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/15(木) 22:36:34 ID:iTNGwb05O
ハァハァ マリアを犯したい

448 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/21(水) 02:11:35 ID:0+Lb5YcU0
ようやっと規制解除か
コミュファの阿呆

449 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/23(金) 19:48:06 ID:BBkVAcEA0
注目してるよw

450 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/04/28(水) 01:05:12 ID:dWRxkV2k0
保守

451 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/02(日) 11:24:59 ID:xAxcFWdm0
保守

452 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/04(火) 14:48:27 ID:VMfiUywJ0
投下用SS一時置き場
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/30317/1147272106/1545

1545 名前: ◆I/xY3somzM[] 投稿日:2010/05/04(火) 12:30:34 ID:PPL5FIYI
規制中なのでこちらに
アリス アレフ ピサロ 予約します
間が開いてしまいすいません
次が予告できればいいのですが……



453 :きっと、必ずや伝説へ1/3 ◇I/xY3somzM (代理):2010/05/07(金) 01:02:42 ID:ix8k9pyG0
静かな部屋の中は薄暗いが、アレフの手元は温かい光に溢れている。
フォズから一時的に借り受けた『奇跡の石』で右足を断続的に治療している証だ。
多少の違和感を残すも、動かすにはまるで問題ないまでに元通りだ。
しかし表情はむっつりとし、もう片方の手にぶらさがるそれを見つめている。

「精霊神ルビス、か……俺の時代には手を貸してくれなかったのなぁ」

輝きを宿したルビスの守りを鼻先にぶら下げ、アレフは独り言ちた。
竜王アレンの話ではルビスの守りがあってこそ、マリアの旅の終わりはもたらされたらしい。
つまり、この守りは女神の加護と直結する重要アイテムということだ。
しかし女性に託されたものをすぐに野郎に渡すのはいかがなものか。

「……うーん」
中央の輝石の周囲に宿る、四つの光。
しばらくにらめっこしていても、変化は見られない。
どうすべきか、アレフにはとんと思い当たらない。

「こういうので悩むのは、俺の得意分野じゃあ無いしな……うーむ」

なにしろ、アレフには魔術めいた代物を手元に置いた試しが無い。
竪琴も杖も、全て長く持ち歩いた記憶は無く人に譲ってしまった。
こういった類の品に縁深いのは、むしろ術者であるマリアだろう。
なぜ自分に託したのか、この光が何を意味するのか。
アレフは同じ部屋で眠る二人を眺めつつ、ぼんやりと考えていた。

「なにせこの細工だ、下手に触れるのも危険だし」
「興味深いですね」
「!」

いつのまにやら入り口の傍に立っていたのは一人の少女。
アレフもその血を身に宿す伝説の勇者その人であった。

「ご先祖様」
「もう、そんな呼び方よしてくださいよ」

その微笑は、歴戦の勇士には似つかわしくないほど可憐だった。
もっとも、立ち振る舞いに隙一つ見えないのはさすがと言うべきか。
眠るマリアとアレンを起こさぬように静かな足取りで隣までやってきて、座る。
慌ててアレフは姿勢を正したが、よしてくれと拒まれる。
その小さな身体に魔王を打ち倒すまでの力が秘められていると、俄には信じられなかった。

「年上の方に畏まられても、むず痒いというか……アリス、とお呼びになってくれれば」
「そんな!俺にはできないよ」

アレフ自身、最初はロトの血など露知らずで暮らしていた。
しかし、戦いの中目覚ましく実力を付ける自分の身体。
勇者の再来と、ロトの伝説を知る全てのアレフガルドの民の期待。
旅を続けるうちに、自分に流れる血が真の勇者のものだと、気付かされた。
その血の主が、気安く接せと言っている。
アレフは困惑するしかなかった。

「……あなたは、皆が憧れた勇者ロトじゃあないか」
「いえ」

アリスはその名を、否定した。
子孫が捧ぐ後の世に伝わる栄光を、受け取ろうとはしなかった。

「今の私はロトと呼ばれたことも無い、ただの小娘に過ぎません」

454 :きっと、必ずや伝説へ1/3 ◇I/xY3somzM (代理):2010/05/07(金) 01:03:50 ID:ix8k9pyG0
若輩者に過ぎないと、彼女は言った。
説かれてようやく、アレフも膝を崩すことにする。
呼び名もこうして、改めた。

「アリス」
「はい、アレフ……なんだか、マリアとの時よりも若干照れます」
「はは……」

笑いあう二人は、どこか兄弟染みて見えた。
やはり血の繋がりを感じさせるからか、二人はすぐに打ち解ける。

「しかし、すごいな」
「どうかしましたか?」

アリスがアレフから受け取ったルビスの守りをくるくると弄びながら首を傾げる。
アレンの言う通り渡したが、アレフはその行動に特に疑問も抱いていないようだ。
どこからか覇龍の嘆息が聞こえたような気がした。

「いや……こんなことを言うのも失礼かもしれないが」
「気にせずに言ってください。誰の、どんな言葉も受け止めるのが勇者です」
「俺は旅の途中ロトの伝説をひととおり聞かされたが……君がこの若さで魔王を倒したなんて、想像もしていなかった」

アレフは語る、アリスの成した数々の偉業を。
その中には本人すら知り得ないものも数々含まれていた。
そこは幾年月もの時の流れが引き起こした脚色というものもあり、勇者は苦笑した。
もっとも、活躍ばかりに気を取られて勇者の性別すらもまともに伝えていなかったのは問題だが。
アリスは、きちんと自分が女だったと伝えるようアレフに詰め寄ったりもした。
興奮して声が大きくなったアリスを宥め、一息つく。

「ふう……改めて思うと、伝説の中の人物がすぐそこにいるのか….感慨深いなあ」
「……伝説……」

アリスの笑顔が曇る。
活き活きとした瞳に陰りが見えた。

「……なれます、かね」
「え?」
「……ここから生きて帰って……そして、伝説になる……」
「なるさ、でなければ俺の旅も─」
「本当に、なれるでしょうか?」

悲しみ、感慨、希望、決意……
たくさんの感情が混ざり合った表情を浮かべ、アリスは俯いた。
アレフは、はっとする。
こうして交代の時間まで若干の余裕もあるというのに、目覚めてきた。
肩が触れ合うほど近くまで傍に寄り、座り込んだ。
幼き勇者が感じているのは─

「……不安……か?」
「……」
「……すまない、口にするべきじゃなかった」

すまなそうにアレフが頭を掻いた。
目の前の勇者ロト。
その弱気な様を見てしまって、何やら申し訳ない気分になった。
いつか、塔でフォズにそうしたように、自然と手は跳ね気味の頭に伸びていた。


455 :きっと、必ずや伝説へ1/3 ◇I/xY3somzM (代理):2010/05/07(金) 01:04:35 ID:ix8k9pyG0
「私、もう16ですよ?」
「あ…………つい」
「……ふふ、ありがとうございます、アレフ」
「……すまない」
「いえ。……お父様を、思い出しました」

上目遣いで抗議した彼女も、どこかうれしそうな顔に表情を変えた。
掌の温もりを感じ、アリスの胸は温かくなる。
アレフは、この少女をロトとして扱うのはやめた。
勇者と呼ばれてはいても、か弱くも強い心を持った、小さな女の子なのだ。
もっとも、アレフが彼女の戦う姿を目の当たりにしていればまた違った評価だったかもしれないが。

「しかし……お父様はちょっと、な。そんな歳じゃあないし」
「じゃ、お兄様で」
「……こそばゆいなあ」
「えへへ……」

血というのは時を経れば薄まるもの。
しかし、この二人は微塵もそれを感じさせなかった。
勇者としての魂を、その胸に焼き付けた二人。
重ねた時間はここに残った皆の中では短くも、その絆は固かった。

「で、アリス。眼が冴えてしまったんだろう?」
「はい、眠りにつけなくて……」

アリスは体力こそ全快しているものの、魔法力を回復するために精神を休めなくてはならない。
充分休んで回復したとは言え、もう一眠りほどは必要だろう。
もっともアレフがラリホーをかければいい、というわけではなかった。
強制的に誘われる眠りとは違う、熟睡とは精神を極限まで安らげること。
呪文を行使する際に精神を揺らがせないためには、リラックスすることが必要なのだ。
アレフは、自分の先祖である少女へ何と言ったものか、迷っていた。


「なら……昔話でも聞かせてくれないか?俺は、君の物語が聞きたい」
「でも、知っているのでしょう?私の子孫の、アレフならば」
「……いや、違うんだ…ロトの旅路は確かに知っている」

アレフは首を横に振る。

「アリスの旅の話を、聞かせてほしい。アリスの目線で、思い出を」
「え……」
「君の冒険を、君の足跡を辿りたい。おもしろおかしく、頼むよ」

アレフは、彼女の一番安らげる記憶を探り当てた。
それを話すことで、この不穏な気分を吹き飛ばすことができたなら。
そう思っての、頼みであった。
大切な仲間の思い出、苦しかった旅路。
そして、家族とのひととき、父の偉大さ。
くるくると表情を変えなんとも楽しそうに語るアリスを、アレフはにこやかに見守った。
アレンとマリアを起こさぬよう、囁くように二人の勇者は冒険の書を紐解く。
そしていつしか、話疲れたころにアリスが再び睡魔に誘われ……




456 :きっと、必ずや伝説へ1/3 ◇I/xY3somzM (代理):2010/05/07(金) 01:05:21 ID:ix8k9pyG0
「……で、こうなった」
「……重ねて聞く」
「?」
「…………勇者というのは……どこまでめでたい奴らばかりなのだ……?」

その膝に少女を眠らせたアレフと交代しに来たのは、頭を抱えたピサロ。
神経を尖らせている彼の先端という先端がヘシ折られて丸まった気分だった。

「俺の退屈しのぎに付き合ってもらっただけさ。けっこう面白かったぞ女四人の珍道中」
「……もういい……お前もさっさと休め」
「解った解った。そうだ、これを使っておけ」
「?」

手渡されたのは桃色の光を帯びた小さな石。
合点がいったか、ピサロは頷いて素直に受け取った。

「せめて、痛みくらいは和らげて置けよ」
「……そうだな」
「愛想の無い奴め。後で、フォズに返して置いてくれな……っしょっと」

ピサロは溜息を一つ付き、最後の見張りへと着く。
アレフはアリスの小さな身体を、起こさないようにそっと抱き上げた。

「……気を抜くな。時は迫っている」
「百も承知さ……おっと」

抱き上げた表紙に寝転んだアリスの手元から、ルビスの守りが軽い音を立てて転がる。
その輝きは─

「すまん、それ持っておいてくれ。アレンがアリスとお前にも手渡してくれって」
「!……ああ」

ピサロが左手で拾い上げた守りを、裏表見返す。
彼は、祝福を与えた精霊神こそ知らねど、その脈動するような力は、理解できた。
そして計画も、詰み。
ハーゴンと、自分たちの戦盤に投じられた駒は戦局をひっくり返す。
これにてチェックメイト。

「……勇者」
「なんだ?」
「─よくやった」
「へ?」
「いい。気にせず、眠れ」

アレフは疑問を覚えながらも、エイト達も雑魚寝しているであろう部屋へと向かう。
足音を最後に、ピサロの周りには寝息を除いて何も聞こえなくなった。

457 :きっと、必ずや伝説へ1/3 ◇I/xY3somzM (代理):2010/05/07(金) 01:06:29 ID:ix8k9pyG0
「……心に刻まれし五つの紋章、か」

ぼそりと零したピサロは、ぶらさげた紋章をじっくりと眺めて見る。
数刻も前のマリア、アレンとの考察での話の中枢にはいつもこれがあった。
唯一ハーゴンと相対したマリアが携えていたというこの守り。
フォズが語った、精霊神ルビスという存在。
間違いなく、これは鍵だった。
ピサロはいつか言った。
精霊、神、何者もあてにするだけ無駄だと。
己が己を救わねばならぬ、と。
しかし。

「……相手も神なら……お前もそれほど吝かでは無いはず、尽力してもらおう」

ルビスに語るようにピサロは呟く。
足りない欠片は、今揃った。
それこそが、破幻の輝き。
ピサロは微かに笑み、そして腰を据える。
右腕への定期的な回復呪文を挟みつつ、瞑想に入るのであった。
いよいよ、神へと牙を突き立てる戦いが始まる。
ピサロの思考は既に勝利するための算段を練ることに移行していた。


458 :きっと、必ずや伝説へ1/3 ◇I/xY3somzM (代理):2010/05/07(金) 01:08:36 ID:ix8k9pyG0
【E-4/勇者アリスの家/早朝】

【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP 5/6(回復中) MP4/5 右腕使用不能 
[装備]:鎖鎌 闇の衣 アサシンダガー
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2] 奇跡の石
     ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)
     ルビスの守り(紋章完成)
[思考]:ハーゴンへの復讐 世界からの脱出方法を実践する 体力・精神力の回復 最終決戦の戦略を練る
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP(ほぼ全快) MP(ほぼ全快) 左足に刺傷(おおむね完治) 首輪なし 睡眠中
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす
 
【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MPほぼ全快(回復中) 首輪なし 熟睡中
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) 虹のしずくについて話す
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る

※ファルシオンは家の前にいます

※アリスの家内に以下のアイテムがあります

※以下の装備品類は、分配された可能性があります
プラチナソード 破壊の鉄球 さざなみの剣 鉄の杖 魔封じの杖
炎の盾 マジックシールド あぶないビスチェ インテリ眼鏡
84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1) ビッグボウガン(矢 0)
 
※以下の三つのアイテムが、フォズ・ピサロ・マリアの間で分配されました
引き寄せの杖(2) 祝福サギの杖[7] 飛びつきの杖(2)

太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)  
錬金釜 IN(雨雲の杖 太陽の石)  ラーの鏡 神鳥の杖

1552 名前: ◆I/xY3somzM[sage] 投稿日:2010/05/06(木) 22:15:10 ID:T9BgEWAk [5/5]
投下完了しました。 ツッコミ指摘お待ちしてます。
続きも頑張って書いてますがリレーしてくれる人がいたら大歓迎です。
クライマックスです。最終決戦手前の手前です。
通ったら代理で投下してくれる人もいたら嬉しいです。


----

代理投下終了。
避難所のそのままだと入りきらなかったんで区切る位置編集してます、ご了承ください

459 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/07(金) 01:14:08 ID:ix8k9pyG0
感想も。
全員に行き渡ったお守りリレーも終わって、ついに紋章が5つ。
あとは錬金が終わったらいよいよ突入…って感じかな?
終わりが見えてきたなあと感慨深いです、投下乙でした

460 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/08(土) 01:00:55 ID:FEBzVjo30
人も少なくなってしまったけど(規制のせいもあるかもしれないけど)
完結まで応援してる頑張れ

461 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/08(土) 16:49:11 ID:YcLt/e3U0
じわじわと終わりに近づいてる感じが寂しくもあり楽しみでもあり
投下乙です!

462 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/15(土) 01:39:23 ID:UdRUFNdQ0
ドラゴンクエストで検索したらこんな神スレが!
丸一日かけて読ませてもらった
トロデ王が亡くなるシーンで涙が止まらなかった…
あと少し!書き手さん楽しみに待っています

保守

463 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/18(火) 21:07:35 ID:gBo79oDN0
「〜冒険の書を紐解く」のあたりがなにかジンときた。
本当にあとちょっとだなあ… 

464 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/20(木) 13:56:31 ID:yFQe//lQ0
hosyu


465 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/05/26(水) 22:05:11 ID:mxyBEu+X0
保つ

466 : ◆I/xY3somzM :2010/06/01(火) 00:36:07 ID:PpMtRJV00
投稿したかったけど延期になりそう……すいません……見てくれてるお方(いたら)……

467 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/01(火) 00:48:01 ID:rU5p6iSo0
いるぜ!
ゆっくり焦らずにやってください! 頑張れ!

468 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/01(火) 23:12:40 ID:S4F31MCU0
いつまででも待ってるよ

469 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/01(火) 23:27:36 ID:RXVLBe+k0
楽しみに待ってる!

470 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/01(火) 23:28:08 ID:ltRR5aXn0
見てる見てる
楽しみにしてるよ

471 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/02(水) 00:42:20 ID:WthNvAw50
私待つわ

472 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/02(水) 04:26:49 ID:swPjyD2S0
いつまでも待つわ

473 : ◆I/xY3somzM :2010/06/03(木) 23:38:46 ID:BOfSMRrj0
規制まだ大丈夫かな?
投下は明日の夜9時からくらいになりそうです。
おまたせして申し訳ございませんでした。

474 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/03(木) 23:50:31 ID:BPlIXMpu0
きた!投下きた!

475 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 00:21:49 ID:9Tq8So+80
楽しみに待ってます!

476 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 01:41:27 ID:B2jvzdbUO
楽しみにしてます!!

477 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 06:13:27 ID:y8gO5lTJO
まってます!

478 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 16:50:12 ID:yk3VbYbW0
おお、ってことはもうすぐ投下か
楽しみに待ってます!

479 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 20:57:34 ID:y8gO5lTJO
たのしみだーー

480 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:09:29 ID:L6q2F0tJ0
楽しみに待っております!

481 : ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:21:19 ID:qPAuUgHx0
投下します。
前作よりちょっと長いくらいだと思います。

482 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:22:48 ID:7qUv0MEg0
支援

483 :1/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:25:41 ID:qPAuUgHx0


雨と太陽が合わさるとき、虹の橋ができる。
勇者ロトの伝承のうちの一つ、古き言い伝えだ。

だが、さらに古く……ロトの時代には、こうも言われていた。
雫が闇を照らす時、虹の橋がかかると。

闇、とはこの世界そのもの。
人々がチェス盤の上に置かれた駒よりも無造作に、弾き落とされる。
落ちる駒は砕け、無念を残すのみ。
人々の魂は塵芥に等しい、弄ばれる様はまるで遊戯の玩具。
闇と言わずして、何と言えようか。
そしてそんな闇を、雫が照らし出す。
闇の向こうに潜む邪悪の姿を照らす光の源は。
人々が持つ、“勇気”。

──

「……ふぁ?」
「アレフさん、おはようございます」
「ねぼすけはいけませんよ、アレフ!」

寝言混じりに起床したアレフの眼に最初に入ったのはアリスとエイト。
隅に積まれた荷物をせっせと纏めていた。
体力はもともと癒えていた二人は、精神力も充実してか表情は穏やかだった。

「……そうか……もう、そんなに時間が経ったんだな」

アレフにはここずいぶん長く感じた。

「お加減、どうですか?」
「さっさと支度を済ませろ」

フォズがこちらに歩み寄って、笑顔を見せてくれる。
抜けてしまった歯はどうにもならなかったようだが、傷めた臓腑も骨も、命に別条無いようだ。
ピサロはというと、使い物にならなくなった腕の拘束を外していた。
だらりと腕は下がったままだが、石が起こした奇跡が痛みを抑えたようだった。
と、脇を通り過ぎたフォズの手には多くの荷物があった。

「どうした、そんなに抱え込んで」
「いえ……私は」

見ればザックに神鳥の杖やら太陽の鏡やらを詰めている。
際限なく入るとは言え、これは詰めすぎではないかと思えた。

「皆さんのように戦う力が、無いから……」
「……フォズ」
「だから、せめて荷物持ちだけでも。いざというときは、回復呪文もかけますし」

微笑む少女の笑顔の裏には、力なき自分を悔やむ心がわずかにあった。
しかしアレフはそんな彼女に告げる。

「その気持ちを忘れない限り、君は俺たちと一緒に戦う戦士だ」
「えっ」
「心強いよ」

フォズの胸が、塔の上でのときのように温かくなる。
アリスやアレフの、勇者の言葉は他人の心に火を灯してくれるようだ。
頭を撫でられて、フォズは照れ笑いを浮かべた。

484 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:25:58 ID:7qUv0MEg0
支援したなら使っていい

485 :2/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:27:18 ID:qPAuUgHx0

「……さあ、後は完成を待つばかり、か?」
「そうなるな」
「けれど……伝承とはかなり違うような……」

アレフは鉄兜をすぽりとかぶり、先ほどからコトコトと音を立てていたそれにアレンと共に眼をやる。
マリアは、トロデからその釜のことを聞いていたとは言え眼にするのは初めてだ。
本来は賢者の手で、その儀式は行われる手筈と聞いている。
これで本当に雨と太陽が合わさってくれるのか、不安なのだろう。

「心配ないですよ」
「エイトさん」
「僕の父上自慢の一品です。どんな神秘の品でも、作ってみせますよ」

エイトは笑って、父の遺品を持ち上げる。
その表情は今にも消えてしまいそうなそれではなく、心の底からの笑顔だった。

「そうですね、トロデさんならやってくれる気がします」
「トロデおじさま……ええ、おじさまならきっと何でもできてしまいそう」

アリスを筆頭に、皆がトロデを信じている。
彼のことを沈んだ口調で語るものは、もうここにはいなかった。
トロデは散ったのではない。
未来に鮮やかな花を咲かせる、種を蒔いた。
若者達は、こうして笑顔を咲かせている。
もう悲しみに駆られることは、なかった。

「さあ……そろそろですね」
「ほう、いよいよか」

釜の揺れが収まりつつある、そろそろ仕上げのようだ。
やがてどれくらいたった頃だろうか、揺れる釜から、小気味のいい音が鳴る。
それはこの世界を越えるための音。
そして、この世界を終わらせるための音。

エイトが走るのを止め、抱えていた釜を皆の前に置く。
そこから、勢いよく飛びだしたのは―




──

「日の出……のようですが……」
「遮られているな」

ファルシオンを引き連れたエイトが眼を凝らせど、分厚い雲に遮られた太陽はその眼に届かない。
眼のいいアレン、ピサロもまた同様のようだ。
身支度を済ませた一行は、アリスの生家を後にしてアリアハンの南口へと歩みを進めていた。
荒れ果てた町を背後に、皆は朝の空を見上げる。

「なんだか……嫌な空ですね。日の光も見えません」
「幸先がよくありませんね、雨でも来そうな空……」


486 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:28:34 ID:7qUv0MEg0
支援支援

487 :3/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:30:10 ID:qPAuUgHx0

アリスとフォズが見上げる暗く淀んだ空は、今にも泣き出してしまいそうだった。
雨を予感させる空、それは伝承を呼び起こさせる―

「……虹の橋がその姿を現すのは、雨と太陽が合わさるとき……」
「え?」
「この偽物の世界を越えるのなら……そんな橋がお誂え向きじゃあないか?」

アレフは手の内の“それ”を見つめる。
そして空を見上げて、笑ってみせた。
これから死地へと挑む男は、強く、強く皆に笑いかけた。
皆はその笑顔に、心を奮わされる。

「……そうですね、気圧されてはいけません」
「打ち破るのです。大神官ハーゴンの、邪悪な野望を」
「……そして、あるいは破壊神すらも、な」

アレンの言葉に、フォズは押し黙る。
神官職に就く者とって、神を名に持つ者と敵対することは恐ろしかった。
その力の大きさ故に、人々は信仰を捧げる。
神を名に宿すとは、そういうものなのだ。
あるいはこの幼い少女が、破壊神の恐ろしさを最も感じ取っているのかもしれなかった。
全てを包み、滅ぼすその闇の恐ろしさを。

「何、闇とはいつも勇者が晴らすものです」

勇者心得、ひとつ。
『勇者はいつ何時も、諦めない』
彼女の心は父のように強く、母のように優しい。
アリスが太陽のような笑みで皆を勇気づける。

「そうやって、悪は滅ぶのが世の常というものなのですっ!」
「……耳が痛い話だ」
「否定ができぬな」
「あ」

ピサロとアレン、二人が決まり悪い顔を作ると、マリアとアレフも苦笑い。
あわてるアリスに、エイトとフォズも笑みを取り戻した。
破壊神と相対するべく立っている彼らの顔は皆、笑んでいた。
少女達は戦いのその先にも、またきっと皆が笑い会える未来があると、そう信じていた。
青年達もまた、自分たちは新しい未来を築けると信じていた。
そして、魔王は―

「……そろそろ、向かおう」
「マリア、準備をしておけ」
「ええ。いつでも大丈夫」

皆を首輪から解き放った三人が、眼を合わせて頷き合う。
控えていた皆も、同様だ。
一足ごとに、栄華を誇った城も、賑わっていた町も、見る影もないアリアハンが遠ざかる。
ある程度離れたところでアリスが振り返り、アレフも立ち止まって踵を返す。
やがて全員が、アリアハンに黙って向き直った。
音を立てる物は何一つない、静まりかえった王都。
恩人を、友を、愛する人……皆が皆、そこに多くのものを残してきた。
既に別れは告げた、故に彼らが口にしたのは。

「―行ってきます」

誰が誰にでもなく、そう呟く。
さまざまな思いが詰まった、一言だった。

488 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:30:11 ID:7qUv0MEg0
だが支援

489 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:31:17 ID:L6q2F0tJ0
支援!支援!

490 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:31:43 ID:7qUv0MEg0
支援すると思った時には!

491 :4/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:32:21 ID:qPAuUgHx0
──


アリアハン大陸、南端。
岸壁に叩きつけられる波は、静かだった。
海の果てには、何も見えない。

「わざわざ岬まで来たということは……」
「……橋を、架けるのですか?」
「アレフさんが先ほどおっしゃった、虹の橋……」
「……まだ、確定したわけではない」

ピサロが遮り、幾分不安めいた顔を見せた。
風が通り抜ける、不穏な風だ。
さっき言った通り、本当に雨が降り出すのかもしれない。

「この世界の姿を暴いたとき……世界の“果て”は我々の目の前にあるのか?
 あるいは北の海岸にたどり着くのか、もしくは果て無く続いているのか……」
「……果てが、無ければ」
「世界と共に……?」
「そう」

エイトとアリスの顔が強ばる。
アレンが、過酷な真実が待ち受けていることを告げた。

「我々も、消え去るだろう」

皆が閉口した。
首輪を解除するときの賭けよりも、さらに高いリスクをここで背負うことになる。
確かに命を奪い合う儀式からの脱却、代価として命を求められるというのは当然ではあった。
しかし今回の場合、手段も時間もさらに限られている。

「ですが皆さん。どうか臆さないでください」
「……各々、覚悟は決めているだろう?」
「……」

全員が、頷いた。
この先に何が待ち受けて居ようとも後悔は無い、最期の瞬間まで諦めることも無い。
死が訪れようとも、勇気を捨てないことを誓っていた。
偽りの上に成り立つ世界の破壊が、始まる。





492 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:33:02 ID:7qUv0MEg0
支☆援

493 :5/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:34:10 ID:qPAuUgHx0

「マリア!」
「……精霊神ルビスよ!刻まれた紋章に従い、その力を示せっ!」

マリアの掲げたルビスの守りが、光を放つ。
太陽、月、星、水、命。
五つの紋章が、それぞれの持ち主の心に呼応して大いなる輝きをもたらした。
薄暗い世界を、焼け付くほどの眩しい光で照らし出す。
その光は、あたかも星が誕生するかのようだった。
光が凝縮し、爆散するように広がりを見せ、思わず皆は眼を瞑ってしまう。

「……く、あぁっ!」
「マリアっ!?」

マリアが顔を苦痛に歪め、倒れ込みそうになるのを光の奔流の中でアレフは見た。
閉じられた世界がこじ開けられまいと、抵抗している。
皆をこの地に縛り付けようとする呪縛の力は、世界を暴こうとするルビスの力と激しくぶつかり合っているのだ。
媒介を手にする彼女は、幻影で出来た世界そのものが襲いかかってくるように感じている。
膝をつきそうになるマリアを、アリスが支えた。

「マリア、しっかり!!」
「アリス!」
「……精霊神ルビスよッ!!貴女の授けた力は一つでは無い!!」

アリスはマリアと肩を組み、彼女と同じく天に捧ぐように黄金の輝きを翳す。
それは、聖なる守り、彼女を勇者ロトたらしめる印。
天空に羽ばたく霊鳥ラーミアを象ったその守りもまた、精霊神ルビスが力を注ぎ込んだ物であった。

「ルビスの力よ、守りを介して力を示せ!」
「アリス、無茶はだめ!!」
「私とマリアの前に、そこらのまやかしが通じてたまるものですかーーッ!」
「アリス……!!」

彼女のがむしゃらな叫びは、マリアを奮い立たせた。
今の彼女を、無謀だと誰にも言わせはしない。
どうしようもなく愚かだと、嗤わせはしない。
マリアは、心からそう思った。
挫けそうなマリアの足が、やがてしっかりと大地を踏みしめる。
隣同士しっかりと肩を組み合い立つ彼女らは、どちらともなく微笑みかけた。

―そう、私にはアリスがいる、皆がいる。何も怖れたりしない。

「「マリア!!」」
「「アリスさん!!」」

周りに立つ皆も、光と世界の鬩ぎ合いに決して屈しない。
二人の勇敢なる少女から、眼を反らしはしなかった。

「さあ、もう一度!ルビスの力を……」
「ええ、今ここに!!」

―だって私は、こんなに素敵な親友の血を引いた“勇者”なんだから……

「聖なる守りよッ!!」
「ルビスの守りよ…!」
「邪悪なるまやかしから……っ!我らを、解き放ちたまえーーーっ!!」


494 :6/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:35:45 ID:qPAuUgHx0

──



どれくらい時間が立っただろうか。
あれほど激しかった光は、ぴたりとその輝きを眩ました。
耳が痛むほどの静寂が、途端に一同を覆う。
風にゆれる草原の草の音、打ち寄せる波の音。
何一つ、聞こえない。
世界を破ることは出来なかったのだろうか。


「……あっ……?」
「?」

ぽつり。

マリアの頬に、雨が一粒。
ぽつり、ぽつり。
一粒、また一粒と落ちてくる。
冷たく無い。
感触すらも、朧げだ。
ただ、光の粒が流れ星のように降ったような―

「雨ではない……!!」
「!?」

異変にいち早く気づき、ピサロが叫ぶ。
世界がぐにゃりと歪み、時空が揺らいだ。
広がる大地も、流れる雲も。
遥か遠くに霞む峰も、島から伸びている塔すらも。
その姿が醜く変形を始めていた。

世界が、罅割れていく。

天が、繊細な硝子細工のように、砕け散った。

495 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:36:03 ID:7qUv0MEg0
支援だッ!

496 :7/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:36:50 ID:qPAuUgHx0

「……っ!」
「うわっ」

しかし、硝子の雨は落ちることなく消えていく。
正しく言えば、世界の更に外へと放り出されているのだ。
彼らの頭上に落ち込んでいるのは、零れ落ちた世界の残滓。
先ほどのマリアがそうであったように、痛みもその感触すらも無い。
重要なのは。

「ピサロ、世界は……っ!」
「……!!」

崩れ落ちた空のはるか彼方に、果ては見えない。
まやかしの外側が、ただただ広がるだけ。
虹を架けようも無いことが、アレフにも解った。

「くそッ……!!」
「!!空ですっ!」
「!?」

フォズが、崩壊した空の向こう、広がる無限の闇かと思われた先を示す。
かつて、ナジミの塔が建っていたであろうその辺り。
そこだけが、闇が遙かに色濃い。
ほんの僅かな綻びが、誰にも気づかれぬまま、ひっそりと生まれていた。

「上か……!!」
「―ファルシオンを」
「!?」

アレンの冷酷とも言える声を、アレフは信じられないという表情で聞いた。
竜王と勇者。
二者の視線が、かち合う。
しかし、視線を合わせたとき。
既にアレフの表情は、元に、戻った。


─信じた。
彼の好敵手の決断を。
天馬の手綱を握っていたエイトは素早く声に従い、飛びつくように跨る。
ここには不死鳥も、竜神も存在していない。
彼らに空を行く手段は、ファルシオンしか無かった。

「……」
「きゃっ」


天馬は、助走を開始した。
後ろからピサロに強引に抱え上げられたフォズが、半ば投げられるように天馬に跨るエイトの胸に飛び込む。

「っ、マリア、乗って!!」
「急げ……!!」
「アレン!アリス!」

アリスとアレン、二人に促されてマリアもファルシオンに騎乗した。
しかし、天馬といえど乗せられる人数には限りがある。


497 :8/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:38:00 ID:qPAuUgHx0
「行け、エイト!!」
「しかしアレフさん!!」
「行くんだっ!!」

アレフの言葉に、エイトは悔しそうに手綱を引いた。
天馬は崩壊が始まった大地を蹴り、暗き天空へと舞い上がる。
エイトの前後で、二人の少女が眼下を振り返る。

「皆さんっ!!」
「嫌……!!」

マリアとフォズの悲痛な叫びが眼下の四人の頭上に響いた。
天馬の後ろ姿は、徐々に空へと吸い込まれていく。
自分たちの立つ世界はというと、綻びが広がり罅が入り。
今にも崩れ去らんばかりに、揺らいでいるところだった。
アリスがふう、とため息をつく。

「……マリア、どうか無事で」
「何を言っている」
「え?」
「大切なら自分で守るんだな。勇者よ」

ピサロの言葉にアリスは首を傾げた。
万策尽きた、のでは?と。
呆けた先祖の顔に、アレフはぶっ、と吹き出す。

「アリス、諦めたのか?」
「手段が尽きたわけではあるまいよ」
「え、あれ?アレフ?」

アリスが混乱した。
アレフも“こっち側”だと思っていたからだ。
頭脳派二人と肩を並べて笑われるなんて、とアリスは頬をふくらませた。
そして、笑顔のまま、勇者と呼ばれた青年は血の繋がった名を呼ぶ。
高らかな声で、空に叫んだ。

─外せない、外すものか。

彼女と俺とは、同じ血の流れの上に存在している。

外れるものか、外れるわけが無い!!

「マリア!!」
「!?」
「受け取れっ……!!」

勇者心得、ひとつ。
勇者はいつ何時も、諦めない。
アレフの手から放たれたのは、七色の光を放つ神秘の雫だった。


大きな放物線を、さながら虹のような弧を描いて。
それはマリアの手のひらの上に、落ちた。


498 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:38:13 ID:7qUv0MEg0
駄目押しにもう一発ッ!支援

499 :9/10 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:40:28 ID:qPAuUgHx0

「え?」

空気中に、波紋が描かれた。
光が色を成し、収束する。
やがて眩しいほどの光が一瞬閃き、馬上の三人は思わず眼を伏せた。
そして、次に眼を開いたときに飛び込んできたのは。

「……これ、は……っ」
「綺麗……!」

七色の橋が階となり、彼らを繋いでいた。
伝説は、ここに再臨したのだ。

天馬の軌跡は、虹となって空へとぐんぐん伸びていった。
滅び行く地に残った四人は、全力で─

「……走れぇぇぇーーーーーーーっ!!」

全速前進。
空へ上昇する天馬を追い、四人は駆けた。
背後では、アリアハン大陸が闇へと零れ落ちていく。
虹の階は、大地との接点から崩壊に巻き込まれて光の粒となって消えていく。

「……!」

天空への道をひた走るアリスは、後ろに見た。
真の虚無、永遠に広がる闇を。
目指す空に刻まれた綻びですらも、どこへ行くのか危ういものだ。
それでも、足を止めはしない。
どんな現実が待っていても、恐れない。
勇者が恐れたら、周りの足の動きすら奪ってしまうから。
だからこそアリスは、恐れることを嫌った。
立ち止まらないアリスは、消えゆく地から見ればきっと─

『太陽』のように眩く見えた。
その光を受け『月』は太陽の背を守る。
『星』がその『月』の周りで瞬く。
そして『水』は空からの光を受け輝き、猛き奔流となりて世界を巡る。
空からの光、そして水の流れは、『命』に強い力を与え─





500 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:41:19 ID:7qUv0MEg0
いつだって支援

501 :10/11 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:41:21 ID:qPAuUgHx0






「─そして世界は、命は廻る」

虚無の闇、ではない。
気が狂いそうな静寂の中、そのものは立っていた。
目の前にはこの儀式により流れた血を受ける聖なる杯。
中身は今や、無い。

「掌より逃れ、再び貴様の元に……ルビスの、廻りの環に戻れるか」

忌まわしきあたたかな光が、近い。
精霊神のちっぽけな加護を盾にして、籠の小鳥はついに籠を破ったようだ。

「何故もがき生きるのか─我は、問わん」

世界を手にする。
大地を闇で閉ざす。

破壊神にとっては、それらも、あまりに些細。

「ルビスの愛した、者たちよ」

気配が近づく。
誰も血を拭うことはない、紅に染まった神殿を、駆ける音がする。
彼らに、望むのは……
否、神が望むのではない。
彼ら自身が絶望に打ち拉がれ、畏れ敬い、望むのだ。

最期、を。



─死ぬがよい─


聖杯の間の扉が、破られた。

502 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:42:33 ID:7qUv0MEg0
支援

503 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:44:01 ID:L6q2F0tJ0
オッスオラ支援!

504 :11/11 ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:44:22 ID:qPAuUgHx0


【???/???/???】

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP 健康 MP 全快 左足に刺傷(完治) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす 

【竜王@DQ1】
[状態]:HP 健康 MP 全快 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣 さざなみの剣
[道具]:外れた首輪(竜王)ルビスの守り 魔封じの杖 破壊の鉄球
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪 脱出方法の実践
  
【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:健康 MP 全快
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡
[道具]:小さなメダル 聖なるナイフ 鉄の杖
    ルビスの守り(紋章完成)引き寄せの杖(2)  
[思考]:儀式の阻止 アリスを支えたい

【アリス@DQ3勇者】
[状態]:健康 MP 全快 首輪なし
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 炎の盾 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) 
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る

【ピサロ@DQ4】
[状態]:HPほぼ全快 MP4/5 右腕使用不能 
[装備]:鎖鎌 闇の衣 
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2]
     飛びつきの杖(2) アサシンダガー プラチナソード 奇跡の石
     ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)   
[思考]:ハーゴンへの復讐 世界からの脱出方法を実践する 体力・精神力の回復 最終決戦の戦略を練る
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。 

【フォズ@DQ7】
[状態]:健康 MP全快 神秘のビキニの効果によって常時回復 首輪なし
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) 
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)
     神鳥の杖 祝福サギの杖[7]ドラゴンの悟り 
     あぶないビスチェ 脱いだ下着 ビッグボウガン(矢 0)
     太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)錬金釜 ラーの鏡 
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる
 
【エイト@DQ8主人公】
[状態]:HP 健康 MP 全快 首輪なし
[装備]:メタルキングの槍 マジックシールド はやてのリング 布の服
[道具]:支給品一式 イーグルダガー 無線インカム 
     84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1)
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意 マリア、アレンの首輪を見張る役目につく


505 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:45:46 ID:7qUv0MEg0
せひん

506 : ◆I/xY3somzM :2010/06/04(金) 21:47:51 ID:qPAuUgHx0
口元には笑みを、胸には勇気を

題が名前欄に入らなかったのでここに。投下完了です。
情報をそうとう動かしたので抜けやミスがあったらすいません。
何かあればお気兼ねなくどぞー。

※1/11  アレフにはここずいぶん長く感じた。 ←削除
※6/11  ただ、光の粒が流れ星のように降ったような―
     ↓
      ただ、光の粒が流れ星のように降っただけの―←訂正

507 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 21:56:26 ID:L6q2F0tJ0
投下乙です!
前回までのルビスの守りリレーから一転、
緊迫感のある空気が良かったです!
ついにこのときが来たのか…!

残りわずか、よろしくお願いします!

508 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/04(金) 22:00:16 ID:7qUv0MEg0
投下乙です
舞台はそろってついに最終決戦ッ……!興奮を抑えきれないぜ
七人の決戦前の決意に俺も胸が熱くなったぜ……

改めて投下乙です!続き待ってます!

509 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/05(土) 01:26:37 ID:uCc/rVqu0
ロトシリーズの繋がりが熱いな……
とうとう最終決戦かあ……
できればみんな生き残って欲しいがそう簡単にはいかないんだろうなあ……


510 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/05(土) 13:40:46 ID:xIGvS7yYO
ピサロとマリアの首輪てどうなったんだっけ?

511 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/05(土) 19:19:38 ID:+jktDEQT0
ゲームが終了してしまうのを防ぐために、つけたままだったはず。
……次の話で二人がいなかったら……

512 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/06(日) 23:34:20 ID:0MhQaN4P0
胸が熱い……!
最終決戦を前にして既に泣きそうだ

513 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/16(水) 23:29:16 ID:U9Tz5sZJ0
保守

514 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/20(日) 22:14:00 ID:+E/YIZHA0
保守

515 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/25(金) 03:11:06 ID:7r9/MZzAO
ter

516 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/27(日) 01:55:24 ID:tOg+WB6U0
まとめサイトが見れないのは自分だけ?

517 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/06/27(日) 02:11:08 ID:CNSqJSzp0
ほんとだ。403になっとる

518 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/01(木) 00:18:21 ID:00CJlkQ10
ゲームシステムにないキャラの特殊能力って何処まで拡大解釈が許されるかな?
ドラクエ本編でもマサール、クリムトが結界張ったり旅の扉を作ったりするような感じで

例えば2の無限回廊の罠をフォズが祈祷パワーで解いちゃったとかはいけるんだろうか

519 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/01(木) 00:24:08 ID:q//COdj0O
原作と前話まで読んで、誰が見てもねーよwレベルじゃないなら大丈夫だろ
もしそういうのが書きたいなら一話ずつ、数話かけてねじまげるしかないな

520 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/01(木) 21:47:45 ID:ZBWfp/4s0
まさか新たなる書き手の到来か 期待してもいいのかなコレ

521 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/01(木) 22:19:09 ID:7cXBtfbJ0
ありがとう参考にするよ
別に新参でもないけど、そろそろ復帰しようと頑張ってるよ

522 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/02(金) 21:10:41 ID:NSuuU+CY0
期待してるよ

523 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/08(木) 00:47:42 ID:fiY4U06E0
期待しつつ保守

524 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/16(金) 13:08:22 ID:LD2fQMkY0
保守

525 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/23(金) 12:04:40 ID:m1Uh+fEkO
保守

526 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/07/29(木) 16:59:05 ID:P6pZ/+y00
干す

527 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/08/01(日) 03:04:55 ID:mG3rVE5C0
テスト

528 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/08/03(火) 22:19:02 ID:g2DSj1Jg0
保守。>>521は進み具合どうなんだろう?

529 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/08/09(月) 02:46:35 ID:3ljL1NLYO
あちらのスレは落ちたか

530 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/08/14(土) 18:30:39 ID:mpOIdZeoO
まだー?

531 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/08/19(木) 01:23:17 ID:AwiJVtHRO
保守

532 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/08/28(土) 16:43:17 ID:WvuWlgFj0
wikiからスレに飛んだら落ちてると表示されててビビったわ
実際はまだ生きてるみたいで安心した

533 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/01(水) 11:58:41 ID:9Ztc1cO80
ぎゃああああ3rd落ちてたのか

534 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/01(水) 13:07:03 ID:U1M5qfYP0
移転の時に巻き込まれたっぽい。
避難所スレ見る限り、続き書く人が現れたらスレ立て直すみたいな感じかな3rdは。

535 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/01(水) 23:55:58 ID:HA9CaZAp0
>>533
いくらなんでも気付くの遅すぎだろw

536 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/04(土) 23:38:15 ID:GVWCOldo0
もう三ヶ月……作者たちよ……無事か……。
保守

537 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/08(水) 04:46:02 ID:8uCt6/+DO
稚拙な文章になるとは思うけど書いてもいいでしょうか?
書いてもいいなら14日までに上げれるように頑張ります


538 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/08(水) 06:57:40 ID:di4Bf/CEO
投下歓迎!
だが自分の文章を卑下するのはよくない、投下したら残るんだからな
自信持って納得行く文章を投稿しようぜ

539 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/11(土) 17:12:46 ID:5Z41PYTmO
まだー?

540 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/12(日) 09:12:31 ID:6q8jbcnyO
>>539
こういう奴どうにかならないかな…
14日まで待てよカス

541 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/12(日) 12:36:24 ID:uhM3I/Dd0
ヒマならwiki更新とかしたらどうか

542 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/12(日) 15:22:36 ID:To5XqtRkO
>>539
こうゆうのはどうにかならないかとか本当に思うな

543 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/12(日) 15:52:44 ID:23RtK3/i0
まだー?も
待ってますも
期待してますも
どれも等しく鬱陶しい

544 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/12(日) 17:23:47 ID:BLxt0xN40
妙に引きずって空気を悪くしないで欲しいよ
仮に悪意あるレスがあったとしても出来る限りはスルーしてほしい

545 :537:2010/09/14(火) 13:41:26 ID:8sJeJy7P0
537です。
もうちょっと時間がかかりそうですorz
他に投下準備ができてる方がいらっしゃればどうぞお願いします。
自分もがんばって仕上げます
ハーゴンのところを探すのに手間取ってしまって・・・

546 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/14(火) 20:34:35 ID:I9kgryF00
そのちょっとがどれくらいかによって動けるか動けないかが決まるので
もう少しkwsk

1,2日程度なら待ちますよ

547 :537:2010/09/15(水) 21:48:55 ID:ks+A9Jw8O
>>546
ハーゴン城内部を詳しくおさらいしようとしてまとめサイトの各題名はすべて覗いたつもりなのですが登場人物がハーゴン、もしくは空白の話が見つけられません
それが理由で今第一回放送から読み返しているところでした。
話の流れだけ考えて投下宣言してしまいすいません…
都合で今日も短い時間しか文を読み返せないので546様で構想がありましたら是非とも投下お願いします

548 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/19(日) 07:29:09 ID:zp4JCnBeO
まだー?

549 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/19(日) 23:34:41 ID:IkhE7dpUO
>>548
消えろ

550 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/20(月) 18:48:57 ID:BJMlZY6J0
537とは別人なんだけど、ちょい質問

最新話の最後の神殿に侵入してるシーン、
状態表を見るに、7人が全員で団体行動とってるって解釈以外は無理っぽい?

551 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/20(月) 20:17:29 ID:W+dbB74HO
突入したときの状態表と解釈したらいいのではないかな
ほら最後の文は扉が開いたってだけで誰が開けたかは書いてないし

552 :550:2010/09/20(月) 23:02:57 ID:BJMlZY6J0
それでも大丈夫かな。ありがとう。構想練ってみるわ。
けど予約はしてないから自由にしてね。

553 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/21(火) 00:42:21 ID:1ClShDojO
こんなに有志がいるなんて過疎ロワかと思ったが幸せだなここは。
頑張れ。

554 : ◆BP.r.jLCXc :2010/09/24(金) 22:31:38 ID:n9eNQqBX0
いちおう形ができたので予約。
早ければ明日の夜に投下したいけど、朝見直したらうわああってなりそうだ。
でも頑張るよ。

555 : ◆BP.r.jLCXc :2010/09/25(土) 09:35:51 ID:SjF3A5w6O
今夜9時から投下予定です。

556 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 10:28:42 ID:4iyJwcb6O
全力支援

557 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 10:53:33 ID:5txX2pT7O
むちゃくちゃ楽しみ

558 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 17:15:21 ID:QAImhMHr0
ふと見たら予告されてて驚いたわ
ワクワクしながら待ってる

559 : ◆BP.r.jLCXc :2010/09/25(土) 21:07:24 ID:ph/TAK370
投下します。支援いただけるとありがたいです。

560 :二人の決着  1/11:2010/09/25(土) 21:08:12 ID:ph/TAK370





時は、聖杯の間の扉が開かれるより少し前に遡る――







虹の導きにより、7人が降り立ったのは虚無の空間。
彼らの眼前には、果ての無い暗黒に塗りつぶされた空を裂くように、神殿が鎮座していた。





561 :二人の決着  2/11:2010/09/25(土) 21:09:57 ID:ph/TAK370

***

「ついに、来たんですね」
不自然に切り取られた中庭のような場所から、神殿内へ繋がる闇を見据える。いや、睨みつける。
見えない空間から、微かな風が流れてきている。体に纏わりつくいやな風だ。
しっかりと足を付けているはずの足場はどこか頼りなげで不安定でもある。

ピサロは眉をひそめた。
「僅かだが空間の歪みが発生しているようだな。ここも長くはないかも知れんぞ」
「舞台の世界が崩れ去った余波か?」
「だとしても関係ないさ。ここまで来たらもう同じ、前に進むだけだ」

「ええ。けれどその前にやらなければならないことがあります」
屈んだファルシオンの背から降りたエイトが、フォズとマリアの手を引きながら口にした。
「首輪の解除……ですね」
フォズは自分の荷物を握りしめた。

ここは敵の本陣。
戦いは既に始まっている。戦局を有利なものにするには可能な限り迅速に行動しなければならない。
だが、首輪をそのままにしてハーゴンの前に踊り出る訳にはいかない。
この場での首輪の解除はピサロとマリアにとって必須であった。


562 :二人の決着  3/11:2010/09/25(土) 21:13:18 ID:ph/TAK370
しかし、敵が何処から見ているか分からない状態。
首輪解除が妨害され失敗、などということになっては本末転倒だ。
降りかかる火の粉を払うためにも、こちらから打って出る必要もある。

「アレン、これを」
マリアが手を差し出す。握られているのは本来の輝きを取り戻したルビスの守りだった。
「私たちはここに残って首輪を解除するわ。
 ハーゴンの幻影に惑わされないために、これを持って貴方たちは先へ行って」

「別行動をとる、ということですか」
エイトが不安げな顔で訊いた。
ピサロは俯くマリアを一瞥し、一同を振り返った。
「言った筈だ。我らの目的はただ一つ。互いを枷にしていては好機を逃すことになる。
 ここまで来ておきながら、先に進む以外はあるまい」

――風が、少し強くなった気がした。

瞑目は一瞬。アリスは表情を引き締め顔を上げる。
「……分かりました。アレフ、先陣をお願いできますか。私が後ろに付きます。
 アレンさんは最後衛にまわって後方支援を、エイトさんは私とアレンさんの間に入って補助を担当してください」
「正しい采配だ」
ピサロが頷く。
「この形が得意なんです」
機動力の高いアレフ、そしてアリス自身を前に置き攻撃の手を確保。
背後の守りは竜化状態のとれるアレンに一任。
さらに回復呪文に長けたエイトを中に配置することで全体としての守りを固める。
アリスが最も慣れている4人パーティーを基本とした編成だ。


563 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 21:15:13 ID:4iyJwcb6O
支援支援

564 :二人の決着  4/11:2010/09/25(土) 21:16:00 ID:ph/TAK370
「そしてフォズさんは首輪解除の援助を。済み次第、すぐに」
「はい。こちらも、すぐに後を追います」

黙って聞いていたアレンが、マリアの手を取る。
「これは、受け取れん。加護はお主らにこそ必要だ」
「アレン……」
「必ず来るのだぞ」
「ええ」
そして強く握った。

後ろからポン、とマリアの頭をなでたのはアレフだ。
「正直言うと、残して行きたくはない。もうあんな思いは御免だからな」
「……ごめんなさい」
「いや、もういいんだ。ただ今度は無事な姿を、笑顔を見せてほしい。
 そのためなら露払いの一つや二つ、こっちは何てことはないからな」
「ええ。ありがとう。
 私、嬉しかったの……私と絆を繋いでくれたこと。
 虹の架け橋を作ってくれたこと。
 奇跡みたいだって思った」
「それはこれからですよ、マリア」
「アリス……」
「必ず勝ちましょう。私たち、勝つんです」
「そう、そうね。必ずできるわ」
アリスの笑顔につられマリアの表情にも自然と笑みが宿る。

「ファルシオンはこちらに置いていきしょう。すぐに追いつけるように」
「ありがとうございます。では皆さん、お気をつけて」
「ああ、そっちもな」
「行きましょう!」
三人は、四人の背中を見送った。



565 :二人の決着  5/11:2010/09/25(土) 21:18:52 ID:ph/TAK370

***


――風がまた、強くなった。


「ファルシオンさん、すみませんが暫く隠れていてください。
 って……本当に入るんでしょうか……これ?」
フォズは自分のザックを広げてはみたものの、大きさを見比べ途方に暮れる。
かたやファルシオンは一度ぶるると身を振るわせると、勝手知ったる様子で鼻先を入れる。
パチリ、と瞬きをしている間にファルシオンの体はザックの中に収まってしまった。
「え、え〜と……」
思い切ってザックを力一杯引き上げてみると、実は重さすら変わっていなくて、
勢い余って転倒してしまいそうになる。
「何をやっているのだ」
「い、いえ。すみません……」

フォズは代わりに解呪の鏡を取り出し用意を始める。
「しかし、予想が外れたな」
「え?」
「首輪の事だ。よもや、あの世界を脱した瞬間に反応するのではないかと思っていたが、何も変化が無い」
「…………」

フォズは思う。
最後の最後までこの首輪という物は、自分たちの心を弱くし惑わせるものだと。

死の可能性を目の前にぶら下げられれば、誰もが平静を保てなくなってしまう。
危機に曝される命が、たとえ自分自身の命でなくとも、仲間のものであってもそれは全く同じこと。
首輪を解除され、アレフがピサロを責めた時、本当はフォズだって傷付いていた。
(いいえ……私だけじゃありません。皆がそうだった……)
でもそれは、二人が悪いのではない。
本当に悪いのは、諸悪の根源は、ハーゴン。
こんなに簡単なことが、たった一つ惑わされるだけで、見えなくなってしまう。


そう、たった一つ、惑わされるだけで。


「鏡の準備ができました。これを順番に掲げればいいのですよね?」
「ああ。合図をするからそれに従えばよい。さて」
ピサロとマリアは互いに向き合った。



566 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 21:19:14 ID:4iyJwcb6O
支援

567 :二人の決着  6/11:2010/09/25(土) 21:21:30 ID:ph/TAK370

ピサロは言った。
世界を崩壊させないために、首輪は2つ必要だった。
そして世界から脱出した今、それらを外すことには何の躊躇いも無い。
だが……
「同時に解除することは物理的に不可能。つまり」
「残った最後の1人が、その瞬間に主催者側から何らかの干渉を受ける恐れがある……」
「それって、どうなるんですか?」
「さあな。最悪首輪が爆破される可能性も、否定はできん」
「そ、んな……」
それは、生死の賭けを超えた、儀式の核心に触れる事象。
しかし躊躇している時間も無い。
「どちらの首輪を先に解放するのか……」

マリアは、自分の荷物の中からある道具を取り出した。


「これで決めましょう」


その手に握られているのは、小さなメダルだった。


「後悔も、異論も無いように」
「それが最善の方法か」
「そう思うわ。やることは同じですもの」

「マリアさん……ピサロさん……」
決意に満ちた二人の表情が、フォズの心に突き刺さる。
命の選択をしなければならない、それはなんと悲しいことなのだろう。
運命は、どこまで二人に辛い選択を強いるのだろう。

「私は表を選びます。
 表が出れば私が、裏が出たら貴方が先に解放される。これでどうかしら」
「――良いだろう」

そんなことはダメだ、と言いたいのにフォズは言葉にすることはできなかった。
気付かなかったとはいえ一度甘受してしまった二人の思惑。
決着の方法はきっとこれ以外に――ないのだ。

キィン

メダルが宙へとはじきだされた――



568 :二人の決着  7/11:2010/09/25(土) 21:23:54 ID:ph/TAK370

***

マリアは咄嗟に手を組み祈るフォズを見遣った。
(フォズさん。
 貴女は本当に優しい人。他人のために祈ることのできる人。
 このゲームで多くの絶望を強いられて尚、そんな風に清く在れるのね。
 今も、他に方法が無いから私がこのやり方を選んだと、残される方が悲しいんだと思ってる。
 でも……それは違うのよ)

メダルの軌道が落下へと転じる――
(本当の望みは、解放されることでも生き延びることでもない。
 そしてそれは、きっとこの人も同じ……)

ピサロと視線がかち合った。紅の瞳のさらに奥を見つめる。
(彼と私に共通する感情。
 より深いハーゴンに対する恨み、憎悪の心。
 刺し違えてでも仇を討ちたいと思う気持ち……
 これは他の皆にとっては重荷にしかならない)
そう思った時、一つの道の存在に気付いたのだ。

(表が出たら皆とともにハーゴンと戦う。
 けれど裏が出たら、――)
この胸の内が知れたら、きっとまた皆を怒らせるに違いない。

――裏が出たら、
   優勝者としてハーゴンと対峙する――

確証はない。
そんな機会がめぐってくるかどうかなんて本当は分からない。ただ首輪が爆発して死ぬだけかもしれない。
けれど、何も起こらなければそれでいい。そう思うのも本当だった。
(私は運命の答えを知りたい。
 なぜ彼らがこの忌まわしいゲームに参加しなければならなかったのか。
 なぜ私たちの力だけではハーゴンを討伐できなかったのか。
 この悪夢の意味を……ルビス様)

マリアの手がメダルを掴み取る。


569 :二人の決着  8/11:2010/09/25(土) 21:26:16 ID:ph/TAK370




手の中の運命は、裏を向いていた。



「貴方が……先、ね……」



マリアは静かな面持ちで見つめた。





「フォズ、鏡を掲げろ。そして私の首輪が外れ次第、即座に同様の処置をマリアに移せ」
「え……?」
マリアは驚く。ピサロも自分と同じ感情を抱いていると考えていたからだ。
自分と同じく彼もまた、独りであの憎き神官と接触できる可能性を考えているのではないかと。
だから先に己の首輪を外すことを良しとはしないはずだと危惧していた。
それなのに彼はこちらの言い分を素直に受け入れている。
どうして。

「解呪の最終手順はお前だ。それが納得しないのなら進むことができない」
「…………」
「……またあいつに殴られるのは御免だ。もし何か起これば最善の処置を尽くす。諦めるな」
「そう、ね……。ありがとう……」
真意は、すべて見透かされていた。
そして彼らは……こんなにも優しい。
せめて、その瞬間が来るまでは希望を棄てないことで、皆の気持ちに報いたい――
マリアは目を潤ませ、頷いた。



570 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 21:27:51 ID:4iyJwcb6O
全力支援

571 :二人の決着  9/11:2010/09/25(土) 21:29:14 ID:ph/TAK370

――風が強い。


ピサロは凍てつく波動を巻き起こした。
対象となる自分自身を包み込むと同時に、杖一本分離れたマリアに即座に届くよう広く力を解放する。
「集中しろ。絶対に気を抜くな。自分の首輪を解除するまでが一工程だと考えろ」
「……分かりました。フォズさん、鏡を!」

掲げられた太陽のカガミの光が、ピサロの首輪の呪詛を祓っていく。
マリアは心を無にし、正確に呪文を紡ぐ。
「――アバカム!!」

パキン

綺麗な亀裂が入りピサロの首輪は地に落ちた。

「成功……!」
「フォズ、鏡の向きを移せ!」
「は、はい!
 えっ、これは!?」

マリアの首元に現れた呪詛が、その大きさを増していく!

「いや、なにっ――?!」
「……どうした!! 何故呪詛が消滅しない!!」
「ダメです、光が、効かない……!? そんな!!」


――風がうなりを上げて吹き荒ぶ――


呪詛が制御を失ったかのように蠢きだし、邪気を含んだ突風が、フォズとピサロの体を吹き飛ばす。
巻き起こる激しい波動に包まれ、マリアは高く宙に浮かびあがった。

「こ、これはっ、まるで旅の扉――!?」
「転移の術か……! 不味い、取り込まれるぞ!!!」

最後の一人たる優勝者は、聖杯の間へと誘われる。
この儀式の最終目的――その役割を果たさんがために。


マリアの体はその場から消え去った。






572 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 21:35:06 ID:4iyJwcb6O
支援

573 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 21:39:13 ID:SjF3A5w6O
規制食らいました。したらばに続きを落としています。

574 :二人の決着 10/11:2010/09/25(土) 21:40:33 ID:EMmxrFIu0
***

「妙に静かだ」
「辺りには敵の気配がありません。これではまるで」
「誘われている、か」
「それも良いでしょう。ここが最後の……」

アリスは扉に手をかけた。
目の前に広がる暗闇。
足を進めると、辺りに無機質な音が響き渡る。

ごう、ごう、ごう

青白い炎が燭台に灯っていく。
まるで彼らを導くかのように。

背筋が凍りつくほどのおぞましい魔力があたりを包み込んだ。
この感覚には覚えがあった。
始まりを告げられたあの瞬間。
この世界に集められた者たちが、抗いきれない運命に落とされた瞬間。
それは遥か遠い昔のことのようで、しかし鮮明に焼き付いて離れない。


「――ハーゴン……!!」


壇上に立ちはだかる影に向かい、アリスは声を上げた。




【???/聖杯の間/ゲーム終了直後】

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP健康 MP全快 左足に刺傷(完治) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす 

【アリス@DQ3勇者】
[状態]:HP健康 MP全快 首輪なし
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 炎の盾 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) 
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る

【エイト@DQ8主人公】
[状態]:HP健康 MP全快 首輪なし
[装備]:メタルキングの槍 布の服 マジックシールド はやてのリング
[道具]:支給品一式 イーグルダガー 無線インカム 
     84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1)
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意

【竜王@DQ1】
[状態]:HP健康 MP全快 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣 さざなみの剣
[道具]:外れた首輪(竜王) 魔封じの杖 破壊の鉄球
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪

575 :二人の決着 11/11:2010/09/25(土) 21:41:14 ID:EMmxrFIu0
【???/虹の橋到達点/ゲーム終了直後】

【ピサロ@DQ4】
[状態]:HPほぼ全快 MP4/5 右腕使用不能 首輪なし
[装備]:鎖鎌 闇の衣 
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2]
     飛びつきの杖(2) アサシンダガー プラチナソード 奇跡の石
     ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)   
[思考]:ハーゴンへの復讐 体力・精神力の回復 最終決戦の戦略を練る
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。 

【フォズ@DQ7】
[状態]:HP健康(神秘のビキニの効果によって常時回復) MP全快 首輪なし
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) 
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)
     神鳥の杖 祝福サギの杖[7] ドラゴンの悟り 
     あぶないビスチェ 脱いだ下着 ビッグボウガン(矢 0)
     太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)錬金釜 ラーの鏡 
     天馬の手綱(ファルシオン)
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる


【???/???/ゲーム終了直後】

【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:HP健康 MP全快
[装備]:いかずちの杖 布の服 風のマント インテリ眼鏡
[道具]:小さなメダル 聖なるナイフ 鉄の杖
    ルビスの守り(紋章完成)引き寄せの杖(2)  
[思考]:ハーゴンへの復讐 儀式の阻止 アリスを支えたい

※優勝者の転移は自動的に発生したものであるため、現在の主催者の意思とは関わりない可能性があります。


576 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 21:43:26 ID:EMmxrFIu0
代理投下完了しました。
投下乙であります。
最終決戦前にさらなる展開の予感。ゾクッときました。

577 : ◆BP.r.jLCXc :2010/09/25(土) 21:44:56 ID:SjF3A5w6O
代理投下ありがとうございます。

少し強引な話運びかもしれないなあと思いつつ……
ご意見ご指摘ありましたらよろしくお願いします。

578 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/25(土) 22:04:41 ID:4iyJwcb6O
投下乙でした!
ここに来て分断!
勇勇兵竜の新パーティー結成!
しかしここでマリアが……
取り残された魔王と神官がどうなるやら。
というかこの2人は出会ってからずっと一緒にいるな……
続きを待った身としてはうれしすぎる。GJでした

579 : ◆I/xY3somzM :2010/09/26(日) 21:58:39 ID:ihU5tFRk0
久しぶりに帰ってきたら投下がありました。
うれしいです。
続きの案を合間をぬって少しずつ考えていた甲斐がありました。
必ずや完結させましょうみなさん!

感想ですが、最終局面での大きな状況変化に踏み切っていただけたのはありがたいです。
ここで展開を大きく広げるきっかけが生まれたことで、面白さはさらに加速するかと思います。
乙でした。


580 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/26(日) 23:10:26 ID:xk9h8OQn0
>勇勇兵竜の新パーティー
そこはエイトも勇にしといてあげてw

関係無いけど9でアレフ、アリス、フォズ、マリアのパーティーを作ってプレイしてたのを思いだした。
4人パーティーで戦闘に行くってのがドラクエっぽくて良いなー。

581 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/27(月) 22:15:30 ID:jsqpYNsG0
エイトは勇に加えて竜でもあるのになw

ここまで来たら順調に最終決戦かと思ったら、
思いがけない展開にハラハラさせられた
マリアの運命やいかに…!!
GJでした

582 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/28(火) 03:45:27 ID:o6nmkLhu0
とうかおつ!
なんか混成四人パーティーって心にくるものがあるな
そしてマリアの思惑とピサロの想いがよかった
しかしほんとこれは続きが気になるなー、GJ!

583 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/28(火) 10:42:00 ID:o9ovFLehO
マリアとシドー

優勝者と主催者が同じ作品とは珍しい

584 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/29(水) 15:58:08 ID:/12m5QG70
ところで、分断したけど無線は片方が持ったままですね。
これはこのままでもおkなのかな

585 : ◆BP.r.jLCXc :2010/09/29(水) 22:16:59 ID:QPhhlS0u0
ご要望があれば加筆修正しますが、
状態表的な意味で前話との兼ね合いがあるので、皆さんの意見を伺いたいところです。
まあ、そもそも時間を巻き戻して間を埋めるような話の書き方をしたのがアレっちゃアレなので、
自分では何とも言い難いですが……。

586 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/09/29(水) 22:37:27 ID:orXHNfNk0
まあ、謎の異空間ってことなら
磁場の乱れとかで無線が使えないことも大いにありえるし
(確か、地下に潜ったら電波がとどかなくなってたという時もあったかと)
一方で、使えるなら使えるで、何かの役に立つだろうから
どっちに転んでもいいように、修正なしで次を書く人の裁量に委ねても問題ないと思うよ

587 : ◆BP.r.jLCXc :2010/09/30(木) 23:08:25 ID:VxdYx6sG0
ではその方向で、保留というか現状維持にさせていただきますね。
後々他にも何かあればおっしゃってください。完結までこのスレを離れることはないと思いますので……

588 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/02(土) 00:56:16 ID:SZqtKmmvO
投下おつです!
バックが竜王とか心強すぎるww
ゲームでこの4人パーティ使ってみたいなw

589 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/02(土) 07:59:06 ID:Zpe6m+BZ0
だが!あえて言わせていただく!
竜王一見心強いようで、戦いの最後まで役に立ったことは…ない!
竜王がんばれ超がんばれ

590 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/03(日) 23:51:39 ID:5AzTGTQU0
竜王は結構体張ってるよ。命賭けて首輪解除に挑んだり
年長者的役割ってのもいいもんだ

591 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/05(火) 00:24:51 ID:EjPC2w980
いや、体は張ってるけど、肝心要の時になんかダウンしてる
アトラス戦ではとどめさしたのはアレフだし
マルチェロ戦もせっかく特攻したのに、ケリつけたのはエイトだった
体はこの上ないほど張ってるし、だからこそ最後まで持たなかったりもするんだが

592 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/12(火) 01:38:59 ID:pJTctB+F0
保守

593 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/13(水) 16:43:08 ID:t7n5/gnY0
保守

594 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/16(土) 22:01:01 ID:tgSh5NL70
保守

595 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/19(火) 00:27:00 ID:2cWFVVrG0
おおおおもしろい! いよいよクライマックスですね
これまでの素晴らしい書き手様方の饗宴がいよいよ実を結ぶのかと感慨深いです
長い過疎期、脱出道程をほぼお一人で支えてくれた ◆I/xY3somzM氏に改めて感謝です!

596 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/19(火) 20:25:47 ID:s5no8ldY0
戦士・デイジー、勇者アリス、僧侶フィオ、魔法使いサマンサで3をはじめてみた
戦士以外の3人は熱血、抜け目がない、きれものにすることができたが
デイジーは何故かでんこうせっかの戦士となった

デイジーのイメージにあう性格ってなにかな

597 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/21(木) 00:21:38 ID:FWTZ5mtf0
小さなメダルの使い方とか上手いね!
出番がないままのアイテムかと思ってたGJ

598 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/24(日) 22:12:58 ID:oaeqkcq2O
ザ・保守と呼ばれたこの俺がああああ

599 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/27(水) 22:28:01 ID:aFFoPeKQ0
続きが気になる保守

600 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/28(木) 00:08:07 ID:BX6hrI+m0
wiki編集してくれた人乙!
あと絵板にも投稿がきてた!個人的に好みな絵柄だわー

601 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/10/28(木) 02:04:52 ID:BckBVebIO
うおあああ絵板もGJ!!
ラストまでテンションだだあがりだぜ!

602 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/04(木) 01:27:10 ID:ooILIVJx0
hosyu

603 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/10(水) 17:49:42 ID:yC8ENvU10
絵板見ると一年おきくらいに支援されてるのなwガンバレ保守

604 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/17(水) 22:11:35 ID:+66wvDKx0
hosyu

605 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/21(日) 11:00:30 ID:KCyjRP3k0
ほしゅ

606 : ◆I/xY3somzM :2010/11/21(日) 14:49:46 ID:WFS0ToF00
ずいぶん間が開いてしまいましたが、投下すべく作品を書き終えました。

しかし、前話である ◆BP.r.jLCXc氏の作品と若干の矛盾点と思われる箇所ができてしまいまして……
今回は一時投下スレの方に落とさせていただきます。
今夜21時を目標に投下しまして、みなさんの意見を取り入れて問題の箇所のみを削るか全部投下するか決めたいと思います。
幸い問題のパートだけ削っても矛盾は出ないと思われますので。
では住民の皆様御覧いただけているかわかりませんがどうぞよろしくお願いします。

607 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/21(日) 17:10:35 ID:MMBlBiBv0
了解しました。
待ってます。

608 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 15:43:03 ID:m8hD8FzQO
したらばにも書き込みましたがこちらにも一応。
今夜19時に本投下に踏み切ります。
住人さんたち未だいらっしゃるといいのですが。

609 : ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:00:25 ID:3gY/d/mr0
投下開始します。

610 :死を賭して1/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:01:12 ID:3gY/d/mr0

「……暗い、な……」
「何も聞こえません、ね」

暗く長い廊下には、勇者達の足音だけが響く。
その足音が余りに遠く響く事実は、ここの広さが計り知れないことを示していた。
彼らは、神殿の構造を把握していない。
故に先程から点在する部屋を地図でも無いかと探る為に、片っ端から探索することにした。
それに、この神殿には確かに内通者─脱出の切り札を忍び込ませた人物がいたことは確かだった。
ハーゴンの関係者との遭遇も、吝かではない。

「鍵はかかっていないようだが」
「!……これは」

先を行くアレフが先程そこで拝借した松明の灯りに、部屋が照らされる。
アリスが見つけたのは、机の上に映し出された見慣れた図。
帰れないと知ったその瞬間からずっと、求め恋いたふるさとだった。

「これはアリアハンの大陸図です……とすると、ここは」
「ええ、監視室でしょう。これが放送に使っていた道具ではないでしょうか」

歯車、発条、放送の合図であろう鐘。
ある程度見知った仕掛けもある。
しかし硝子の球面に浮かぶ赤い光点、喇叭を逆にしたような装置。
彼らの与り知らぬ物も沢山存在していた。

「……なるほど、インカムとやらに意匠が似ている……」
「どんな匠が作ったのかは知らないがな」

アレンとアレフは部屋の壁一面に広がる得体の知れない装置を見上げる。
アレフガルドではお目にかかれぬ代物だろう。

「……だめださっぱり分からん」
「我々の世界には恐らく存在せぬ品、解せぬも道理よ」
「絡繰の類の存在は知ってはいますが……それでもこれらはすごい技術かと」

一行が部屋を探索するも、内部の図は見当たらなかった。
先の見えない暗く長い廊下を、再び探索せざるを得ないだろう。
と、開かれたままの戸に、アリスが振り返った。

611 :死を賭して2/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:02:00 ID:3gY/d/mr0

「……?何か、臭いますね」
「む、何を感じた?」
「なんだろ、この臭い……えと」
「手がかりも無いし、向かってみましょうか。アリスさんの感覚を信じましょう」

風の流れの先に向かうが、特に部屋らしい部屋も見当たらずに歩き続ける。
人の気配は皆感じていなかった。
しかし、徐々に他の3人も別の何かを感じていた。
感じていたのは、生命の欠片すらも感じられない神殿には異質な何か。

「……油、か?」
「血、いや……鉄の臭いも感じられるな」
「ですよね、やっぱりこれって……」
「っ、下がれ!」

アリスの言葉を遮ったのは、先頭を歩くアレフ。
そして、彼の足元に石畳に突き刺さった何か。
少々大型だが、戦い慣れた彼らにとっては見慣れた物。
それは矢だった。

「えっ?」
「何か来るぞ」

最も夜目の聞くアレンの声が、皆の警戒を更に強めた。
かすかに、金属音が聞こえてくる。
続いて、風切り音を孕んでさらに矢が数本飛来した。
アレフとアリスは盾を翳し、剣を振るい、矢を弾いて後方を守る。
漸く視界に捉えたのは、紅く光る単眼。

「なんだ、あいつは……?」
「人間では無い……!見たことも無い魔物です」
「あれは……」

金属と石畳が擦れる音。
ギラリと薄明かりの中でも鈍く光るその身体。
一行の中で、エイトだけがその正体を知っていた。

612 :死を賭して3/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:03:06 ID:3gY/d/mr0
「キラーマシン……素早い動きと剣、弓を駆使する強敵です」
「ほう、知っていたのか。ワシも書物でしか目にした事は無かったが……」

アレンが顎に手を当てて、その奇妙な挙動に目を見張る。
徐々に近づいてくるその姿は、先頭を行くアレフ頭一つか二つ上回る体躯だった。

「こちらは剣を交えたことも、何度か。眼には注意してください」
「へ?」

エイトが言うが早いか、暗闇の中で光る単眼が3つに増えたかと思うとそれぞれから集中するように光の線が伸びた。
地面を焼き焦がしながら、一瞬で先頭を行くアレフの正面にまで伸びる。

「どわ!」
「っ、く!」

各々が左右に飛び退いて直撃は免れたものの、一行の中間に一瞬遅れて爆発が起きる。
一行の頬を、熱い風が撫ぜた。

「熱線を放ち、高熱により爆破……ギラ系統とイオ系統の複合呪文にも見えるが魔力は感じられぬ」
「冷静に分析している場合か」

自分の陰で興味深い古代遺産の挙動を確認するアレンに、アレフが嘆息を漏らす。
熱を孕む余波に、その攻撃を放った正体─キラーマシンA、B、Cの三体は怯む様子もなく接近してきた。
一時的に左右に分断された一行は、陣形が崩れたままでの迎撃を余儀なくされる。

「次同じ攻撃が来られたら、盾じゃあ防げんな」
「皆さん陣形を乱さないほうが得策かと…… 敵を視界から外さないように横一列になりましょう」
「ええ、落ち着いて対処すればきっとなんとかなります!」

槍を構え直し立ち上がったエイトが、爆風の向こう側に声を張る。
隣でアリスが、光輝くメタルキングの剣を鞘から抜き放った。
目の前の大きな敵を見上げ、二人は迎撃に入る。

「アリス!」
「アリスさん、作戦を!」
「へっ!?作戦!?」

彼女は戦略眼、判断力にも長け、戦闘の際細やかな『指示』を出してはいる。
だが一言で全員の行動指針を大まかに定める─『作戦』を立てるのは、アリスにとって未経験だった。

「え、えっと……」
「我らの相手は木偶では無い、特に魔力の消耗は避けたい所だ」
「え、えっとそれじゃあ」

アリスの言葉に、咄嗟に頭に浮かんだ作戦。
それは、たったひとつの単純な言葉だった。

「じゅもんつかうな!!」

各々の武器が、鳴った。


613 :死を賭して4/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:04:19 ID:3gY/d/mr0


「う……」

どれだけの時間が経ったのかは解らない。
暗闇から目覚めても、また別の暗闇にいる。
彼女はそのことを認識し、初めてはっきりと覚醒した。

「……ここは」

マリアは、今まで自分が居た空間とはまた違う空気の臭いを感じた。
わずかに身じろぐと、首から下げたままのルビスの守りが冷たい煉瓦と擦れ、チリリと鳴る。
見えなくともマリアは覚えている。
この広く、暗い空間を。

「……最初に、喚ばれた……」

ここは謁見の間。
ハーゴンから死の宴を開催すると宣告されたその場であった。
あの時の恐怖は、そこに残存している。
肌を撫でる冷たい空気も。
戯れのように首をもがれた、哀れな少女の血の跡も。
部屋中の松明が、不意に灯った。

「賢しいな、亡国の王女よ」
「!!」

その威圧感は、かつて感じたもの。
その声は、かつて聞いたもの。
足音が聞こえる。
近づいてくる気配に、総毛立つ。
しかし……マリアは、その身を構えた。
もう、ただ涙を流す少女では、いられない。

(これは……!一体何が起こったのだ!?誰か、誰かおらぬかっ!)

身体が内側からチリチリと熱い。
マリアの脳裏には燃え盛る故郷と、民の悲鳴が蘇っていた。

(すぐに兵士達を集めよ!)

そして父の記憶、最期の思い出。
内側の熱さとは裏腹に、マリアの全身は冷え切っていた。
冷たい汗が、白い肌を流れていく。


614 :死を賭して5/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:08:46 ID:3gY/d/mr0
「……!!」

かつての恐怖と今の状況に戦慄するマリアを迎えたのは、拍手だった。
徐々に影の輪郭が顕になり、青白い手、そして顔も灯りの下へ照らされる。

「優勝……おめでとう」
「……!!」

紛れもなく、故郷を、民を、父を奪った憎き仇。
そして仲間までもを奪った宿敵の顔が、そこにあった。


─父に、避難すべく地下へと手を引かれた。
その途中、幾度となく届く断末魔に耳を塞ぎたくなる。
端正な顔は涙でぐちゃぐちゃになった。
大事に育てていた花は焼け、美しく澄んだ池は赤く、そしてどす黒く濁る。

(よいか……マリア、お前はここに隠れているのだっ!)

優しかった父がこんな顔をしたのは、最初で最後だった。
こわばる手に、両肩を掴まれる。

(わしの身に何が起こっても、嘆くでないぞ)
(お、お父さま……!!)

マリアは、群がる魔物に必死に抗う父の背を見ていた。
見ていることしか、できなかった。
魔法使いとして持ち始めた杖も、今では震える身体を支える役にしか立たない。
無力さに、そして傷だらけの父の姿に、涙が溢れた。

(……!!)

そして霞む視界の中に、浮かんだ。
冷たい、青白い笑みが。
ハッとなって声をあげる暇も無く、父の身体は炎に包まれていた。

(ぎょえーーーっっ!!)
(お、お父さまーーーっっ!!)

─それから先の記憶は、あまり無い。
気がついたころには、自分は単なる薄汚れた犬となっていた。
腐った肉を食らい、泥水を啜り。
生き延びることだけで、必死だった。
仲間に救われる、その日まで。
あの日、あの時からの悔やむべき悲劇が、マリアの胸を幾度となく貫く。
目の前の顔は、マリアの全てを確かに刺激した。

(……でも)

憎き大神官の歩みは止まらない。
既に、互いの術者としての間合いに、既に入っている。
しかしマリアの頭に浮かんでいたのは、ひとつの疑念だった。

(奴は……自らを破壊神の贄としたはず……)

両の足は、ついている。
姿は実体影もそこに。
大神官ハーゴンは、そこに在る。
─しかし記憶が語る確たる死人、ならば今この光景、これは果たして現か?

615 :死を賭して6/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:14:49 ID:3gY/d/mr0

「貴方は……本当に……?」
「……些か、不似合いだな」
「え?」

ハーゴンがパチン、と指を鳴らす。
呆気に取られてしまったが、マリアが瞬間的に違和を感じ取った。
─首周りが、涼しい。

「畜生のように戒めたこと、無礼が過ぎたな。そう『犬ではあるまいし』な……?」
「……っ!」

ハーゴンだ。
マリアは目の前に佇む男が『ハーゴンの記憶を確かに持っている』と認識した。
ねっとりと絡みつくようなこの視線、冥府から響くかのような低い声。
全てを記憶している。
ただ、少し違う。

(……あのときより更に!!)

禍々しい。
持ち合わせていた力は、ここまで常軌を逸した物だっただろうか?
─ハーゴンは、その手に首輪を弄んでいた。

「さて……」

一瞬呆けていたマリアがハーゴンの声に立ち直ったとき、すでにその手から首輪は消え果せていた。
計り知れない。
人が手を付けてはいけない、邪なる力。
ハーゴンの殺し合いを望む言葉から、ずっと行使されていた摩訶不思議な全て。
目の前にすればやはり、悍ましい。
早くもその邪気に呑まれつつあった。

「初めにこの場で説明した通り……だ。覚えていよう?」
(いけない、気圧されては)

そう、何のために自分達はここまで来たのか。
目の前の男に、今一度引導を渡すのだ。
近づくハーゴンの持つ杖が、カッと床を鳴らす。
マリアは杖を握る手に力を込め、隠しておいた聖なるナイフへともう片方の手を滑らせた。

「『最後の一人となったものには褒美を取らせる』とな」
「!!」

マリアの身体が、強張った。
ハーゴンの表情は変わらず、その真意も図れぬまま。


616 :死を賭して7/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 19:19:11 ID:3gY/d/mr0

(このゲームに勝ち残り最後の一人となったものには私直々に褒美を取らせよう。
 元の世界に戻すのは当然、富も名誉も思いのままだ。そして……死者を甦らせることもな)

「……多くを、喪った……取り戻したいものもあろう」

あの日の父が。
アレン、ランド、そしてリアの笑顔が。
ずっと傍にいてくれた、トロデ王。
ククール、ハッサン、レックス、トルネコ……
バトル・ロワイアルの舞台から突き落とされた多くの人々が。
マリアの脳裏に浮かんでは、消えていく。

「何、『神』の力の前には……人の望みなど全て事足りよう」

ハーゴンの甘言が、マリアにはそれはそれは恐ろしく感じた。
その声は、本当に目の前の男の喉から出ているのだろうか?
もはや何がまやかしで、何が真実か、曖昧になっている。
胸のルビスの加護を握り締め、マリアは必死になって正気を逃すまいと抱え込んだ。

「……私……」

マリアはスッと歩み出る。
その足取りには、もはや迷いはなかった。

「望むわ」

ハーゴンが、手を差し伸べた。
マリアの手は─

「……貴様の命を!!!」

その青白い手に、重ねられることは無く。
いかづちの杖が風を切り裂き、大気を灼いた。



617 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 19:29:50 ID:m8hD8FzQO
支援

618 :死を賭して8/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:04:34 ID:3gY/d/mr0




杖の先端から放たれた閃光にたじろぐ様子も見せず、佇まいを崩さぬままハーゴンの姿は光に紛れた。
爆炎が、黒煙が、続けて視界の全てを覆い隠す。
だがその気配は、消えてはいない。
マリアは怒りに震える声を、見えぬ怨敵へ投げかけた。

「多くを、喪った……?」

荒ぶる雷閃が呼んだ炎熱が、謁見の間の赤絨毯を炎に包む。
冷え切った空間は、一気に温度を上昇させた。

「奪ったのよ……あなたが……」

続けてマリアは、渾身の魔力を込めてバギを唱えた。
真空の渦は半ば暴走し、石畳を抉り瓦礫を撒き散らしながら憎き仇へと向かう。

「あなたが、全てをっ!!」

荒れ狂う大気の刃が、爆炎を切り裂き煙を晴らす。
風の流れに礫が舞い飛び、弾丸のようにその身に迫る。
現れた大神官の顔は。


「─愚策」


裂けんばかりに口元を綻ばせた。
その笑みは、余りに彼女がかつて見た破壊神のものに似ている。
掲げた邪神の杖が、暗黒の暴風を呼び起こした。


619 :死を賭して9/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:10:00 ID:3gY/d/mr0
「……妙だ」

未だ土煙の晴れぬ廊下のど真ん中、アレンがぽつりと呟いた。
キラーマシンB(恐らく)の体当たりを盾で防いだアレフと、丁度背中合わせの形となる。

「?なんだ、考え事をしている暇は無いぞ」
「敵が挑んでくる可能性はあったが……こんな木偶にワシらを任せるというのに、な」
「……確かに、放送をしたのは人間……」

アレフは死者を告げる鐘、そして同時に流れる放送を思い出した。
一度目は腕の中のルーシアの死を知ったとき。
二度目は、怒りと失望に燃えるピサロの眼前で。
そのときの声は……

「声は男女別々だった。奴らは複数の人間から成っている、まず間違いなく」
「然様、だが儀式から複数の人間が神殿に乗り込むという事態にこの対応……」

アレフがキラーマシンのサーベルをロトの剣で弾き返す。
アレンは左右に片刃剣を持ち、迎え撃つ。
二人の会話は、剣戟を途切れさせることもなく続いていた。

「……まあ、間違いなく神官が出られない理由があるな。儀式の最中とか」
「他にもいくつか考えられる」

アレンの脳裏に浮かんだのは、書物に秘められた暗号。
内通者の存在。

「……謀反が明らかになって全員拘束された……か?」
「それならばかわいいものよ。我々が最も恐れるべきは─」

アレンの二刀が、剣を抑える。
伝説となった勇者の剣が一閃、機兵の振るう蛮刀を根元から斬り砕いた。

「奴らも既に"神の餌"ということよ」
「……完全なる復活、阻止は手遅れ……確かに最悪だ」

敵の立ちふさがる暗闇のさらに向こう。
既に存在する"神"が万全の状態で待っているとすれば。
それは絶望という言葉以外では形容しきれなかった。

「だがまあ……」

だが、志を挫かれるわけにはいかなかった。
各々が負けられない理由がある。
神をも怖れぬ勇気を胸に、彼らの行進は止まらない。

「勇者、だからな……いつだって最悪の状況と戦ってきた。今回も、同じさ」
「クク、頼もしいことだ」

話を終えたのは、キラーマシンの頭がごろりと落ちたのとほぼ同時だった。

620 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 20:10:59 ID:67FVnQQY0
支援しましま

621 :死を賭して9/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:12:02 ID:3gY/d/mr0


「せいっ!」
「だぁっ!」

鋼の王の名を冠す二つの武器が、装甲を貫いた。
甚大なダメージを受け、尚も機械の身体は標的に剣を振り上げる。
が、その剣が振り下ろされぬまま、ガクリと動きを止めた。
二人が剣、槍を抜くと同時に崩れるように倒れる。

「残りは一体!」
「やはり、簡単な命令しか与えられていないのでしょうか。動きが単調です」
「我々の相手には、少々役者不足ですねっ!ちなみにこの場合役不足では誤用ですよ!」

最後の一体が矢を乱射してくるも、流星の速度を得たアリスは造作もなく避ける。
その隙に接近したエイトが疾風のように突き出した槍が、手から剣を弾いた。
しかしカリカリ、と何らかの摩擦音を上げつつ首を向けたキラーマシンは、至近距離のエイトを見据える。
単眼が、ギラリと紅く光った。

「危ないっ!」
「!」

しかしエイトの判断は落ち着いていた、その場を開けるように後ろへ飛び退く。
無論背後に飛び退いただけではその光から逃れることは出来ない、盾をも貫通するであろう。
だが空いた空間を埋めるかの如く、一筋の雷が飛び込んできた。
鉄の身体に電撃を叩き込まれ、キラーマシンはまるで痙攣するかのようにその巨躯を震わせる。
そして、黒い煙を関節から上げ、完全に沈黙した。

「ふうっ」
「アレンさん、アレフ。そちらは大丈夫でしたか?」
「ああ、問題ない……それより、最初からそうすればよかったじゃあないか」

アレフも、一体を仕留めた直後にエイトの救援に向かうつもりでいた。
しかし一手早くに放たれたのはギガデイン。
かつてのアトラスのときの二の轍を踏んだようで、アレフは不平を漏らした。

「視界が悪かったのでな、同士討ちの可能性もあった」
「冷静だこと」

いたって真面目な顔で宿敵にそう言うアレフに、アレンがフ、と鼻を鳴らした。
各々が武器を収める。
ようやく撃退を果たしたものの、彼らを取り巻く状況はさして変わっていない。

「しかし……」
「どうしました」
「我々は既に奴の幻惑に落ちたのかもしれぬな」

アレンが広がる虚空へと視線を向け、眉をひそめる。
エイトとアレフはその言語に、二の句が継げない。

「そう、ですか?何の変哲も無い廊下ですけど……」

そう、広がるのは松明が規則的に並んだ驚異的に長い廊下。
ところどころに扉が見えるが、その先は見えない。

622 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 20:12:36 ID:67FVnQQY0
 

623 :死を賭して10/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:13:25 ID:3gY/d/mr0


「あるいは延々と続く廊下の幻影なのかもしれません、僕も似た経験があります」
「無限回廊……とでも言うべきか?」
「終りがない?寒気のする話だな……」

エイトは暗黒魔城都市での出来事を思い出す。
至って普通の街並みが現れたときはぎょっとしたものだ。
そして同じところをぐるぐると廻っているはずが、街が徐々に惨状へと変わり行く。
あの時とまた同じく、趣味の良くない幻影では無いかと思ったのだ。

「だとしたら、俺たちはここから出られないのか?」
「そうとは限りませんが……」
「加護を持つマリアを欠いたが故、影響が出始めたのかもしれぬ……
 此奴等の出所も探って見るべきか、それとも一旦戻るか……」

転がるキラーマシンを示し、アレンが問う。
確かに、これまで進んで、機械兵の姿形は目にしていない。
だが、マリア達が追いついて来ないのも気にかかる。

「そう、だな……」
「まだそれほど時間が経ってはいないと思いますが……
 幻惑の中でその感覚すら鈍っている可能性も、どうすべきでしょう?」
「ここで退くのは、得策では無いと思います」

皆の迷いを、少女の一言はぷつりと途切らせる。
フォズの持つボウガンに使えるかもしれない、と散らばる矢をせっせと拾いあげるアリス。
この状況でも枯れぬ、花のような笑顔で向き直って皆に言った。

「奴らは我々が迷うのを望んでいるのかもしれない、
 思惑通りになるだなんて、シャクじゃないですか。それに……」

勇者心得、ふたつ。
迷いは勇気を鈍らせる、迷うことなかれ。
立ち上がって、握りこぶしを突き上げた。

「彼らは必ず追いつく、と約束しました。信じて、前に進みましょう」
「……そうだな」

一行は、再び歩みを進める。
決して緩める事無く、決して振り返る事無く。

624 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 20:14:06 ID:67FVnQQY0
 

625 :死を賭して11/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:16:26 ID:3gY/d/mr0
マリアは自分の眼を疑った。
あるいはこれも、まやかしか。
しかし、自分の胸にはルビスの加護がある。
信じられないが、目の前には現実が広がっているのだ。
何が、起きたか。
ハーゴンが、見たこともない呪文で自分のバギを吹き消した。
まるで、蝋燭の火のように、容易く。
しかし大神官の力の全容など知らぬマリアが驚愕したのはそこではなかった。
飛び散る石片の中でも、巨大な物は吹き飛ばない。
そのままハーゴンの頭上へ振りかかり……

「!?」

マリアの眼が、再び大きく開かれた。
瓦礫が粉々に砕かれた。
しかし、ハーゴンは何一つ唱えてはいない。
砕いたのは─

「な……!!?」

拳、だった。
固めた拳を振り上げる、それはそれは粗野な行動。

「ああ……いかん、な」
「なっ……な、んっ……!!」

マリアは混乱した。
奴は古代呪文メダパニの使い手でもあったと言うのだろうか。
はたまたこれすらお得意のまやかしか。
それとも、本気を出せばあのハッサンに匹敵する武闘家だったとでもいうのか。
動揺は全身の汗腺を開かせ、頭の回転を停止させる。

「やはり仮初……比べてしまえば、脆い」

ぽたり、ぽたり。
流れ落ちる、どす黒い血。
いや、肉は抉れ指は非ぬ方向に曲がり、骨が露出している。
自分の大傷をまるで関わり事では無いことのように、空虚な眼差しのままハーゴンは見つめていた。
ピクリ、とだらし無くぶら下がった人差し指の先端が跳ねた。
メリメリ、と聞き及んだ事もない音が、ハーゴンの肉体を駆け巡っている。
隆起した肉体が、変形する骨格が、ハーゴンの右腕を大いなる異形と成し、そして再び異音と共に圧縮。
そこにはすっかり元の青白い手が存在していた。
マリアは慄くが、漸く合点が行く。

「貴様……既に……ッ!!」
「やはり……」

一歩、一歩。
ハーゴンが、無残に焼き千切れた赤絨毯を踏み越え、迫ってくる。
マリアは知っている、有り得なき破壊の力を。
そして、破壊の裏の力をもその手で操る、禍々しき邪神の記憶を。

「賢しいな?」
(既に『破壊神はここに居る』ッ!!)


626 :死を賭して12/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:18:33 ID:3gY/d/mr0
マリアは、竦み上がっている。
目の前には怨敵がいるというのに。
気味の悪い笑顔を湛えて、近づいてくるというのに。
その場を、一歩も動けない。
このまま自分は、屠られるのか。

(アリス……!!みんな!私に勇気を!!)
「うあああああぁぁぁァッ!!!」

手を伸ばせば抱き締め合うことも叶いそうな距離。
ハーゴンがそこへと踏み込んだ瞬間、マリアは吠える。
聖なるナイフが、閃いた。




「……何の」
「ぐっ……うっ……!!」

その刃が、血の華を開かせることは無かった。
虚空に阻まれたかのように、止まっている。

「心配も、要らん」

ハーゴンの手が、マリアの腕を確りと掴んでいた。
ピクリと動かすことも、叶わない。
力の抜けた手から、魔を祓い邪を討つ聖銀の短剣はかしゃん、と頼りない音と共に床へ落ちた。

(……この……ちか、らは……っ!)
「……今すぐにひどく傷つけることは、せん」

その細身からは大凡想像もつかないほどに、袖から除く腕は肥大化していた。
杖で床を突く。
倒れない、杖は石畳を貫き直立すていた。
空いた片手で空を握り、そして開く。
その行為だけで、マリアの足は震えた。

(み……んな……)

ハーゴンの節榑立った左の手が、マリアの眼前で開かれる。
眠りの呪文が、意識を深い闇へと誘った。


627 :死を賭して13/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:19:33 ID:3gY/d/mr0


「ピサロさん、ずいぶん長い廊下ですね」
「ほぼ間違いなく、これはまやかしの中だろう。精霊の加護を欠いてすぐに取り込まれるとはな」
「そんな……ああ、マリアさん……どうか……」

天馬ファルシオンは石畳を蹄で鳴らしていた。
祈る少女と悔やむ魔王の二人乗りは、風を切って走り抜けている。
その走りはピオリムでもかけられたかのように速かったが、それでも先行した勇者達へ追いつくことが叶わない。
それもまた、神殿そのものにかけられた呪いのような物だろう。
部屋や窓など、辺りに一切の目印となるものが無いところを見るに、無限回廊と認識させないつもりらしい。
侵入者のみに反応するのであろう、この姑息と呼ぶべき手段にピサロは舌を鳴らす。

「この時間稼ぎ、予測はしていたが急がねばマリアの身が危険だ」
「え?」
「優勝者として招かれた……奴の言うことが"仮に"正しければマリアの願いが叶えられる」
「けれど……」
「そう、有り得はしない。これが単なる生贄を募る儀式であれば願いを聞くことも優勝者を呼び寄せる細工の必要も無い、
 そんな言葉は反故にして箱庭で用済みの優勝者が死ぬのを待てば良い」
「……けれど、マリアさんは誘われた」
「そう、これが意図的なものだとすれば……優勝者の存在を"奴も求めている"のでは無いかということだ」

ピサロが片腕で器用に手綱を操り、ファルシオンを進める。
今まで闇しか見えなかった廊下の先に、何かが光った。
松明の揺らめく灯火だ。
時間がかかったものの、漸く幻影の廊下を抜け出す兆しが見える。
そこまで来たところでやっと考えるところが思い当たり、フォズははっと目を見開いた。
「肉体……!依代ですね!」
「察しが良いな」

恐るべき事実が判明したものの、フォズははたと気づく。
ハーゴン=シドーならば、これほどの儀式が開ける力をすでに得ている。
それでも尚、完全なる復活と強き器が必要なのかと。
しかしピサロが続けて答える。

「マリアが話した破壊神の末路が正しければ、生贄がハーゴン一人での儀式……恐らく、不完全。
 そしてその時滅ぼされた破壊神の肉体を埋めるには、ハーゴンの肉体……死人では不十分」
「破壊の神自身が、そこまで現世に舞い戻ることを求めていると、いうことですか」
「敗北から学んだ、ということだろう……この儀式は、そのどちらもを求めるに相応しい手段だったということ」
「そ、それでは……」
「どんな『儀式』でも、時間はそれなりに必要だ。ハーゴンか神官ども遺した物かは知らんが、このまやかしで
 我々を足止めしているということがその証拠。勇者達も足止めを喰らっていれば、最悪の場合も考えられる」
「そんな……!」

フォズの悲痛な叫びに応えるかのように、ファルシオンは風のように駆けた。
ほどなくして長かった廊下が、やっとのことで突き当たる。
そこには、ひどく久しぶりに思える扉があった。
ファルシオンから降り、扉を潜るには些か巨体であったのでフォズがザックの中に招き入れる。
開けば、別の細い廊下が伸びていた。

「……気配が近い、そしてこちらの廊下はどうやら正常だ」
「身体が軽くなった気もします……」

進むとはたして、大きな両開きの扉がそこにあった。
ピサロの片腕、フォズが全身を使って二つを開けば、そこに広がっていたのは─

「ここは!」
「……」

628 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 20:23:34 ID:jjsFe1iJ0
しえん

629 :死を賭して14/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:23:45 ID:3gY/d/mr0

乱れた飛んだ床石、焼けた絨毯。
様子が変わっていたものの、奥に見える壇上の玉座は忘れはしなかった。
謁見の間。
始まりの場所、であった。

「ここに我々は集められた……」
「で、でもこの争った跡は」

ピサロはここでハーゴンに刃向かい、そして全てを失ったと言っていい。
苦い記憶に眉を顰めながらも、部屋の惨状を中に入って調べる。

「……まだ、新しい」
「えっ……」
「……マリアは、奴に抗った……ようだな」
「そんな!!」

強大な力を持っていると、解っていたはずだった。
だが広がるこの惨状、無事で済まされるわけがない。
フォズの顔が色を失った。

「落ち着け」
「でも……でもっ!」
「我々は馬を使った、足止めもそれほど功を奏していない……儀式をされていたとしても、まだ間に合う」

大広間に残された物は他に無い、と認識しピサロは踵を返す。
珍しく焦る魔王の後を、フォズは慌てて追った。

「そ、そうですよね……!それに、マリアさんもうまく逃げ出してくれた、かも、しれません、し……」
「……そうであればいいが、な」

徐々に勢いを失うフォズの発言に自信はまるで見られない。
彼女も必死でマリアの無事を信じてたかった。
しかし、全ての状況が今、彼女の安否を脅かしているのだった。
と、ピサロの焦る足取りが、廊下の中程で足を止まる。

「ピサロさん?」
「……」

小部屋のようだが、いくつも並ぶ扉のうち一つが、わずかに開いている。
中に入ると質素な個室。
深部にあることからハーゴンにごく近い立場である神官の自室かと思われた。
簡素な本棚、机の上には転がる羽ペン。
皺の寄ったシーツが広がる寝台、その上には─

「……事態は深刻のようだな」

フォズが両手で口を抑え、息を呑む。
ピサロが片腕で示す寝台の上に広がっていたのは。
マリアの持っていたザック、抜き放たれた聖なるナイフ。
そして、着ていた布の服。
それだけが、残っていた。
ピサロが扉を押し退け廊下へ飛び出し、マリアの荷物を抱えたフォズもまた続いた。


630 :死を賭して15/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:27:57 ID:3gY/d/mr0

***


「――ハーゴン……!!」


 
壇上に立ちはだかる影に向かい、アリスは声を上げた。
ゆらり、と青白い顔が振り向く。
それは皆が求め、憎んだ顔。
充満する邪悪な魔力の中、ハーゴンは表情一つ変えない。
天気の話でも持ちかけるようにあっさりと、口を開いた。

「─貴様らか?私の祈りを邪魔する者は」
「ああ、そうさ」

剣先を突きつけて、アレフが応える。
本当は語り合う言葉など持ちあわせていない。
今すぐにでも挑んでしまいたい。
勇者としての本能は焦燥していたが、戦士としての本能が危険を察知していた。
危険だ、と。

「愚か者め」

ゆっくりと、祭壇を降りる階段へと歩みを進める。
一段、一段降りる姿に、一行は誰も近づくことが出来ない。
纏う気配が、同じ空間に存在する全てを攻撃しているようだった。

「私を、大神官ハーゴンと知っての行いか?」
「っ、ふざけるな!!」

投げかけられたのは、かつてのロンダルキアと同じ言葉。
"ハーゴン"は、同じ台詞を言ってのけた。
知ってか知らずかエイトが似合わぬ激昂を見せる。
そうでもしなければ、先程までの勇気が全て吹き飛ばされてしまいそうだったから。
槍を握る手に、自然と力が入ってしまう。

「……まあ、今は良い。全てを赦そう」
「!?」

思いも寄らない言葉だった。
全員が肩透かしを食らったように、あっけに取られる。
ハーゴンが再び檀上の祭壇へと踵を返し、何か合図をした訳でもないのに、檀上の炎が灯った。
祭壇にはなにやら布が被さっていて、その膨らみは何かが隠されていることを物語っている。
ハーゴンはその端を掴みとった。

「儀式を続ける」

取り払われた下に居たのは─


631 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 20:30:08 ID:Cp64060J0
しえん

632 :死を賭して16/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:30:17 ID:3gY/d/mr0




『マリアッ!!!!?』

皆が皆、眼を疑った。
そこにいたのは、自分たちに必ず追いつくはずの人物。
再会を誓い、誰よりハーゴンへ報いることを望んだ強き王女。
しかし彼女は、そこにいた。
お伽話の眠り姫の如く。

「これより"優勝者"の望みを叶える儀式を執り行う!!」
「なんだと!?」

アレフは驚いた。
優勝すればどんな望みも思うがまま─
そんな甘言は儀式を進めるための単なる釣り餌に過ぎないと、考えていた。
しかし、マリアの望みを叶えるとハーゴンは言う。
どういうことかと、思わず剣先が下がる。

「この娘の望みは、本人からはっきりと聞いた。今ここにて─」

ハーゴンが刮目した。
表情、声、そして威圧感。
全てが変化した。
勇者たちを、圧倒するかのように。

「"我が生命"を与えよう」

その言葉の真意を、皆まで理解した訳ではない。
ただ、勇者は憤る。
目の前の男は、大切な仲間を捕らえたのだから。

「訳の分からない事を吐きやがって……」

アレフの言葉にも、やはり返さない。
眠れるマリアの額へと、手を伸ばそうとするだけだった。
そんなハーゴンの身体に"闇"が纏わり付くのを確かに一行は見た。
どこまでも深く、夜の闇よりなお暗い。
目の前に存在するのは、世界に間違いなく破滅と恐怖を呼ぶそれだった。
だが。
それでも。

『……させるかッ!!!』

4人の誰かが指示した訳では無い。
だが、皆が皆、同時に掌に握っていたのは、怒れる炎だった。

『ベギラマ』ァッ!!!

4つの閃熱が、轟炎が渦となり、ハーゴンを直撃する。
彼らは抗う。
それは義によるものではない。
ましてや憎悪によるものでもなかった。
ただ、大切な人のため。
その炎は、許されざる者を焼き尽くすために放たれたのだ。
しかし。



633 :死を賭して17/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 20:35:27 ID:3gY/d/mr0



「邪魔立て……するか……」

橙の閃光が、周囲の暗闇を照らし出した。
だが再び、青き炎の冷たい輝きが、その場の空間を支配する。
爆炎が散り煙が晴れても、そこには居た。
暗く、どこまでも深い常闇の化身の如く。
『闇の衣』を纏いし邪悪が。

「……ならば」

そして破壊をもたらす、邪神が。


─赦せぬ─


戦いが、始まった。
勇者達は挑む。
皆……死を賭して。





【???/聖杯の間(祭礼の間)/ゲーム終了直後】


【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP健康 MP全快 左足に刺傷(完治) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす 


【アリス@DQ3勇者】
[状態]:HP健康 MP全快 首輪なし
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 炎の盾 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) キラーマシンの矢×20
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る


【エイト@DQ8主人公】
[状態]:HP健康 MP全快 首輪なし
[装備]:メタルキングの槍 布の服 マジックシールド はやてのリング
[道具]:支給品一式 イーグルダガー 無線インカム 
     84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1)
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意


【竜王@DQ1】
[状態]:HP健康 MP全快 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣 さざなみの剣
[道具]:外れた首輪(竜王) 魔封じの杖 破壊の鉄球
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪


634 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 20:49:52 ID:jjsFe1iJ0


635 :死を賭して18/18 ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 21:00:30 ID:3gY/d/mr0
【???/ハーゴンの神殿深部/ゲーム終了直後】


【ピサロ@DQ4】
[状態]:HPほぼ全快 MP4/5 右腕使用不能 首輪なし
[装備]:鎖鎌 闇の衣 
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2]
     飛びつきの杖(2) アサシンダガー プラチナソード 奇跡の石
     ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)   
[思考]:ハーゴンへの復讐 体力・精神力の回復 最終決戦の戦略を練る
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。 


【フォズ@DQ7】
[状態]:HP健康(神秘のビキニの効果によって常時回復) MP全快 首輪なし
[装備]:天罰の杖  神秘のビキニ(ローブの下) 
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン)
     神鳥の杖 祝福サギの杖[7] ドラゴンの悟り 
     あぶないビスチェ 脱いだ下着 ビッグボウガン(矢 0)
     太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)錬金釜 ラーの鏡 
     天馬の手綱(ファルシオン)
     マリアの荷物(小さなメダル 聖なるナイフ 鉄の杖
     ルビスの守り(紋章完成)引き寄せの杖(2) インテリ眼鏡 風のマント)
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる


【???/聖杯の間(祭礼の間)中央の神殿の祭壇/ゲーム終了直後】


【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:HP健康 MP微消費 深い眠り?
[装備]:いかずちの杖 いけにえの服 
[道具]:なし
[思考]:???

636 : ◆I/xY3somzM :2010/11/24(水) 21:03:12 ID:3gY/d/mr0
投下終了しました。
今回支援に駆けつけてくださった方本当にありがとうございます。
二度もさるさんをくらってしまうという体たらくでしてすいませんでした。
話の方は、前話の作者さんのご好意に甘える形となりました。
ありがとうございました。
さて、短期完結予定だったロワがいよいよ数年の時を経て完結するまであと少し。
今年中あるいは今年度中を目指してがんばります。
応援していただけるとうれしいです。
あ、もちろん自己リレーは避けたいですとも。
他の書き手さん、がんばりましょう!

637 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 23:08:06 ID:/C3Tbf380
【予算】 4万まで
【使用機器】PC PS3→Fiio E5 アンプやDACもいずれは買う予定
【よく聴くジャンル】 ポップス ロック 打ち込みなど
【重視する音域】 中音
【使用場所】 室内
【希望の形状】 開放
【期待すること】 K530を使っていて、音に不満はありませんが蒸れて長時間付けるのは苦です
なのでK530をランクアップしたような蒸れにくい機種をお願いします

638 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/24(水) 23:20:23 ID:/C3Tbf380
すみません…誤爆しました

639 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/25(木) 01:01:13 ID:5dsJnqNwO
感想ひとつもついてなくて可哀想なので

投下乙。FFDQロワイアル無き今頑張ってくれ。

640 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/11/25(木) 03:40:25 ID:cNIgSIY60
いつのまにか新作きてた!
たった一人でハーゴンの前に立つことになっても怯まなかったマリアが
格好良かったです。GJ!

校正
>>614 5/18の下から7行目「既に」が重複しています。

641 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/03(金) 07:35:52 ID:D+OOdv7XO
新作来てたのか超乙

642 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/05(日) 23:49:50 ID:fKkcLl2t0
ほしゅ

643 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/09(木) 00:16:50 ID:bpS9HJxV0
お、新作きてたのか
書き手さん超乙

644 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/14(火) 13:27:35 ID:IfVbmx/dO
保守

645 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/22(水) 01:39:10 ID:tjtFNS0v0
保守

646 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/27(月) 00:37:05 ID:PnjOzZuV0
ホシュ

647 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/31(金) 23:13:28 ID:26C6bBnj0
今年一年お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

648 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2010/12/31(金) 23:32:12 ID:DqhVMOsS0
やあやあ
こちらこそよろしくお願いします
これからも楽しくやりましょう

649 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 00:03:47 ID:+gdwV8Xz0
あけましておめでとうございます
本年も完結を目指し頑張って行きましょう

650 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 00:04:05 ID:i1GMU77E0
あけましておめでとうございます。
今年中に完結するかな?

651 : ◆I/xY3somzM :2011/01/01(土) 00:04:49 ID:LxzEX8mpO
あけましておめでとうございます。
今年こそ完結目指して頑張りましょう。
新年早々予約ですが、1月7日を目指しての予約とします。

まだ完成までかかりそうですが、頑張ります。
ちなみに8日はFFDQロワ語り、9日はDQロワ語りの日となります。
ttp://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/otaku/8882/1268518698/
スレ住民さんこぞって盛り上げてください。
その日までに新作をひっさげたいと思います。
では、今年もよろしくお願いします。


652 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 00:04:51 ID:Y3O6MMRm0
あけましておめでとうございます。
支援しかできませんが楽しみに待ってます!

653 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 00:23:41 ID:wAF2wmSJ0
あけましておめでとうございます。
>>651、したらばの告知だけかと思いきや、予約!
こりゃ盛り上がるしかないな。何か支援用意できればなあ。

654 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 02:02:27 ID:gQoJuw5cO
明けましておめでとうございます。完結するまで、今年も気長に待ってます。

655 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 02:04:14 ID:gQoJuw5cO
sage入れるの忘れてました

656 : 【だん吉】 :2011/01/01(土) 08:31:14 ID:+gdwV8Xz0
今年のDQロワの運勢

657 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/01(土) 10:34:17 ID:wAF2wmSJ0
だん吉でも吉は吉。
絵板に支援きてたぜひゃっほい。

658 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/05(水) 20:46:16 ID:6GqdyMQK0
あけましておめでとう保守
予約楽しみにしてます

659 : ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 00:51:58 ID:apxaYlbI0
滞りがなければ21:00に投稿する予定で行きます。

660 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 01:06:47 ID:4f2X7OAt0
wktk

661 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 01:14:38 ID:OFe/BtBW0
支援するぞー

662 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 20:55:35 ID:xq65Yqfr0
スタンバイ!wktk

663 : ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 20:56:57 ID:apxaYlbI0
5分後に投下に踏み切ります、支援してくれる方いたらよろしくおねがいします。

664 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:01:01 ID:OFe/BtBW0
待ってました!

665 :不死身の敵に挑む1/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:01:42 ID:apxaYlbI0



黒い風が、掻き集めた勇気を吹き散らす。

拳が、脚が、必死に見つけた希望を打ち砕く。

彼らには邪神官の全ての動きが、絶望を呼ぶ舞踏であるかのように見えた。

「……」
「はぁ……!!はぁッ……!!」

双方の初手は指し終え、ターンを終了。
その結果、ハーゴンに対して挟撃の形を取ることに成功している。
正面にエイト、アレフ。
右後方にアリス、そしてやや離れてアレンが油断無く構えている。
が、彼らは皆が皆確信していた。
『優勢なのはハーゴンのほうだ』と。

「エイト、立てるか」
「ぐっ、く……ええ、大丈夫、です」

全員の力を合わせたベギラマ。
ピサロの一瞬だけ纏う闇は、その膨大な量の炎を全て受け止めたらしい。
だが臆してはいられない。
初めに飛びかかったのはアリス、続いたのがエイトとアレフ。
アレンはその隙に回りこみ、横合いから突きを放つ。
それが各々の初手であった。
対するハーゴン、4つの刃をどう避ける。
その答えは─

「まさか……」

アレフは戦慄した。
自分の予想を二歩、三歩も上回る現実を知ったことで。


666 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:02:54 ID:5r+PLzyU0


667 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:02:59 ID:OFe/BtBW0
 

668 :不死身の敵に挑む2/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:03:15 ID:apxaYlbI0


アリスのメタルキングの剣は全てを両断すべく鍛えあげられた魔法の金属で製造されている。
その鋭さで断ち切れぬ物は無い、はずだった。
しかし、阻まれた。
『闇』を纏った邪神の杖が、真正面から受け止めたのだ。
抑えこまれたまま、杖から放たれた暗黒の暴風が少女を大きく飛ばす。
だがしかし、後に続く剣、槍が必ずハーゴンの隙を突く、最初はそう考えていた。
否。
ハーゴンは手から杖をぱっ、と放る。
そして剣、槍ともに『打ち払った』。
目を見開いたアレフの視界に続いて飛び込んできたのは、ハーゴンの舞。
いや、舞と見紛うほどに洗練された体術だった。
そのステップは、気でも狂ったかのように素早くそして強く、身体を強かに打ち据える。
隣のアレフが吹き飛んだのに気を取られ、がら空きになったエイトの体勢。
そのまま滑るようにして、邪拳が鳩尾へと叩き込まれた。
なんとか着地に成功したアレフに対し、エイトの身体はゴロゴロと転がっていく……

「………『避けない』で『打ち払う』とはな」
「読み誤りました、戦い方が術師のそれではありません……!」

それから、ようやく二人は体勢を整えて、先程のやりとりを終えたというわけだ。
一行の最初の攻撃順序は実に3/4が失敗に終わっている。
が、まだ全ての攻撃が終わった訳ではない。
余りの早業にまだ落下の兆しすら見せていない杖をハーゴンが再び掴んだ。
そこに一行が振るう最後の刃、残された1/4─
アレンの竜神王の剣が風を切り、貫いた。

「ヌッ!」
「クックッ……」

血色の悪い互いの顔が忌まわしさと愉楽、対照的な歪みを見せる。
アレンが貫いたのは神官の纏う法衣の裾のみだった。
嗤うハーゴンの口から魔力が漏れ出でる。
アレンの身体に瘴気を帯びた息が浴びせかけられる。

「グオッ!!」
「アレンさん!!」


669 :不死身の敵に挑む3/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:04:13 ID:apxaYlbI0


吐きつけられた妖かしの息に、袖で顔を抑えてアレンは大きく退いた。
激しく咳き込む様子にアリスが駆け寄った。
そんな二人に目もくれず、ハーゴンはエイト、アレンの方へ変わらず表情を向ける。

「う、おおおぉっ!!」
「だぁッ!」

アレフが剣を再び構え、飛び込んだ。
槍を握りなおし、エイトが続く。

(奴の戦術を知るのはマリアだけ、その話では術士だったはず)

アレフから見てハーゴンの肩の向こう、祭壇の上に未だ眠る少女を見ながらアレフは思う。
しかしあの身のこなし、術に加えて体術、恐らく杖術すらも極めている。
加えて闇を身に宿し、妖かしの術技でしか攻撃をしてこない。
その姿はまるで魔物。
アレフはどこか目の前の存在が歪に感じていた。

(奴はハーゴンに化けている何か、なのか?)

王者の剣を水平に構え突進する最中、そんな事を考えていた。
そしてハーゴンはそんな思考すら見透かしているかのように、杖とは逆の掌をアレフに突き出す。

(呪文ッ!)

ハーゴンを見ていると自分の考えを早くも否定したことで満悦の笑顔になっているようにも見えた。
アレフの心が苦々しい思いで満たされる。
火の玉が飛ぶか、氷の刃が舞うか。
そんな思いも虚しく反射的に盾を翳したアレフを襲ったのは。

「……!?」

意識が後ろから殴られたかのように混濁する。
歪む視界、崩れる膝。
剣を握る手の力が抜けかけるところに、エイトの高らかな声が響く。

「キアリク!!」

アレフの意識が頬を張られたときのように瞬時に覚醒する。
エイトの放った呪文のお陰で、アレフは意識をギリギリのところで失わなかった。
そして目の前に飛び込んできた光景は、ラリホーを放ったその時の格好で変わらぬ掌の上に収束する光。
それが今まさに解放されんとしている所だった。

670 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:04:28 ID:5r+PLzyU0


671 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:05:26 ID:OFe/BtBW0
 

672 :不死身の敵に挑む4/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:05:57 ID:apxaYlbI0


「アレフさんッ、避け……ッ!!」

間に合わなかった。
エイトの助けが遅かったのでは無い。
あまりにアレフとハーゴンとの距離は近すぎた。


「イオナズン」


冥府から響く死刑宣告のように、その言葉は紡がれた。
極限まで圧縮された光球を、ハーゴンはそよ風にそっと乗せるように放る。
アレフの眼前へふわり、と躍り込んだ灼光が激しく光を放って─

「ぅ、ああぁぁぁーーーッ!!!」

膨張し炸裂する魔力の爆発に真正面から呑まれ、アレフの身体が紙くずのように吹き飛ぶ。
爆心からやや離れていたエイトは、必死でその身を地に留める。
ハーゴン越しに見ていた二人ですらも身体を支え合わざるを得なかった。
対して放った本人であるハーゴンはどういう理屈か、涼しい顔だ。
まるで無感情に、『次はお前だ』とでも言いたいのかエイトのほうを見ていた。

「……!!」

ハーゴンから目をそらすことはできない、戦いの本能がそれを許さない。
光の中に呑まれた勇者の喪失を悔やむ声は、言葉にならなかった。
ラリホーをかけられたアレフを見て、咄嗟に呪文で覚醒させることは間に合った。
しかし、ハーゴンは『二度』魔法を使った。
先程の体術もそうだ、奴の挙動はこちらの想像する倍ほど速い。
立ち振る舞い、挙動が特に素早さに溢れているのではない、気づいたときには二度目が繰り出されている。
そう、その戦い方はかつてレーベの村で交えたアトラスの疾さを思い起こさせた。

673 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:06:20 ID:5r+PLzyU0


674 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:06:48 ID:xq65Yqfr0


675 :不死身の敵に挑む5/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:07:01 ID:apxaYlbI0

「くッ!」

アレフの反応は無い、断末魔すらもこの世からかき消されてしまったのか。
エイトは気を抜けば折れてしまいそうなその両膝を奮わせ、油断無く槍を構えた。
姿は遮られて見えないが、アリス達は無事かと声を上げようとする。
その瞬間、エイトのすっかり襤褸切れになってしまったバンダナが、風に靡いた。
風の出所は、爆心地。
熱せられた空気は周囲を巻き込み上へと登るはず、風の流れが逆だ。
その風はやがて爆煙を晴らし、今も尚その両足で立つ勇者の姿を顕にした。

「ゲホッ、ゲホッ!!」
「!アレフさん!」
「……どうやら、死に損なったな」

その身を焦がされ、マントはほぼ焼失していた。
だが身体のどこを吹き飛ばされることもなく、五体満足で勇者アレフは立っていた。
左手で伝説の盾を翳し、首から下がったアミュレットからはその身を包むように風が放たれている。
盾の後ろから、未だに不敵な笑みを湛えてアレフの眼差しがハーゴンを射抜く。
ハーゴンの顔が、僅かに動いた。
動揺ではない。
楽しげに、笑んだ。

「笑ってる余裕が、お有りですか!?」

アレフが爆風に呑み込まれて、尚も黙っていたアリスの激情混じりの声が轟いた。
非情故では無い、彼女は信じていた。
子孫である勇者の強さを。
信じていたからこそ、この呪文の詠唱も途切れることなく完成させることができた。
魔を討ち、正義と人々を守る光の裁き。
その両手に、魔力と想いが収束した。
完成と共にアリスは高々と跳躍し、天にも舞わんばかりに空へと躍り出る。


「来たれ、正義の雷……ッ!!!『ラァイ、デイィィーーーーーーィン』ッ!!!!!」


空間全てを揺るがさん限りの声が、その場に響き渡る。
その大声にさしものハーゴンもエイトの方から視線をゆるりと動かした。
刹那、左右共々開いて構えられたアリスの量の掌から膨大な光が溢れ、光はやがて雷となる。
雷鳴が轟き、拡散して放たれた雷が瞬時に収束し、ハーゴンへと向かった。

「……愚か」


676 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:07:28 ID:OFe/BtBW0
 

677 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:08:28 ID:OFe/BtBW0
 

678 :不死身の敵に挑む6/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:08:29 ID:apxaYlbI0
「駄目だ、避けられる……ッ!」

だが、真正面から、宙に跳び上がりオーバーモーション気味に放たれた雷。
ハーゴンが真っ向から受けてくれるわけもない。
勇者の放つ神雷呪文はハーゴンの脇を通り抜ける結果となった。
一瞬その身に纏われた闇を掠めるだけに留まる。
しかし雷の威力は凄まじい。
丸く削られたように闇が欠けている。
その結果に何故か満足したか、アリスを見つめハーゴンの口が歪む。
しかし勇者は微笑み返す。
子孫の不敵なそれと同じく。

「その、愚かさに……身を、焦がされろッ!!!」
「!?」

かわされたライデインの行く先に待ち構えるは、アレン。
瘴気を帯びた妖かしの息も、竜ならではの強靭な肉体にはさして通用していなかったのだ。
さざなみの剣を構え、迫り来る雷と睨み合う。
アレフは気でも違ったか、と止めに入りたかったがすぐにその思考を吹き飛ばすほどの轟音が響く。
アレンが凄まじい速度の勇者の雷と、真っ向から切り結んだ。

「なにっ……!?」
「グ……ウゥオォッ!」

稲光に圧されるが、力任せに斬り返す。
竜王アレンが、啼いた。
雷鳴を響かせ、激しく発光したアリスの雷。
それはアレンの衣の袖を焦がし、腕を、指を焼きつつも、まるで鏡に映されたかのように行く先を変えた。
剣に秘められたマホカンタの魔力を利用して、ライデインを反射させたのだ。
さらに、アレンの振るわれる剣は一つでは無い。
そのまま続くアレンの弐の太刀、それは竜の秘境にのみ伝わる宝剣・竜神王の剣。
そこから、追いかけるように巨大な雷撃が撃ち出された。
アリスの放った蒼雷に、新たに生み出された白雷が絡みつく。
その姿は恰も双竜の如く、雷鳴という名の咆哮を上げ勇者の雷はハーゴンの背を、射抜いた。

「……!」

ハーゴンが初めて、攻撃を食らった。
それは確かに、自分たちの攻撃が通用する確かな証拠。


679 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:08:53 ID:5r+PLzyU0


680 :不死身の敵に挑む7/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:09:21 ID:apxaYlbI0


「当たった……!」

エイト、アレフは息を呑む。
自分たちの攻撃が通じたことへの驚きだ。
数瞬前まで感じていた絶望を、勇気が上から塗りつぶす。
奴も傷つく、奴を滅ぼすことは不可能ではないと。

「……覚えておけ」

アレンはちら、とエイトと同じくこちらを見ているアレフを見て、続けた。

「冥府では違うだろうが、こちらでは強く生き抜く愚者を……勇者、と。そう呼ぶそうだ」
「心外ですね、強ち間違ってはいませんが」

アレンの言葉を続けたアリスは、身軽に着地する。
双剣を持つ竜は構え、勇者はマントを靡かせ腕を組んだ。

「……」

ハーゴンが杖を取り落とし、初めて直立以外の体勢を取る。
膝を突いたその姿に驚いたのは、他ならぬ傷つけたアリス自身だった。

(最初に集められた時に感じた奴の力、バトル・ロワイアルを企てるほどの際限無き魔力
 ……果たしてたかだか一撃で膝を突くでしょうか?)

アレフ、エイトが二人の攻撃によって跪いたハーゴンの動きを狭めるべく、包囲網を組む。
四方を囲まれたハーゴン、次にどう動く。
兆しだけの希望では、得体の知れなさを振り払うに至らない。





─かわく





そして走った緊張は、すぐさま破られた。
ハーゴンのたった一つの呟きと、異様な変質に。


681 :不死身の敵に挑む8/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:10:04 ID:apxaYlbI0



(何が、起きた……)

アレフは一瞬意識を失いかけた。
未だ現状を理解し切れていない、だがここでこのまま微睡むようなマネをしていてはいけない。
必死で直前に見た光景を思い出す。
跪くハーゴンの背。
そこで何がしかが蠢いた。

(はね、が……)

鳥、猛禽類、否、もっと……何か。
もっとも、闇に包まれた『それ』は、何と表現すればいいのだろうか。
眩みそうな思考では頭から丁度いい単語が引き出せない。
やっと開いた思考の扉から出てきた言葉で、例えるなら、そう、蝙蝠のような。
そんな、ハネ。

(そうだ、奴、は)

眩んで覚束無い視界を頭を振りはっきりとさせる。
目に飛び込んだのは、四方に吹き飛ばされた一行。
エイトは槍を取り落とし大の字に倒れ、アレンは膝を折り。
最後に目を向けたアリスが、宙に拘束されていたところでアレフの目が見開かれた。

「ッぁ、ア、リス!!!」

咳き込みそうになりながら、ギリギリの声をアレフは搾り出す。
アリスを封じているのは、ハーゴンの腕。
だがそれは、腕と言っていいのかも既に分からない変容を見せていた。
ハーゴンの身体を取り巻く闇は、先程までとは比べ物にならないほど膨れ上がっている。
本人の腕は、空を掴んでいる。
しかし闇から伸びる数多の腕がその腕を模し、アリスの剣を、腕を、細い首を掴み上げ、宙へと縛り付けて

いるのだ。
ほんの少し捻り上げれば、その全てを逆に折り曲げてしまいそうにすら見えた。

「うっぐ、ぉぉォッ!!!」

身体の所々が痛むが気にはしていられない。
傍らの剣を取り、盾がどこへ行ったか探す暇も惜しかったアレフは駆ける。
蠢く腕は、アリスの肌に喰い込みつつあった。

682 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:10:17 ID:5r+PLzyU0


683 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:10:37 ID:OFe/BtBW0
 

684 :不死身の敵に挑む9/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:11:11 ID:apxaYlbI0


「う、ァ、あァっ!!」


─見よ、ルビス
 そなたの子らが、泣いている


「はァ、な、せ……ッあぐッ!」


─来や、ルビス
 愛し子たちの死を見届けておくれ


ハーゴンは、いや、『死を運ぶ何か』は、謳うように言う。
だがその口は閉じたままだ。
もはやこの存在は、空気を震わせて声を伝えることを必要としていないらしい。
逆に、アレフの口は叫ぶ形を取っているというのに声も出ない。
乾いた叫びがひたすら呼気を排出するのみだ。
声にならない叫びと共に、アレフは王者の剣を叩きつけようとした。


─悔いよ、ルビス
 己と、己が子の弱さを


ハーゴンの生身の手に力が篭ったかと思うと、空を握りつぶす。
さながら鼓動のように闇の伸腕が脈動し、その内にて崩折れるアリスの小さな身体はいとも容易く─







「悔いるのは貴様だ」

685 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:11:27 ID:xq65Yqfr0


686 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:12:13 ID:OFe/BtBW0
 

687 :不死身の敵に挑む10/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:12:35 ID:apxaYlbI0


その手に浮かぶのは憎悪の炎。
絶望を糧とする魔王、その身体をも焼き尽くす極大火球呪文。

「メラゾーマ」

闇夜に煌く恒星の如く、炎が輝いた。






背後からの獄炎は球体となり、異形と激突した。
ハーゴンの肉体が炎に飲み込まれ、伸びた闇の集合体もまた消されゆく。
灼かれた闇は、まるで灰のようにボロリと崩れ千切れゆく。
悍ましい断末魔を上げたのはハーゴンか、それとも。
ともかくその肉体は激しく燃焼しつつ、祭礼の間の壁まで飛翔するかのように吹き飛ばされた。

「……か、っ!けほ、げほっ……!!」

本体から腕が切り離され、解放されたアリスの身体は地に落ちた。
激しく咳き込むが、身体のどこを捻じ曲げられたわけでもない。
紛れもなく、生きていた。
勇者アリスは、生きていた。

「ぐっ……な、に……」

アリスの激しく咳込む声に反応したか、エイトが頭を振ってどうにか起き上がる。
どこかに打ち付けたか、バンダナに紅の滲みが浮き、顔には血の線がひとつ。
揺れた脳は状況を把握するのに、幾許かの時間を要した。

「みなさん!!……ああっ!!いた!マリアさんっ!」
「……?フォズさん?」

688 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:12:46 ID:5r+PLzyU0


689 :不死身の敵に挑む11/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:13:48 ID:apxaYlbI0
鈴のように澄んだ少女の声が届く。
ずいぶんと久しぶりに聞いた気がするそれが、エイトの意識を定かとした。
こちらに来てはいけない、と言う間も無くフォズが祭壇を駆け上がる足音が聞こえる。
どうやら目覚めぬ眠り姫を、必死で揺り動かしているようだ。
無論、先程の火球の主はこの可憐な少女では無い。
術者は、同じ扉から現れた。



「……ハーゴン」



フォズのそれとは別、鈴に例えるには余りに低く怒りを孕んだ声。
カツカツ、と冷たい印象を受ける足音と共に、黒衣の男は現れた。

「……いや」

開け放たれた大扉から、周りの何を気にするでもない。
ただ見据えるは、邪悪の根源。

「もはやそう呼ぶ必要もあるまい」

静かな怒りを讃え、闇の血族の頂点に立つものは立っていた。
その身に滾る復讐の炎。
愛する者を奪われた、その元凶へ向ける憎悪。
やっと、矛先に相応しい相手をその目に捉えた。
長かった。
本当に、長かった。
迷い揺らぎ、一刻は身を委ねた。
だが、その選択は愚かだったと、思い知る。
魔王ピサロは感づいた。
自分は一行の中で最も"こいつ"に近い存在。
いや、愚かにも踏み込んでしまった存在だった。
だからこそ、感づいた。

690 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:13:49 ID:OFe/BtBW0
 

691 :不死身の敵に挑む12/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:15:27 ID:apxaYlbI0


「"死導"……破壊の神よ」
(シドー)


目の前の存在の真名を告げ、魔王は言う。
この下らないゲームの開始当初から願い続けた、一つの覚悟を。

「貴様を滅する」

それは、闇に堕ちてすぐ望んだハーゴンを八つ裂きにしたいという薄汚い欲望とは違う。
そして、かつてのように再び人間達に絶望し全ての命を絶やすという黒き野望ともまた、違う。
好いた女の仇を討つ、男としての矜持。
ただひとつの、愛の為。
神を超える理由は、それだけで十分にすぎた。




「……ピサロォッ!!」

と、ここでアレフが駆けつけた魔王に声を上げる。
アレン、エイトもようやく意識をはっきりとさせたようだ。
エイトがアリスに駆け寄って、回復を試みている。
救われたのは確かだが、一つ納得行かない点があった。

「焼き殺す気かッ!!!」


692 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:15:34 ID:5r+PLzyU0


693 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:15:34 ID:OFe/BtBW0
 

694 :不死身の敵に挑む13/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:16:42 ID:apxaYlbI0




アリスを助けるべく剣を振りかぶった鼻先を、熱風が掠めて行った。
もう少し踏み込んでいたら、身体の前半分が焼き消されていたかもしれなかったところだ。
手荒い救援にアレフは感謝より先に文句が飛び出る。
きっとすぐ傍でなければ見逃してしまうだろう、それほど微かではあるがピサロの口元が、上がった。

「生きていたのか」
「おい!」

臆面も無く言い放つその姿にアレフは腹が立った。
だがその腹立ちすら、どこかありがたく感じた。
これが、これこそが『本来の自分』だ。
一欠片も出すことが叶わなかった出なかった大声が、出せた。
盾を拾い、剣を構え直すことができた。
邪悪に怯え、混沌たる闇に震える姿を誰が勇者と呼ぶだろうか。
アレフは持ち前の勇気を今再び取り戻した。
そこにアレンが、やや気怠そうに首を鳴らし、現れる。

「……声を張り上げるな、傷に響くだろう」
「!……無事か?」
「お前とは、身体の出来が違う」

誇らしげに剣を再び取り、気高き竜は勇者に意思を見せる。
未だ立ち上がる、ただあの姫に勝利を捧ぐ為だけに、と。
そう、この二人もまた同じ。
戦う理由、命を賭ける理由を、魔王と同じくしていた。

(挫けかけたが……また助けられたな。奴らにも、君にも)

アレフが剣を取る理由。
それもやはり。

(闇に慄く勇者は、格好がつかない……よな?だから、誓おう)

どこかで見ていてくれる愛する人に、そう語りかける。
彼の立つ理由も愛の為。
失われた願いを再び、繋ぐ為。

(必ず、勝つ!!)


695 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:17:24 ID:5r+PLzyU0


696 :不死身の敵に挑む14/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:17:29 ID:apxaYlbI0

その為ならばアレフは、いくらでも勇者になれた。
勇者アレフは、勇者たりえた。



「ご無事で」
「ああ」

エイトも駆けつける、この中で負傷が色濃い者はいないと見えて安堵の息を漏らしていた。
アリスはというと安堵する間も無く、おろおろと狼狽えている。

「……そうだ、マリア!フォズさん、マリアは……!!」
「今ベホイミを」

東西南北、四方に散らされた一行はピサロ、フォズと同じく祭壇まで集結する。
アリスは階段を、途中に立つピサロには目もくれずに転ぶのではないかという勢いで駆け抜けた。
心配そうにフォズと共にマリアの顔を覗き込んでいる。
ピサロは敵に背を晒すアリスに軽く眉を顰めた。

「勇者アリス、隙を晒すな。敵はまだそこだ」
「……そう言ってフォズも止めなかったじゃあないか、お優しいことで」
「フン……」

まあ、それをフォローするのが俺たち男だしな、とアレフは気楽に言ってのけた。
夜目の利くアレンは、闇と同化するほど炭化したハーゴンの肉体を油断無く警戒する。
今のうちに、とピサロがエイトと協力してベホマの呪文をかけ合った。

「奴は?」
「動いたな」

アレンの双眸が、僅かな身動ぎを捉えた。
近くに佇んでいれば、その度不快な骨の破砕音や筋肉の断裂する音が聞こえただろう。
誰もが思わないだろう、その襤褸屑のような男が世界を揺るがした等と。
もはや単なる焼死体と成り下がったそれは、だが二本の足で確かに立った。
ゆらりとこちらを向く。
足を引きずり、ずるり、ずるりと近づいて来る。
フォズは声を失い口を手で抑えた。
皆が戦慄し、各々武器を構えた。
警戒する理由、それは。


697 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:17:56 ID:OFe/BtBW0
 

698 :不死身の敵に挑む15/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:18:45 ID:apxaYlbI0

「傷が……」
「どういう理屈だ、あれなら呪文を唱える喉も焼けてるはずだろう……」

誰もが言葉を失うだろう、それほどその姿は悍ましいものだった。
ボロボロと死んだ皮膚が崩れ落ちるが、その肉体を闇が覆っている。
そうすると、折れた骨が音を立てて繋がり、ズタズタの筋肉が蠢き繋がり合うのだ。
回復呪文で行うそれとはまた違う、これは悪魔の所業に近い。

「……凄まじい速度で肉体が修復されています」
「奴の正体が"破壊神"ならば道理だろう」

今まで出会ったどんな異形よりも禍々しい姿にエイトは戦慄する。
いち早くこの状態を何と称するかを感づいたピサロが、そう呟いた。
その顔はもはや闇の集合体と化した物体を、蔑むように顰めている。

「……破壊神、だと?じゃあ、やはりあれは……」
「ハーゴンは肉体を乗っ取られた、のでしょうか」

アレフは最初に感じていた違和感を飲み込めた気がした。
自らの肉体を用いる戦いは、邪神の力。
驚異的な呪文完成の速さは、神官の力。
そう、二つの強さを内包しているからこそ、強く、ちぐはぐに見えたのだと。
対してエイトは、ハーゴンのこの状態がとても過去と似通っていることに感づいていた。
かつての敵ドルマゲス。
暗黒神を封じる杖に魅入られたばかりに、その身を神の器として明け渡すことになってしまった。
今のハーゴンも哀れな"容れ物"としてシドーにその身体を、力を利用されているのでは、と思ったのだ。
しかし両者の考えの微妙な違和は、吹き飛ばされた。
巨大な爆発音によって。

「っ!!」
「う、わっ……!」

699 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:18:51 ID:5r+PLzyU0


700 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:19:00 ID:OFe/BtBW0
 

701 :不死身の敵に挑む16/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:20:11 ID:apxaYlbI0
一瞬、光が走る。
大地を、踏み止まる身体を、ビリビリと大気の振動が叩いていった。
離れたところ、破壊神の身体を完膚無きまでに爆発が塗りつぶして行く。
先刻アレフを直撃したそれと同じく、破壊の槌が闇を刹那の輝きで満たした。

「攻撃、か……?」
「いえ、奴の攻撃では」

こちらを狙って放たれたわけでは無い。
自爆する前兆すら無かった。
あれはこちらから放たれた。
では、誰が。
その疑問の主は祭壇の上にいた。

「……乗っ取られた、というのは少し違うと思います」

生贄の台座から、すらりと白い足が降りる。
その掌は開かれている。
怨敵の顔面があったであろう方角へとしっかり向けられ、開かれていた。
忌々しきハーゴンに宛がわれた服などは、いつの間にか脱ぎ捨てている。
いつ着替えたのやら、親友アリスの偽りの故郷で得た布の服。
その、長めの裾が揺れていた。

「あれはハーゴンでした。……そして、シドーでもある、のだと……そう、思います」

伝説の証明たる紋章こそ無いものの、似合いの頭巾の紐を結ぶ。
宿敵との二度目の邂逅の戦衣は、やはりこれを選んだ。
フォズが預かっていた装備を再び自分の手で持つ。
誰よりも多くの悲しみ、怒り。
そして優しさを抱えた戦士。
王女マリアは、目覚めた。


702 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:20:31 ID:xq65Yqfr0


703 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:21:17 ID:OFe/BtBW0
 

704 :不死身の敵に挑む17/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:22:42 ID:apxaYlbI0


「マリアさん!いきなりそんな呪文を……」
「大丈夫、フォズさん……ありがとう」

起き抜けのイオナズンに、起きるまで必死に介抱した少女は心配故の抗議をする。
だが女神の笑みをフォズへ向け、マリアは深い感謝を告げる。

「私もすぐに、行きます」
「えっ……」

言葉を失うフォズに大丈夫、と微笑みかける。
隣のアリスともまた、微笑み合う。
ここまでは可憐な花の如き少女そのもの。
しかし、ここから先は怨敵と戦う一人の戦姫。

「……あなたは、私が守ります」
「……私も貴女を、必ず守るわ」

二人の少女は戦地へと降りる。
戦姫、勇者、共に眼差しは祭壇の下へ控える彼らと同じく、研ぎ澄まされた刃の鋭さ。
フォズが法衣の裾をぎゅっと掴む。
震えの走る吐息を飲み込み、呼びかけた。

「わ、私も!」

少女の大きい決意の声に、マリアとアリスは振り向いた。
恐怖はある、手は微かに震えている。

(その気持ちを忘れない限り、君は俺たちと一緒に戦う戦士だ)

アレフからもらったなけなしの勇気を胸に抱きしめ、足は止めない。
恐れを封じ、二人の後へと続く。

「私も……戦います!!」
「……ありがとう、フォズさん」
「心強いです!」

三者三様の可憐な笑顔が、戦場に花を咲かせた。
だが、少女の時間はここで終わる。
かくして虹の架け橋で闇から逃れた七人の戦士達。
引き裂かれることなく、再び絆を辿り巡り会った。

705 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:22:51 ID:5r+PLzyU0


706 :不死身の敵に挑む18/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:23:45 ID:apxaYlbI0


「……再会を喜び合う暇は、あまりいただけんようだ」

マリアのイオナズンの威力は怒りを乗せたか凄まじい威力でハーゴンの肉体を粉砕した。
だが粉微塵になったかに見えたハーゴンの肉体が、地を這い結び付き合い、再び形作られようとしている。
例えばスライムを限界まで汚せばああなるのであろうか、ひどく醜い姿となり這いずるその姿が神などと、

誰が思うだろう。
皆その姿に一様に顔を顰めた。

「……マリア、目の前の"あれ"は……ハーゴンなのか?シドーなのか?」
「はっきりしません……いえ、でも……相対してわかりました、あれはハーゴンに間違いない……」
「……ふむ、そうか」

一人合点がいったかアレンが頷いた。
ピサロと同じく人では預かり知れぬ知識に富んだ身、かつてどこかで聞いたアレフガルドの外に伝わる邪神


その情報を思い起こす。
破壊の力、そしてその裏の力。

「ハーゴンの肉体は、シドーとこの空間を繋いだ"門"だった」
「え?」
「マリア、奴をハーゴンと断ずる理由はなんだ」
「……奴はハーゴンがかつて犯した罪を記憶していました。それに……」

マリアは思い出す、あの広間でハーゴンにたった一人立ち向かったことを。
間近に感じた、あの邪気は。

「……あれは奴です、こんな言い方では不信でしょうが……私は、覚えています」
「誰よりも奴を知るお前の言葉なら、疑うべくもなかろうよ」

アレンがあっさりと言ってのけたことに、アレフは可笑しそうに上を向いた。
じろりと見るだけを抗議とし、そのまま続ける。

「ハーゴンの肉体を足場とし再び降臨したシドーは、完全なる復活を遂げる為―
 『破壊の宴』を実行した。血に塗れた魂と、強き肉体をどちらも手に入れる、それが目的で」
 バトル・ロワイアル

立てられた青白い人差し指が、自壊と復元を繰り返し徐々に何かを象りつつある肉体を示した。
よくよく見れば、周りの塵、瓦礫、果ては術の行使により満ちた魔力をも食らっている。

707 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:23:54 ID:5r+PLzyU0


708 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:23:59 ID:x9ZdBhE60
 

709 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:24:44 ID:OFe/BtBW0
 

710 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:24:50 ID:VmmENYGL0
 

711 :不死身の敵に挑む19/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:25:39 ID:apxaYlbI0
「魂は"餌"、力を行使する為に贄が必要、だが勝者の肉体のほうは我々の反乱により可能性を捨てたか、
 必要ないと踏んだか……あれはハーゴンだった、と言ったな」

蠢く肉体が立ち上がる。
その姿が、元のハーゴンを無くしていく。
少しずつ、少しずつ。
破壊を伴い、質量は徐々に増大していく。

「破壊の神はハーゴンになりすまし信者を動かして儀式を行った。
 何、造作もないことだったろう。なにせ『破壊』は裏返せば『創造』だ」

アレンは言う、破壊神の真実を。
その力は表裏一体、壊さねば創ることもできないのだ。
時空を遡り、異世界へと介入し、狭き籠へ英傑、勇者、魔王等々を封じる。
神でなければ成せない奇跡を、『できない』という事実を『破壊』することで叶えたとでも言おうか。
ともかくシドーは、邪神とは言え神なのだ。
全てを超える強大な『力』を持っていた。

「そのうちに肉体に残った意志の残滓、ハーゴンの最期の思いを破壊の指針とし、
 我々が挑もうとしているのを知りつつ、それもまた佳しとした。
 ……というのは、どうかな」
「もっともらしいが、立証手段はあの様だ。だがその認識で構わない」

アレンのまとめをピサロは肯定する。
その間にも、異形はその形を増大していく。
全ての生者は、これを見れば戦慄するだろう。
相手は破壊神。
全てを壊す。

"概念""常識""法則""理屈"

果ては"勇気"を―

「……つまり、理屈が通じない相手だっていうのはよく解った……だが、な」


712 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:25:45 ID:VmmENYGL0
 

713 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:25:49 ID:5r+PLzyU0


714 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:26:28 ID:OFe/BtBW0
 

715 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:27:10 ID:VmmENYGL0
 

716 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:27:50 ID:VmmENYGL0
 

717 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:27:57 ID:x9ZdBhE60
 

718 :不死身の敵に挑む20/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:28:43 ID:apxaYlbI0


違う。

そんなはずは、ない。
彼らには譲れぬものがいくらでもある。
変わらぬ思いが、ここにある。

「俺たちのやることは変わらないさ」

破壊神にも、彼の勇気は揺るがせない。
誰かを愛する心は、壊せない。
未来を信じる、希望を滅ぼすことは叶わない。
一握りの心を砕くことは、できない。

「俺たちが砕けるか、奴が滅びるかだ」
「……それでいい」

勇者の決意に、最大の宿敵は大いに賛同した。
彼らのみでは無い、皆がその決意を同じくしていた。

「さあ、さっさと破壊神に本性を現してもらいましょうか!」
「おそらく奴は肉体を移し替えるプロセスを省略する為に、肉体を徐々に
 風化させつつ周囲の存在を取り込み、この空間で顕在できる肉体を
 ハーゴンを核として形成する……この反応は奴のこの空間での存在が
 希薄になればなるほど加速していくだろう」
「……つまりどういうことだ」

状況が状況だが一度にそんなに多くの単語を使われると理解が追いつけない。
言葉の濁流で脳を蹂躙されたように感じ、アレフは混乱した。
教鞭を振るう立場になったような気分がして、ピサロは珍しく粗野に頭を掻く。

「……今の奴は、言わば『第一形態』。シドーの本性、つまり『第二形態』にするには……」

ピサロは少々考えて、告げた。
誰にでも、それこそ子供にも解りやすいように。

「叩きのめす」


719 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:29:09 ID:VmmENYGL0
 

720 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:29:33 ID:OFe/BtBW0
 

721 :不死身の敵に挑む21/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:29:57 ID:apxaYlbI0


「おお」
「わかりやすいですね!」
「あ、あはは……」

アレフ、アリスが揃って手を叩いた。
やはり血の繋がりと言う奴は、とピサロは溜息を漏らす。
フォズまで苦笑し、二人の勇者は顔を見合わせた。
一同の緊張は、解れたようだ。
その証拠に、まだ、皆が笑い合える。

「……では、皆さん行きましょうか……コホン」

勿体ぶるかのように一つ咳払い。
勇者から、次の作戦が告げられた。

「"ガンガン行きましょう"!!」

一行は、力強く頷いた。




アレフ、アレンが疾風のように駆ける。
そこに、闇が飛んだ。
変形と崩壊を繰り返す破壊神の肉体は、大人しく攻撃を食らいはしないようだ。

「っ!」
「よっ……とぉ!」

暗黒の弾丸をアレンは身体を捻り、アレフは跳躍することで体よく回避。
竜王の持つ宝剣が腰だめに構えられた。

「ぬゥッ!!」

竜の刃が、横に一文字。
続く剣閃の主は、空に居た。

「でやあっ!!!」

王者の刃は、縦に一文字。
十字架のごとく切り裂かれ、分断された肉体が四散する。
じゅう、と音をあげ飛沫が飛び散り、撒き散らされる刺激臭。
肉体が収束、結合していく。
その速度はやはり徐々にではあるが速まっている。

「竜の吐息よ!!」
「この掌に宿れ……!」

させぬ、と二人が詠唱したのは奇しくも同じ呪文。
破壊と構築を繰り返す肉体を、閃熱が灼いた。

『ベギラマ!!』


722 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:30:06 ID:5r+PLzyU0


723 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:30:07 ID:VmmENYGL0
 

724 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:30:47 ID:VmmENYGL0


725 :不死身の敵に挑む22/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:31:32 ID:apxaYlbI0
放たれた閃光は表と裏から闇に炸裂する。
死体を焼いてもこうはいかないだろう、ひどい臭いが一気に拡散した。

「ぐぇっ、ひどいな……」
「……やはり倒しきることはできんようだな」

だが、恐るべき進化は止まらない。
周囲の全てを食らう力は強まるばかりである。
その毒牙は、ついに神殿の姿を構成する幻影に及びつつあった。
破壊神の周囲の景色だけが、まるで陽炎のように歪んでいる。
空間が途切れる、景色が引き千切られた。
そう、かつて最大規模のイオナズンがこの神殿で放たれた。
悪魔神官の反逆、そのときのように。
途切れた空間の隙間に詰まっていたのは、斑な色が広がる。
神すら手を差し伸べること叶わぬ、異空間であった。
彼らが虹の橋を創ったあの時、崩れ落ちる箱庭を取り囲んでいたのがこれだろう。
その中心で異形が見せるは、まるで世界を食らう化物のような成長。
肉体はさらに膨れ上がる。
大きさがベリアルを越え、アトラスの背丈に及ぶほどであった。
その巨塊の中心。
不意に、白銀が貫く。

「……雷ッ……」

ギリ、ギリと肉体から銀の輝きが伸びていく。
その正体はメタルキングの槍。
近衛兵エイトの渾身の突きは、続いている。

「……光ォ……!!」

肉体がメリメリと音を立てて軋む。
ふ、と音が一瞬収まったその次の瞬間。

「『一閃』突きッ!!!」

会心の一撃は、肉体を破砕しエイトに流星の勢いを与える。
宛ら弾丸のようにエイトの身体は飛び出し、肉体にトンネルを生みだした。

726 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:31:39 ID:OFe/BtBW0
 

727 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:32:00 ID:VmmENYGL0


728 :不死身の敵に挑む23/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:32:36 ID:apxaYlbI0

激しい声、と言っていいのだろうか、ともかく耳障りな悲鳴染みた音を闇の核から響かせる。
穴をどす黒い血肉が埋め尽くし、触手の如く闇の腕がエイトを取り囲む。

「ーーーーーーーーッ!!」
「くっ、ギラ!!」

周囲を取り囲まれ、エイトは咄嗟にギラの呪文で応戦する。
だが焼け石に水、相手には怯む様子は見られない。
退路を立たれたエイト、そこに後方から拘束の光が飛び込んだ。

「!?」

その光は闇を打ち消し、弾き、そして焼き千切る。
弧を描いて再びエイトの視界から消えたそれは、炎の秘石が輝く炎のブーメラン。
アリスの正確無比なピッチングから放たれた一撃はさながら火の鳥。
ブーメランは投擲者の手元にぴたりと張り付くように戻っていった。

「あなたの相手はこちらです!」
「すみませんアリスさん!!」

その隙を突き、エイトは素早く触腕の攻撃範囲から離脱する。
退路を守るかのように、三本の矢が立て続けに撃ち込まれた。
アリスが先程フォズから譲り受けた、ビッグボウガンの矢だ。
無くなった矢は先程のキラーマシンから回収してある。

「弓術の嗜みはありませんが、なんとかなるものですね!!」

胸を張りまったくその身に似合わぬ巨大なボウガンを掲げた。
本来大の男が全力で弦を引くべき武器なのだが、アリスにとってはなんということもないらしい。
食らった方はと言えば、一度身体をバラバラに分解することで突き刺さった太い矢は抜け落ちる。
その矢すらも取り込む闇が、何かに感づいた。
同じく極上の栄養となる魔力の集中を感じ取っている。
ピサロ、マリアの両名が一行の最後尾に控えていた。
その掌を、重ねて。
その照準は、歪みの中央。
マリアが詠唱する声が聞こえる。

「天の精霊、歌え断罪の聖歌……」


729 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:33:30 ID:5r+PLzyU0


730 :不死身の敵に挑む24/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:33:44 ID:apxaYlbI0
贄を求め、闇が蠢いた。
アレフが盾を構え、アレンは剣を十字に組み、立ちふさがる。
しかし彼らの眼前で肉体は爆散する。
虚を突かれ二人はすぐさま次の行動に移る間も無い。

「大地の精霊、奏でよ破壊の旋律」

ピサロの淀みない詠唱が響く。
止める気は無いようだ。
周囲に散開した闇の一粒一粒が、マリアとピサロの頭上で結合する。
今の分散でさらに周囲の景色はぼんやりと歪む。
移動した痕跡のように、削り食われた空間の残骸、異空間が広がっていた。
巨体も天井を貫かんばかりの大きさとなっている。
そしてもう一つ、変化があった。

「羽がッ!」

アレフは出来損ないの肉団子に翼が生え、空を飛ぶ光景を見た。
その翼がマリアの眼を見開かせる、心当たりがあるのだろう。
だが考える暇も無く、羽が動きを止めた。
破壊神も、物体が下に落ちるという法則は破壊しなかったようだ。
自由落下を始め、巨大な質量を以て二人の身体を押し潰さんと迫る。
真下の彼らの姿は、そのままだ。
動かずしてその場から、消えた。

「!?」
「「掲げられし王錫の下、王に成り代わり我らは命ず」」

王女と魔王による、合体詠唱。
二つの呪文を重ねることで、その威力は二倍、果ては二乗。
意識が同調すればするほど、際限なく高まっていくという。
闇は消えた詠唱者の居場所をどう探ったか、地面に叩きつけられたような姿勢のまま飛び上がる。
二人は祭壇に居た。
その姿は、まるで大神官の眼前にて祈るかのよう。
―その大神官、フォズには懐かしいダーマが頭をよぎる。
祭壇ごと食らうつもりか、上方から飛びかかる巨大な蝙蝠のような肉塊。
エイトとアリスがようやく駆けつけるがそこは祭壇、手を出すには階段を駆ける時間が足りない。
しかし、間に合った。
詠唱は完成される。

『落ちよ、万物を砕く精霊の槌!!』
「い、今です!!」

マリアから借り受け、ピサロに持たされた『引き寄せの杖』の力。
フォズのサポートがあってこそ、この詠唱は完成した。
二人が見せる、感謝の笑み。
それが大神官フォズの心を、共に戦う戦士たらしめる。
まるで祝福のように、爆光が祭壇に立つ三人をまるで太陽のように照らし出した。


『 イ オ ナ ズ ン !!』


重ねた掌が、輝いた。

731 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:33:48 ID:OFe/BtBW0
 

732 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:34:07 ID:VmmENYGL0


733 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:34:55 ID:VmmENYGL0


734 :不死身の敵に挑む25/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:34:59 ID:apxaYlbI0



―世界が、爆ぜた。
そこに人々が居たなら、こんな表現を後世に伝えるだろう。
それほど大規模に空間が揺らいだ。

「……なんて威力だ」
「やりおるわ」

アレンとアレフは、祭礼の間の一角だった場所にいた。
後方に入ってきた扉の残骸が、蝶番一つでぶら下がっている。
そして床が、壁が、異空間にふわふわと浮かぶ浮島。
そう表現するしかない場に立っていた。

「……ですが、これは……」
「始まりに、過ぎません」

エイトが、アリスが油断なく吹き飛んだ相手を警戒し見据える。
彼らは、祭壇と繋がる赤絨毯がまだ無事な浮島の床に立っている。
だが、四方どこにも壁が無い。
この空間に投げ出されれば、どうなってしまうのだろう。
及びもつかない恐怖だった。

バサッ。
バサッ、バサッ。

破滅が羽音を立てて、やってくる。

「……来る」
「あの時と……同じ……」
「……」

祭壇の上、ピサロは息を呑む。
マリアは眼を見開き、過去の戦いを回想した。
そしてフォズは、すっかり言葉をなくす。
神に仕える立場であるフォズ。
だが異教の神の恐ろしさに、少女は祈りを一瞬忘れた。
蝙蝠のような、巨大な羽。
その身をギラつかせる、鱗。
どこまで裂けているのか、どこまで深いのか、地割れを思わせる口。
どんな剣でも容易く餌食にできてしまいそうな、鋭い牙。
血を思わせる、深紅の輝きを放つ眼。
世界の断片が散らばる異空間。
彼らを見下す形で、破壊の神はそこに降臨した。

『グギャアアアアァァァァッ!!!』


735 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:35:03 ID:xq65Yqfr0


736 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:35:08 ID:5r+PLzyU0


737 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:36:19 ID:VmmENYGL0


738 :不死身の敵に挑む26/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:36:26 ID:apxaYlbI0
「……」

交わす言葉は無い。
ハーゴンの面影もまた、無い。
彼らの戦いの前には口上、賛辞、前置きなど何一つ存在しない。
なぜなら、目の前の存在は死を導く者。
死の先には、何も―無い。

「……行こう」

誰が誰とも無く、そう呟いた。
奇しくも虹色と同じ数、七つの力。
破壊神を滅せんと、矛先を一つにする。
彼らは、不死身の敵に挑む。




【???/世界の残骸/ゲーム終了・最終戦闘開始】






【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP9/10 MP微消費 左足に刺傷(完治) 首輪なし
[装備]:ロトの剣 ロトの盾 鉄兜 風のアミュレット
[道具]:支給品一式 氷の刃 消え去り草 無線インカム
[思考]:このゲームを止めるために全力を尽くす

【アリス@DQ3勇者】
[状態]:HP8/10 身体に絞跡 MP微消費 首輪なし
[装備]:メタルキングの剣 王者のマント 炎の盾 星降る腕輪 
[道具]:支給品一式 ロトのしるし(聖なる守り)炎のブーメラン 
    祈りの指輪(あと1.2回で破損) ビッグボウガン キラーマシンの矢×17
[思考]:仲間達を守る 『希望』として仲間を引っ張る


【エイト@DQ8主人公】
[状態]:HP8/10 額から出血(治療済) MP微消費 首輪なし
[装備]:メタルキングの槍 布の服 マジックシールド はやてのリング
[道具]:支給品一式 イーグルダガー 無線インカム 
     84mm無反動砲カール・グスタフ(グスタフの弾→発煙弾×1 照明弾×1)
[思考]:悲しみを乗り越え、戦う決意

【竜王@DQ1】
[状態]:HP8/10 MP微消費 人間形態 首輪なし
[装備]:竜神王の剣 さざなみの剣
[道具]:外れた首輪(竜王) 魔封じの杖 破壊の鉄球
[思考]:この儀式を阻止する 死者たちへの贖罪

739 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:36:42 ID:5r+PLzyU0


740 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:37:33 ID:VmmENYGL0


741 :不死身の敵に挑む27/27 ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:37:34 ID:apxaYlbI0


【ピサロ@DQ4】
[状態]:HPほぼ全快 MP7/10 右腕使用不能 首輪なし
[装備]:鎖鎌 闇の衣 
[道具]:支給品一式 首輪×5[首輪二個 首輪(分解) 首輪×2]
     飛びつきの杖(2) アサシンダガー プラチナソード 奇跡の石
     ピサロメモ 宿帳(トルネコの考察がまとめられている)   
[思考]:破壊神の破壊
※ピサロの右腕は通常の治療では完治できません。
 また定期的な回復治療が必要であり、治療しないと半日後くらいからじわじわと痛みだし、悪化します。
 完治にはメガザル、超万能薬、世界樹の雫級の方法が必要です。 


【フォズ@DQ7】
[状態]:HP健康(神秘のビキニの効果によって常時回復) MP9/10 首輪なし
[装備]:引き寄せの杖(1) 神秘のビキニ(ローブの下) 
[道具]:支給品一式  アルスのトカゲ(レオン) 天罰の杖
     神鳥の杖 祝福サギの杖[7] ドラゴンの悟り 
     あぶないビスチェ 脱いだ下着 
     太陽のカガミ(まほうのカガミから変異)錬金釜 ラーの鏡 
     天馬の手綱(ファルシオン)
[思考]:ゲームには乗らない ピサロとともに生きる


【マリア@DQ2ムーンブルク王女】
[状態]:HP健康 MP微消費 首輪なし
[装備]:いかずちの杖 布の服 
[道具]:小さなメダル 聖なるナイフ 鉄の杖
    ルビスの守り(紋章完成)インテリ眼鏡 風のマント
[思考]:全てを終わらせる







【破壊神シドー@DQ2】
[状態]:HP??? MP??? 
[思考]:死導

742 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:37:36 ID:OFe/BtBW0
 

743 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:37:44 ID:5r+PLzyU0


744 : ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:42:33 ID:apxaYlbI0
投下完了いたしました。
再三見直したつもりですが、変な改行が入ってしまったのが数カ所あります。
申し訳ありません…
今年初の投下、支援してくれた方々ありがとうございます。
誤字脱字、また矛盾点などの指摘お待ちしています。
感想もお待ちしております、くれると今年一年頑張れる気がする。
いろいろな要素を詰め込んだ結果ハイスペックハーゴン&シドーになりました。
そのあたりが気になるお方がいらしたらすみません。
まあラスボスですので多少は目をおつぶりくださるとありがたく思います。
では支援してくださった方々、そして読んでくださった皆様ありがとうございました。

745 : ◆I/xY3somzM :2011/01/07(金) 21:43:43 ID:apxaYlbI0
>>665
ピサロの一瞬だけ纏う闇は、その膨大な量の炎を全て受け止めたらしい。

ハーゴンが一瞬だけ纏う闇は、その膨大な量の炎を全て受け止めたらしい。


746 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:44:38 ID:x9ZdBhE60
乙乙!
とうとうラストバトルですな。感慨深い…

747 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:45:22 ID:5r+PLzyU0
投下乙でした
これからじっくり読ませていただきます

748 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:45:41 ID:xq65Yqfr0
投下乙!!支援乙!!みんな乙!!!

もう、もう、なんつうか、泣く…どんな運命が待っていても泣くぜ…
このパーティだいすきだああああ

749 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 21:46:30 ID:VmmENYGL0
投下乙!
きた! ついに来た! 最終決戦!
読みたい! もう続きがマジで読みたい!
タラタメて投下乙でした!

750 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/07(金) 22:18:40 ID:OFe/BtBW0
投下お疲れ様でした。

すごい。とにかくすごい。
序盤の絶望的な劣勢から、ピサロ達の合流、各々の闘う理由とその意志を抱え直していく様、
運命を分けあった二人の最強呪文。いろんなものが昇華していった気がする。
いろいろ思い悩み合った「生存者」7人が、一つの「パーティー」になった瞬間が見えた。
ロトの天然ぶりに呆れるピサロの図はもはや様式美で、そういうのも良い。

スローペースになって数年経って、新作が投下される度に、
「ここまできた」「終わりに近づいてきた」と感じてきたけど、今日はそれが一段と深かった。
非常に良かった。GJです。

751 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 07:28:08 ID:odUgkRGq0
今さらだけど、シドー=死導ってなんだかな
破壊の宴と書いてバトル・ロワイアルと読むとか
すげーいい流れだと思うけど、そのあたりの単語でちょっと失笑してしまう

752 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 12:06:06 ID:f81W/7QD0
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1294453193/
上のロワ語りの日程が変わったので間違えて書き込まないように気をつけよう

>>751
マジックバリア臭を感じるかもな、DQ的スメルがしないって意味で
まあ破壊の宴のほうはモンスターバトルロードで出てたの見たよ

753 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 12:31:09 ID:odUgkRGq0
>>752
いやーDQ的かどうかっつーより、当て字が無理やりくさい。シドーはシドーでええやろと。
破壊の宴も、バトル・ロワイアルも別に構わんけど(もともとバトロワだし)
それならそれで破壊の宴は破壊の宴と読みやがれと。
だって、ゾーマを「造魔」(魔物を作り出す者)
デスピサロを「死悲鎖郎」(悲劇に縛られた死を生み出す男)て言うようなもんだろう?

754 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 12:52:46 ID:OUUAiLqC0
そんな個人的な違和感じゃ修正や破棄の要因にはならないよ
別に修正とか求めるわけじゃなくてただ難癖付けたいだけって言うんだったら不毛だからもう黙っとけ

755 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 12:57:19 ID:vu8KOV550
>>753
初めから読めばわかる、元々こういうノリだった

756 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 13:01:40 ID:odUgkRGq0
>>754
いや、別に修正や破棄は求めてない。流れはすごくいいと最初に書いた
感想って、手放しで誉めてGJって言わんとダメってわけでもないだろ?
これくらいは言わせておくれよ

757 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 13:18:26 ID:0pCp3IYR0
チラシの裏にでも書いとけ
批評家気取りウザい

758 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 16:01:04 ID:lETfTiXh0
書いてもらってんのに文句いうやつって•••

759 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 19:12:04 ID:hZ1ogDck0
投下乙です!
749さんと同意見!
続きが気になる!

けど、書き手の方は忙しい中、作品を投下してくれている
だから無理をしない程度に頑張って欲しい

本当に投下乙でした!


760 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 19:35:23 ID:Xtlsmux/0
投下おつかれさま!

761 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/08(土) 20:32:23 ID:zRSQRbP30
グギャアアアアァァァァッ!!!って確か9でのシドーのセリフだよな、芸が細かいw

762 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2011/01/09(日) 11:31:41 ID:QiLpqMVt0
新作GJでした!
シドーの描写が不気味で気持ち悪くて、これぞラスボスという感じ
マリアとピサロのイオナズン相乗詠唱(フォズ支援)とか
アリスの蒼雷とアレンの白雷が絡み合ってハーゴンに迫る様とか
絵になって目に浮かぶようで非常に格好良かった!GJ!

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